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現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】受験科目を決定する上でのポイント

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。

前回の記事(コチラ)では、1次試験の特性に関してお話しした。今回はその話を踏まえ、あなたの来年の1次試験受験科目を決定する上でのポイントをお伝えする。


前回の記事でお伝えした通り、1次試験は年度によって科目ごとの難易度が大きく変動する。それは以下のグラフを見れば一目瞭然である。
1次試験の科目別合格率の推移


上のグラフを見ていただくとわかるように、毎年サービス科目と地雷科目がそれぞれ1~2科目ずつ存在する傾向にある(年度によって異なる)。仮にあなたが苦手としている科目であったとしても、受験年度にその科目がサービス科目となった場合は、あなたがその科目で合格点を取れる可能性は高くなる。逆にあなたが得意としている科目であっても、受験年度にその科目が地雷科目となった場合は、あなたはその科目で貯金を作るどころか、合格点を取ることも難しくなるかもしれない。中小企業診断士試験の1次試験とはそういう試験であるということをまずご認識いただきたい。


さて、以上の特性を踏まえると、受験科目とポートフォリオ効果は以下の図の通りになる。
1次試験:受験科目数とポートフォリオ効果

あなたは「ポートフォリオ効果」という言葉を知っているだろうか?(診断士試験では財務のファイナンスで習う用語)。ポートフォリオとは「資産構成」、要は投資家が保有している金融商品の一覧や、その組み合わせのことである。ポートフォリオ効果とは、「複数の値動きの異なる金融商品を組み合わせて分散投資することにより、個々の金融商品のリターンとリスクが相殺され、ポートフォリオ全体としてのリスクが軽減されること」である。

さて、上記内容を診断士1次試験に当てはめて考えると、どうなるだろうか?ここで金融商品を「受験科目」、リスクとリターンを「科目の難易度」に置き換えて考えればわかる。つまり、7科目で受験するとリスクとリターンが相殺されるので、ポートフォリオ効果が高くなり不合格リスクが最も低くなる。一方で、1科目のみで受験すると、リスクかリターンのいずれかになりポートフォリオ効果は0となる(つまり博打になる)ので、不合格リスクが最大となるということである。
※厳密に言えば、地雷科目を凌駕するほどあなたの実力が高ければリスクはリスクでなくなる、つまりポートフォリオ効果が無関係となることは事実である。しかし、診断士1次試験の地雷科目は科目合格率が2~3%になる場合もある。そのことを前提に、本ブログではそれをコントロールできないリスクと捉えて話を進める。


以上より、あなたが確実に1次試験を突破したいと考えているのであれば、ポートフォリオ効果を踏まえた上で受験科目数を決定する方がベターということになる。




では、具体的にどのように受験科目を決定すればよいのだろうか?単純にポートフォリオ効果のみを重視して、科目免除権を持つ科目があるにも関わらずいつも7科目を受験すべきなのだろうか?

もちろん、答えはNoである。


受験科目を決定する上では、

①1次試験を突破できる確率が高い方法
②1次合格後そのまま2次試験突破へつなげられる確率が高い方法
③科目の得意・不得意を踏まえた方法


の3点を考慮すべきであると考える。

①については、上記でご説明した内容である。つまり、負担にならない範囲で受験科目数を増やしてポートフォリオ効果を出すということになる。

②、③については補足の説明が必要であろう。

まず②についてであるが、2次試験は4つの事例(事例Ⅰ~事例Ⅳ)が出題される。2次試験の各事例と1次試験との関係は、以下の通りである。

・事例Ⅰ(組織・人事に関する事例):主に企業経営理論と関係
・事例Ⅱ(マーケティング・流通に関する事例):主に企業経営理論と関係
・事例Ⅲ(生産・技術に関する事例):主に運営管理と関係
・事例Ⅳ(財務・会計に関する事例):主に財務・会計と関係

この点を踏まえれば、先ほどお示しした「1次合格後そのまま2次試験突破へつなげられる確率が高い方法」の意味をご理解いただけるだろう。つまり、2次試験と関係性の高い科目はなるべく受験したほうがベターということである。なお、財務に関しては他の科目と比較して特に2次試験とのシナジー効果が大きいと筆者は考えている。誤解を恐れずに言えば、1次財務でしっかりと公式をマスターし計算を無意識レベルでできるまでに鍛錬すれば、2次試験で合格点を確保することはそれほど難しくないと思っている。つまり、1次試験と2次試験のギャップが最も小さい科目はどれかと聞かれれば、筆者は財務であると答える。

