【2次試験】2次試験突破のためのヒントが隠れている?(中編)
今回は2018年度の2次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。
前回の記事「【2次試験】2次試験突破のためのヒントが隠れている?(前編)」では、筆者から「コンサルとしてValueを出すための観点と中小企業診断士2次試験には関係があるのではないか?」という点を提起した。
今回はその続編である。
まずは以下の成長フローを見ていただきたい。

このフローを2次試験に照らし合わせた場合、以下の2つの見方がある。
【見方①:中小企業診断士2次試験突破に必要な能力】
この点については過去記事「【2次試験】「2次試験突破に必要な能力」における重要な原理原則」をもう一度お読みいただきたい。
ポイントは以下の4点である。
①「1次知識力」は、「読む」「考える」「書く」のすべての能力を支えるインフラ的な役割を果たしている。
→「1次知識力」が弱いと、「読む」「考える」「書く」のすべての能力が弱まる。
②「論理力」は、「読む」「考える」「書く」のすべての能力を支えるインフラ的な役割を果たしている。
→「論理力」が弱いと、「読む」「考える」「書く」のすべての能力が弱まる。
③「考える力」は「読む力」をインプットにして活かされる能力である
→「読む力」が弱いと、正しく考えられない可能性が高まる。
④「書く力」は「考える力」をインプットにして活かされる能力である
→「考える力」が弱いと、正しく書けない可能性が高まる。
2次試験突破に向けて効果的な学習をするためには、あなたは自分の弱点をしっかりと定めて、そこを効果的に克服していく必要がある。
そのためにも、上記の4つの原理原則をしっかりと踏まえ、正しい手段で弱点克服をしていってほしい。
【見方②:中小企業診断士2次試験を解く際の手続きフロー】
「インプット」「思考」「アウトプット」という3つのプロセスをよく見ると、これは以下の通り2次試験を解く際の手続きそのものとマッピングすることができる。
・「インプット」 → 与件文、設問文を読んで解釈する。
・「思考」 → 答案の骨子を考える。
・「アウトプット」 → 答案用紙に解答を書く。
ここでのポイントは
あなたが答練や過去問を解いた際に上手く対応できなかった問題は、上記3つのプロセスの具体的にどこがボトルネックになっているのかをしっかりと見極めた上で、対策を講じる
ことである。
あなたが上手く対応できなかった問題は、上記3つのプロセスのどこかに問題があったからである。
例えば以下のようなことが挙げられるだろう。
●インプット
・与件文を読んだときに、よく意味が分からない文(ワード、論理構成含む)があった。
・設問文を読んだときに、よく意味が分からないワードがあった。
・設問文を読んだときに、何を問われているのかがわからなかった(→何を問われているかわからなかった真因は?)。 etc
●「思考」
・答案の方向性や結論そのものがわからなかった。
・答案の方向性はわかったがそれを構成するための論理的なパーツ(与件文の根拠、1次知識)を利用できなかった。
・与件文の要素(事実)を抜き出しただけの答案しか想起できなかった。
・多面的な視点で答案を検討することができなかった。 etc
●「アウトプット」
・誤字、脱字、漢字忘れ、答案のマス目利用ルール違反等が発生した。
・指定字数内に文字数を収めることができなかった。
・因果関係が不明瞭な答案を書いてしまった。
・幼稚な表現、冗長・回りくどい表現等を用いて答案を書いてしまった、 etc
恐らくあなたが上手く対応できなかった問題は、上記の3つのプロセスそれぞれにおいて発生した問題が複合的に絡んで発生している可能性が高い。
ゆえにあなたは
それらの絡み合った問題をきちんと解きほぐした上で、それぞれに対して対策を決定することにより、次回の答練・過去問演習で同様の事象が再現しないようなアクションを採っていく必要がある
ということになる。
2次試験の難しさの一つに、「どのような対策を講じれば自分が合格に近づくのかが見えにくい」ということが挙げられる。
その難しさを克服するためポイントは、上記のような「分析と対策によるPDCAサイクル」を愚直に回していくことであると筆者は考えている。
マジコン診断士
