「情報」と「知識」と「知恵」の区別はできているか?
あなたは「情報」と「知識」と「知恵」の違いがわかるだろうか?診断士試験合格はもちろん、あなたがマジなコンサルタントとなる上で、この3者の違いを理解していることは極めて重要である。
いつもの通りシンキングタイムをとるので、少し考えてみてほしい。
(シンキングタイム 1分)
整理できただろうか?ちなみにこの3者の違いをすぐに言えなかった読者は、今日の記事の内容をしっかり把握して、すぐにでも日々の勉強に活かさねばならない。あなたがもしこの違いを理解していなかったとしたら、経営コンサルタントとしての実務はおろか、診断士試験に合格することさえもままならない。
筆者はこの3者の違いを以下の通り理解している。
■情報(Information):事物・出来事などの内容
・第三者の経験やデータによって裏付けされている
・人間に思考するきっかけを与えるもの
■知識(Knowledge):あるものごとについて知っていること
・情報を何かに利用できる形や応用できる形に具体化したもの
■知恵(Wisdom):物事を理解し適切に処理する能力
・試験では「応用力」に近しい
・実務では実践力に近しい
※実践力:知識を使い、個人の独自ノウハウなどを加えて別の新しい価値を生み出す力
診断士試験の勉強になぞらえて、具体例を例示してみよう。
(具体例)
■情報→テキストに載っている用語や理論
■知識→記憶した知識・理論
「へ~、そうなんだ。よし覚えた」
■知恵→記憶した知識を使って試験問題に適切に解答する能力
「あれ、覚えたはずなのに解答の選択肢を選べない(1次試験)」「これ覚えたのにどう書けばよいかわからない(2次試験)」
上記を図示すると、以下の通りとなる。

上の図から、あなたが「診断士試験に合格する」という短期的な目標を達成する上では、3つのハードルがあることがわかる。
【ハードル①】
情報の選択を誤らない、もしくは誤って見ない(ありのままに見る)
【ハードル②】
必要な情報を知識として脳に確実にストックする
【ハードル③】
ストックした知識を使って適切に処理する
ここで大事なことは、上記ハードルは①→②→③の順で進むこと、つまり①→②→③は因果関係にあることである。仮にあなたが模試や過去問演習等を通じて何かしらの問題・課題を認識した場合、その原因を③に求めがちである。しかし、その原因は常に③そのものにあるとは限らず、①や②にある可能性も十分考えられる。もしかすると、①、②、③すべてに原因があるかもしれない。ゆえにあなたは、問題・課題に直面した時にはその真因を正確に分析・把握し、その真因に対して適切な打ち手を講じる必要があるのである。トヨタ自動車では、5回のなぜを自問自答する「なぜなぜ分析」を製造現場のカイゼンにつなげている。あなたも試験合格に向けたカイゼンを図るためには、真因分析をしっかりと行う必要がある。真因にたどり着ければ、あなたは効果的な打ち手を講じることができ、短期間で得点力UPを図れる可能性を高められるはずである。
なお、もしあなたがハードル②「必要な情報を知識として脳に確実にストックする」で躓いているのであれば、受験機関の講師の説明や他の受験生ブログを通じた情報収集は最適な手段である。なぜならばハードル②を乗り越えるためには、テクニック論や語呂合わせといった手段が非常に有効だからである(もちろん自分で考えた語呂合わせでもよい)。筆者はマジなコンサル診断士になることを読者に強く推奨しているが、以前にも述べたようにテクニック論や語呂合わせを否定しているわけでは決してない。経営コンサルタントとしての実務での活用を想定したとしても、目的志向で考えれば必要な情報をクライアント先で迅速にアウトプットできさえすればよいのである。別に語呂合わせだろうが何だろうが、アウトプットできさえすればよいのだ(筆者は実務においても、今だに中小企業基本法の中小企業者の定義を語呂合わせで引っ張り出している)。ぜひあなたの情報リテラシを駆使して、目的とする情報に行き着いてほしい。
一方で、ハードル③「ストックした知識を使って適切に処理する」については、それを支えるための「ある能力」が別途必要となる。筆者がこの診断士受験会で最も問題だと考えているのは、この「ある能力」に関して受験生にきちんと教えていると思われる人間を見聞きしないことである。この「ある能力」は、筆者に言わせれば「コンサルタントとして必須の能力」である。巷で「地頭がよい」と言われる人は、総じて「この能力が高い」と筆者は考えている。そしてこの能力は決して先天的なものではないことから、筆者がこのブログを通じ、全身全霊を捧げて受験生や世の診断士に発信したい渾身のテーマの1つでもある。このテーマに関しては、別途有料コンテンツとして近日ご提供する予定である。本ブログでアナウンスするので、ぜひご期待いただきたい。