③得意・不得意科目に関しては、やはり考慮が必要な要素であろう。ポートフォリオ効果を得るために、わざわざ不得意な科目を追加して結果的に多くの勉強時間を投入することになってしまっては非常にムダが多い。もしポートフォリオ効果を得たいのであれば、得意科目から優先的に追加していくのが最もベターな方法になるということである。


以上色々説明してきたが、今回のポイントをまとめる。ポイントは以下の3点である。

複数年での合格を目指す、または現在科目合格中の受験生は、ポートフォリオ効果を踏まえて受験科目を決めるべし
その時に考慮すべき点は、「①2次試験とのシナジー」と「②得意・不得意」の2点である
科目難易度に関してはコントロール不可能な要素として考え、考慮しない


今回お伝えした内容は、あなたの診断士試験突破戦略上非常に重要である。ぜひ十分に検討した上で、決定してほしい。



最後に今年初めて1次試験を受験する読者へ。

現在はおそらく「企業経営理論」を勉強しているのだろうか?企業経営理論は比較的勉強していて楽しいので良いのだが、今後「うわっ!この科目キツイ!挫折しそう」と思う科目が出てくるはずである。ちなみに筆者に取っては「経済」と「中小」であった。前者はこれまで勉強したことがない科目であったため、後者に関しては理屈抜きで「とにかく覚えるだけ」のものが他の科目より相対的に多かったためである。

後になってビックリしないようにする上では、以下の書籍がオススメである。


筆者も手に取って一通り読んでみたが、ハッキリ言ってこの本だけで診断士1次試験に受かるのは100%不可能である。しかし一方で、1次試験全7科目の概要をわかりやすく解説しているので、「1次試験の各科目(7科目)ではどういうことを勉強するのか?」「自分が得意となりそうな科目、苦手となりそうな科目はどれか?」を事前に把握する上では、有用な書籍だと思う。この書籍で確認した内容を基に、現時点での科目合格戦略を立ててみるのもよいかもしれない。


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【2次試験】問題用紙を開いてから答案作成までのステップを考える

昨日の記事(コチラ)では、筆者初の参考書兼問題集コンテンツをリリースしたのだが、こちらも大変多くの読者の方にご購入いただいている。本当にありがとうございます。本コンテンツをご購入いただいた方は、今日の通勤電車からさっそく繰り返しルールの内容理解と問題演習を繰り返してほしい。必ずやあなたの「読む力」にプラスの影響を与えるだろう。そして本コンテンツの内容が一巡して読む力の基礎力が高まった時点で、これまであなたが解いてきた過去問の与件文をもう一度取り出し、本メソッドを活用しながら再度すべて読み直してみてほしい。与件文の見え方がガラリと変わるはずである。



さて、2次本試験まであと1ヵ月あまり。筆者も2次試験に関して色々書いてきたが、ここらでしっかりと情報を整理する必要があるだろうと考えている。というのも、これまで筆者のブログをご愛読いただいている読者には、本ブログで学んだ内容を改めておさらいして頂くことで、本年度の2次試験突破を果たしてほしいと考えているからである。


以下の図は、答案作成のステップと3つの力の関係を示している。
答案作成のステップ


本ブログの読者であるあなたは、上の図に書かれている内容を本ブログのどこかで見聞きしているはずである。次回の記事からは、上の図に書かれている内容に沿って、これまで筆者が発信してきた内容をおさらいすると共に、+αの内容を付け加えて、あなたの答案プロセスを総点検していきたいと考えている。ぜひご期待いただくと共に、本ブログを継続してお読みいただきたいと思う。

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【2次試験】「中小企業診断士2次試験対策【勇者の読解】~基礎力養成編」を公開しました

先日の記事(コチラ)では、「読む力」を高めるためのポイントについてお伝えした。

上記記事でもお伝えしたが、自身の受験指導の経験上、筆者は「読解力向上」がボトルネックとなって困っている受験生が2次試験においてはかなり多いだろうと言う仮説を持っている。「読解力の向上」が課題だと認識している受験生であればまだいい。さらに言えば、そもそも読解力の向上が課題であることにすら気づいていない受験生の方が圧倒的に多いとすら思っている。


筆者がなぜそれほどまでに「読む力」にこだわるのか?