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前回の記事「【2次試験】2次試験突破のためのヒントが隠れている?(前編)」では、筆者から「コンサルとしてValueを出すための観点と中小企業診断士2次試験には関係があるのではないか?」という点を提起した。
今回はその続編である。
まずは以下の成長フローを見ていただきたい。

このフローを2次試験に照らし合わせた場合、以下の2つの見方がある。
【見方①:中小企業診断士2次試験突破に必要な能力】
この点については過去記事「【2次試験】「2次試験突破に必要な能力」における重要な原理原則」をもう一度お読みいただきたい。
ポイントは以下の4点である。
①「1次知識力」は、「読む」「考える」「書く」のすべての能力を支えるインフラ的な役割を果たしている。
→「1次知識力」が弱いと、「読む」「考える」「書く」のすべての能力が弱まる。
②「論理力」は、「読む」「考える」「書く」のすべての能力を支えるインフラ的な役割を果たしている。
→「論理力」が弱いと、「読む」「考える」「書く」のすべての能力が弱まる。
③「考える力」は「読む力」をインプットにして活かされる能力である
→「読む力」が弱いと、正しく考えられない可能性が高まる。
④「書く力」は「考える力」をインプットにして活かされる能力である
→「考える力」が弱いと、正しく書けない可能性が高まる。
2次試験突破に向けて効果的な学習をするためには、あなたは自分の弱点をしっかりと定めて、そこを効果的に克服していく必要がある。
そのためにも、上記の4つの原理原則をしっかりと踏まえ、正しい手段で弱点克服をしていってほしい。
【見方②:中小企業診断士2次試験を解く際の手続きフロー】
「インプット」「思考」「アウトプット」という3つのプロセスをよく見ると、これは以下の通り2次試験を解く際の手続きそのものとマッピングすることができる。
・「インプット」 → 与件文、設問文を読んで解釈する。
・「思考」 → 答案の骨子を考える。
・「アウトプット」 → 答案用紙に解答を書く。
ここでのポイントは
あなたが答練や過去問を解いた際に上手く対応できなかった問題は、上記3つのプロセスの具体的にどこがボトルネックになっているのかをしっかりと見極めた上で、対策を講じる
ことである。
あなたが上手く対応できなかった問題は、上記3つのプロセスのどこかに問題があったからである。
例えば以下のようなことが挙げられるだろう。
●インプット
・与件文を読んだときに、よく意味が分からない文(ワード、論理構成含む)があった。
・設問文を読んだときに、よく意味が分からないワードがあった。
・設問文を読んだときに、何を問われているのかがわからなかった(→何を問われているかわからなかった真因は?)。 etc
●「思考」
・答案の方向性や結論そのものがわからなかった。
・答案の方向性はわかったがそれを構成するための論理的なパーツ(与件文の根拠、1次知識)を利用できなかった。
・与件文の要素(事実)を抜き出しただけの答案しか想起できなかった。
・多面的な視点で答案を検討することができなかった。 etc
●「アウトプット」
・誤字、脱字、漢字忘れ、答案のマス目利用ルール違反等が発生した。
・指定字数内に文字数を収めることができなかった。
・因果関係が不明瞭な答案を書いてしまった。
・幼稚な表現、冗長・回りくどい表現等を用いて答案を書いてしまった、 etc
恐らくあなたが上手く対応できなかった問題は、上記の3つのプロセスそれぞれにおいて発生した問題が複合的に絡んで発生している可能性が高い。
ゆえにあなたは
それらの絡み合った問題をきちんと解きほぐした上で、それぞれに対して対策を決定することにより、次回の答練・過去問演習で同様の事象が再現しないようなアクションを採っていく必要がある
ということになる。
2次試験の難しさの一つに、「どのような対策を講じれば自分が合格に近づくのかが見えにくい」ということが挙げられる。
その難しさを克服するためポイントは、上記のような「分析と対策によるPDCAサイクル」を愚直に回していくことであると筆者は考えている。
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