マジコン診断士
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筆者はこの3者の違いを以下の通り理解している。
■情報(Information):事物・出来事などの内容
・第三者の経験やデータによって裏付けされている
・人間に思考するきっかけを与えるもの
■知識(Knowledge):あるものごとについて知っていること
・情報を何かに利用できる形や応用できる形に具体化したもの
■知恵(Wisdom):物事を理解し適切に処理する能力
・試験では「応用力」に近しい
・実務では実践力に近しい
※実践力:知識を使い、個人の独自ノウハウなどを加えて別の新しい価値を生み出す力
診断士試験の勉強になぞらえて、具体例を例示してみよう。
(具体例)
■情報→テキストに載っている用語や理論
■知識→記憶した知識・理論
「へ~、そうなんだ。よし覚えた」
■知恵→記憶した知識を使って試験問題に適切に解答する能力
「あれ、覚えたはずなのに解答の選択肢を選べない(1次試験)」「これ覚えたのにどう書けばよいかわからない(2次試験)」
上記を図示すると、以下の通りとなる。

上の図から、あなたが「診断士試験に合格する」という短期的な目標を達成する上では、3つのハードルがあることがわかる。
【ハードル①】
情報の選択を誤らない、もしくは誤って見ない(ありのままに見る)
【ハードル②】
必要な情報を知識として脳に確実にストックする
【ハードル③】
ストックした知識を使って適切に処理する
ここで大事なことは、上記ハードルは①→②→③の順で進むこと、つまり①→②→③は因果関係にあることである。仮にあなたが模試や過去問演習等を通じて何かしらの問題・課題を認識した場合、その原因を③に求めがちである。しかし、その原因は常に③そのものにあるとは限らず、①や②にある可能性も十分考えられる。もしかすると、①、②、③すべてに原因があるかもしれない。ゆえにあなたは、問題・課題に直面した時にはその真因を正確に分析・把握し、その真因に対して適切な打ち手を講じる必要があるのである。トヨタ自動車では、5回のなぜを自問自答する「なぜなぜ分析」を製造現場のカイゼンにつなげている。あなたも試験合格に向けたカイゼンを図るためには、真因分析をしっかりと行う必要がある。真因にたどり着ければ、あなたは効果的な打ち手を講じることができ、短期間で得点力UPを図れる可能性を高められるはずである。
なお、もしあなたがハードル②「必要な情報を知識として脳に確実にストックする」で躓いているのであれば、受験機関の講師の説明や他の受験生ブログを通じた情報収集は最適な手段である。なぜならばハードル②を乗り越えるためには、テクニック論や語呂合わせといった手段が非常に有効だからである(もちろん自分で考えた語呂合わせでもよい)。筆者はマジなコンサル診断士になることを読者に強く推奨しているが、以前にも述べたようにテクニック論や語呂合わせを否定しているわけでは決してない。経営コンサルタントとしての実務での活用を想定したとしても、目的志向で考えれば必要な情報をクライアント先で迅速にアウトプットできさえすればよいのである。別に語呂合わせだろうが何だろうが、アウトプットできさえすればよいのだ(筆者は実務においても、今だに中小企業基本法の中小企業者の定義を語呂合わせで引っ張り出している)。ぜひあなたの情報リテラシを駆使して、目的とする情報に行き着いてほしい。
一方で、ハードル③「ストックした知識を使って適切に処理する」については、それを支えるための「ある能力」が別途必要となる。筆者がこの診断士受験会で最も問題だと考えているのは、この「ある能力」に関して受験生にきちんと教えていると思われる人間を見聞きしないことである。この「ある能力」は、筆者に言わせれば「コンサルタントとして必須の能力」である。巷で「地頭がよい」と言われる人は、総じて「この能力が高い」と筆者は考えている。そしてこの能力は決して先天的なものではないことから、筆者がこのブログを通じ、全身全霊を捧げて受験生や世の診断士に発信したい渾身のテーマの1つでもある。このテーマに関しては、別途有料コンテンツとして近日ご提供する予定である。本ブログでアナウンスするので、ぜひご期待いただきたい。
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