以下の図を見て欲しい。以下の図は、前からあなたにお見せしている「2次試験突破に必要な能力」を示した図である。
2次試験突破に必要な能力

あなたもご承知の通り、診断士2次試験は論述式の筆記試験形式で実施される。論述式の筆記試験であるということは、あなたの2次試験の合否は、試験のアウトプットである「答案」で決定付けられることになる。

さて、それではあなたの2次試験の合否判定をされる唯一の手段である「答案」を作成する上で、あなたはどのような作業手順を踏むだろうか?それは、上記でお示しした「2次試験突破に必要な能力」でお示ししたとおり、「①読む」→「②考える」→「③書く」の作業手順で進むことになる。

以上よりわかることは、

「読む」作業は答案作成に向けた最初の作業であるため、あなたの「読む力」はその後の「考える」「書く」というすべての作業に影響を与えることになる

ということである。



さて、前置きが長くなったが本題に入ろう。本日、新たな有料コンテンツをリリースした。

今回リリースした有料コンテンツは「中小企業診断士2次試験対策【勇者の読解】~基礎力養成編」である。

文字通り、マジなコンサル診断士を目指す2次試験受験生の内、与件文・設問文の読解力が合格の阻害要因となっていると感じており、読解力を高めて2次試験突破を目指したい人をターゲットにした参考書兼問題集コンテンツである。本コンテンツは、2次試験過去問の与件文・設問文のみを題材にして、一貫して「読む力向上」に必要な内容を説明している。
※最終の推敲作業に手間取った関係で、リリース日が1日遅れてしまい申し訳ございませんでした。


本コンテンツでは、筆者が読解が関わる試験問題を解く際や、日々のビジネスシーンで精読が必要な際に、自身で実践している読解のメソッドの基礎部分をルール化・体系化している。その意味で言えば、「コンサルタントはこう読解する」というノウハウの基礎部分を形式知化したコンテンツであると言えるだろう。本コンテンツを作成する過程では、現代文や英語の大学受験向け参考書を筆者自身が読み漁り、その中から診断士2次試験に真に必要な部分のみを昇華して編集してある。その意味で言えば、本コンテンツは読解力にける「受験ノウハウ×コンサルスキル」が融合した診断士受験専用の読解用参考書兼問題集となっているので、国語の参考書など活用した本コンテンツ以外の読解に関する勉強はあなたにとって一切不要であると断言できる。

コンサルタントの読解力の肝は「論理力を駆使して読むこと」にある。その意味では、2次試験突破に必要な能力の以下の桃色枠内の養成をサポートするコンテンツという位置づけになる。
読解力


本コンテンツでは読解力の肝となる基礎部分を4つのルールとして原理原則化している。まずはそのルール(原理原則)を解説しあなたが理解をした上で、演習問題を通じてあなた自身がそれを実践して着実にステップアップできるように工夫し編集してある。


本コンテンツを通じてあなたにもたらされるであろう期待効果は、

文章を記号化(ビジュアル化)することを通じて、与件文・設問文を「論理的・正確に」「速く」読めるようになる

ということである。このメソッドは、筆者自身が大学受験(現代文、古文、英語)と診断士2次試験を通じて効果を実証済みである。故にその効果を診断士受験生であるあなたにも実感いただこうという意図で、今回思い切ってそのメソッドを公開することとした。

なお、2次本試験までの日数は限られているので、ここから新しいことにチャレンジすることに躊躇する受験生も多いことだろう。その点はご心配ない。本コンテンツの総演習問題数の80%以上は紙・鉛筆が不要、すなわち1次テキストのように電車移動時等のスキマ時間を活用して学習ができるように編集している。つまり、このコンテンツを通じた学習が、あなたのデスクでの2次試験の勉強時間を減らすことはないということである。あなたのデスクでの勉強時間を犠牲にせず、新たなノウハウ・メソッドを習得できる点において、本コンテンツがあなたの2次試験学習にプラスの効果をもたらすことはあったとしても、マイナスの効果をもたらすことはないと思っている。


本コンテンツは筆者独自のノウハウとメソッドそのものを含んでいるため、有料とさせていただいている。もちろんその分、作成に投入している時間も本ブログとは比較にならず、過去の筆者の有料コンテンツ至上最大の文字数29,804字(画像48枚あり)と非常にボリュームのある内容となっている。その分、価格もこれまでのコンテンツより高めに設定している。
なぜ本コンテンツがこれほどのボリュームであり、かつ高めの価格設定となっているかと言えば、本コンテンツは参考書・問題集と同じ位置づけの内容となっているためである。本コンテンツでは、「基本ルールの説明+2次試験の過去問与件文を活用した演習問題(40問以上)」の形式を採用しており、その中身は正に参考書兼問題集となっている。その意味で、これまで筆者が世に出してきたコンテンツとは性質が異なる内容であり、その点を勘案したボリューム・価格設定となっている。その点を十分にご理解いただけると幸いである。本コンテンツの目次と書き出しの途中までは無料となっているので、そこまで読んでご興味があれば、ぜひご購入いただきたい(以下の画像をクリックすると、執筆の画面に遷移する)。
勇者の読解 ~基礎力養成講座




中小企業診断士2次試験対策の参考書・問題集として、「読解の基礎力養成」に特化した物は本コンテンツが史上初であろう。本コンテンツがあなたの2次試験突破の切り札になることを願ってやまない。


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【2次試験】速読の方法ってあるの?⇒ハイ、間違いなくあります

現在は情報があふれかえる正に情報化社会。このような特性の社会でビジネスパーソンが生き残っていくためには、あなたにとって効果的な情報を取得し、それらを効率的にインプットし、そしてそれをすぐさまアクションへとつなげていくことが求められる。有益な情報を効率的にアクションにつなげられる人はますます強くなり、逆に情報の波に飲まれて溺れている人はますます弱くなる。これこそがデジタルデバイトの本質。


近年、「速読」なる技を求めるビジネスパーソンが増えているのは、上記の社会的背景とは決して無関係ではない。きっと、「速読」が情報化社会で生き抜く上では重要なファクターとなることを薄々感じている人が多いということであろう。


では、「速読」なる技は本当に存在するのだろうか?その解は本記事のタイトルに書いた通りである。筆者の見解では

速読の方法は間違いなく存在する

となる。

なぜそのようなことを筆者が言えるのかと言えば、筆者自身がビジネスに必要な読書を速読によってこなしていることが多いからである。ちなみにどのくらいの速度かというと、(その読書をする目的次第で変動はするが)おおよそ300ページ本であれば1時間程度で読み終わるくらいの速度である。

「そんな魔法みたいなことができるの?」

と思う読者もいるかもしれない。



結論から言えば「もちろんできる」。しかし筆者も魔法使いではなくどこにでもいるただの凡人なので、そのようなことをできるようにするためには一工夫必要である。その一工夫とは、以下の3点である。

①本は全部読まず、読みたい部分だけ読む
②一度で読み切らず、何度も読む
③内容を無理に暗記しようとせず、インプットしたい箇所だけをノートに書き写しておく

筆者が魔法など使わずに、300ページの本を1時間程度で読み終わる理由があなたにもわかったことだろう。この方法を活用すれば、当初その本を読もうと思った目的を短時間でかつ十分に達成することができる。
※この速読に関しては、あなたがマジなコンサル診断士になる上で非常に重要かつごくごく基本的なスキルなので、改めて別の機会にじっくりご説明しようと思う。

速読



さて、現在のあなたは診断士2次試験に向けて勉強している。あなたの関心事は、「2次試験の与件文を読む際に、速読はできるのか?」ということであろう。

こちらも結論から言えば、上記でご説明した方法ではないものの、別の速読方法があるにはあるということになる。


では2次試験用の速読方法とはどのようなものなのか?

それは、

「1文1文を論理力を駆使して正確に読むこと」

である。これ以外にはない。

上記の読書の際の速読法とことなり、2次試験の与件文には「読まなくてよい部分」は存在しない。ゆえに、あなたが読みたい部分だけ読めば、あなたは答案作成に必要な部品を見落としてしまうことになり、合格から遠ざかってしまう。そうであるならば、「1文1文を正確に読む力をつけること」こそが、あなたの読む速度を速めることにつながるのである。そしてその正確に読む力をつける上では、「論理力を駆使して読む」ことが不可欠となる。


「速読」という技はこの世に確かに存在し、それはあなたももちろん習得可能なスキルである。しかし、ビジネスシーンで利用する「速読」と中小企業診断士2次試験突破のために利用する「速読」は、その性質が根本的に異なるものである。その点は十分ご留意いただきたい。


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【2次試験】読む力を高めるための重要ポイント

2次試験突破に必要な能力の内、今回は「読む力」を高めるポイントについて書こうと思う。


「読む力」と言えば「読解力」、「読解力」と言えば国語、もっと厳密に言えば高校で習う「現代文」を通じて鍛錬することになる能力である。筆者は中学時代は国語は対して勉強せずとも得点が取れていた科目であり、高校入試でも95%以上の得点率で合格した。ところが大学受験の時には、古文は高得点を取れていたのだが、現代文の得点が伸び悩み、全国模試の偏差値は58~61近辺を行ったり来たり。筆者は現代文は所詮日本語なのだから勉強などする必要はないと思い込んでいたのだが、この時に初めて気づいた。

「現代文できちんと得点を取るためには、正しい勉強方法を知り、その上できちんと鍛錬を積んで”読解力”を高める必要があるのだ」

ということに。


筆者はその後、自身で試行錯誤を重ねながらようやくヒントをつかんだ。そのヒントのカギは「論理力」にあった。





「いつやるの?今でしょ?」


この言葉をあなたはTVのCMで見聞きしたことがあるだろう。この言葉で一躍有名になったのは、大学受験予備校である東進ハイスクールの林修先生である。林先生、実は現代文の先生である。この林先生が非常によい言葉を言っている。筆者が大学受験の際に気づいた読解力のヒントは、すべてこの言葉に隠されている。その言葉は次の通りである。

「人間の思考の基盤は、”類比”と”対比”と”因果”によって成り立っている。」


この言葉を見て、あなたがそれを2次試験にどのように活かせばよいかがすぐにわかったということであれば、あなたには読解力の向上は不要であろう。

しかしもしあなたが自信の読解力に自信がなく、上記の言葉を聞いて「え?どういう意味?」と思っているのであれば、少なくともあなたが2次試験を突破する上でのカギの1つは「読解力の向上」にあると思って間違いない。



ここで告知である。

明日、筆者は新たな有料コンテンツをリリースする予定である。その名も

「中小企業診断士2次試験対策【勇者の読解】~基礎力養成編」

である。


以前からも本ブログを通じて発信している通り、診断士受験会において筆者が非常に不可解に感じているのが、「なぜ読解力に関する確たるメソッドを説明した診断士関連の参考書が1冊もないのか?」「なぜ読解力を強化する問題集がないのか?」ということである。

例えば過去問の解説をした書籍や過去問集。解説を読むと、「ここに〇〇と書いているので解答は××である」と書かれているものしか存在しない。こういう解説を読むと、いつも筆者は「受験生が知りたいのは結果ではなく、どうやってそれを受験生自身が本試験で気づけるのかということじゃないのか?」と一人突込みをしている(受験校の講師も参考書の執筆者も試験会場にいないのだから、受験生が自分の力で気づくことができるような説明がなされていなければ、その説明はナンセンスであるということになろう)。誤解を恐れずに言えば、「結果がこうだよ」という解説であれば、別にその解説は指導的立場にある人間がする必要はなく、時間をかければ誰でもできる仕事ということになると筆者は思っている。

筆者は自身の受験指導の経験上、読解力向上がボトルネックになって困っている受験生がかなり多いだろうと推測している。もっと言えば、そもそも読解力の向上が課題であることにすら気づいていない受験生の方が圧倒的に多いと思っている。


明日リリース予定のコンテンツでは、「論理力を駆使した読み方」をご説明し、あなたの読解力の基礎力を高めることを意図して作成している(最中である)。つまり、下図の2次試験突破に必要な能力の桃色線内部分の能力向上をサポートしようというものである。
読解力




明日リリース予定のコンテンツでは、読解力を高める4つのルールをあなたにお伝えしようと考えている。もちろん、そのルールを読んだだけでは「なるほど」と思うだけで、あなたがそれを2次本試験で活用することまで持っていくことは難しいだろう。なので本コンテンツでは、「基本ルールの説明+2次試験の過去問与件文を活用した演習問題(40問以上)」の形式を採用することで、あなたが2次試験で闘える実戦力を高められるように工夫して編集中である。

また、あなたの2次本試験までの少ない日数を勘案して、総演習問題数の80%以上は紙・鉛筆が不要、すなわち1次テキストのように電車移動時等のスキマ時間を活用して学習ができるように編集している。つまり、このコンテンツを通じた学習が、あなたのデスクでの2次試験の勉強時間を減らすことはないということである。

というわけで、読解力にお困りの読者はぜひご期待いただきたい。



…と告知はしてみたものの、まだコンテンツは現時点で未完成。明日予定通りリリースできるよう、筆者は今日最後の編集作業に取り掛かろうと思う。


最後にちょっとしたアンケートを。

先ほど筆者が書いた「受験生が知りたいのは結果ではなく、どうやってそれを受験生自身が本試験で気づけるのかということじゃないのか?」と一人突込みをよくしているという読者は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
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【1次試験】1次試験の特性を知っときましょう

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。
※現在は2次試験の約1か月前にも関わらず、1次試験向けの記事に対してポチを押してくれる読者、Twitterでいいねを押してくれる読者が結構いて、筆者も実は驚きである。いつもどうもありがとうございます。


さて、前回の記事(コチラ)で、筆者はあなたにあることを決めるようお伝えした。それは「来年8月の本試験までに7科目合計1,000時間(科目合格狙いの受験生は受験科目数×150時間)の勉強時間を確保する覚悟を決めること」である。今回の記事をあなたが見ているということは、あなたは本試験までに1,000時間の勉強時間を確保することを決めたということであろう。まずはそのあなたの覚悟に敬意を表したい。


あなたが覚悟を決めたところで、次のステップに移ろう。

前々回の記事(コチラ)で、筆者がもう1つあなたに決めるようにとお願いしたことがあるのを覚えているだろうか?それは、

1次試験突破を「1年で決める」のか「複数年で決める」のかを決めること

である。


先に言っておこう。


ここであなたに質問である。あなたは「来年8月の本試験までに7科目合計1,000時間(科目合格狙いの受験生は受験科目数×150時間)の勉強時間を確保する」ことをすでに決めている。それは絶対に譲らない条件下で考えた場合、1次試験突破を「1年で決める」場合と「複数年で決める場合」とで、どちらの方が不合格リスクが高いだろうか?少し考えてみてほしい。
(シンキングタイム:30秒)











あなたなりの答えは出たであろうか?

筆者の答えは、

1次試験突破を「複数年で決める」方が不合格リスクが高い

である。


今年初めて1次試験にチャレンジする受験生の中には、

「え?なんで?科目数が少ない方が試験範囲が狭くなるんだから、それだけ特定の科目の勉強に集中できるじゃん?それなら、3年で2~3科目ずつ合格していった方が受かりやすいんじゃないの?」

と思った方も多いかもしれない。試験範囲という視点だけで見れば、たしかにあなたの言う通りである。しかしあなたのその考えには1点だけ問題がある。

それは、

1次試験は年度ごとに科目の難易度変動がとても激しいという不確実性を考慮していない

点である。


以下の図を見ていただきたい。以下の図は、直近5年の中小企業診断士1次試験の科目別合格率の推移を示している。
1次試験の科目別合格率の推移


桃色の丸線で囲われている科目が当該年度で最も科目合格率が高かった科目、紫色の丸線で囲われている科目が当該年度で最も合格率が低かった科目である。見ていただくとわかるが、毎年合格率25%以上の科目が1~2科目存在する一方で、合格率5%前後の科目も1~2科目存在している。逆にそれ以外の5~6科目は、概ね合格率15%前後の合格率に集約されている。


以上のことからもうあなたにはおわかりだろう。「1次試験は受験科目が少なくなればなるほど、合否は博打に近くなっていく」という特性がある。その点を十分に考慮して、合格戦略を立てる必要がある。

具体例を挙げて説明しよう。

仮にあなたが昨年までに2年かけて6科目を科目合格し、残りは経営法務の1科目だけだったとする。あなたは6科目の科目免除申請をし、今年は残った経営法務1科目だけを受験することに決めたとする。その前提だと、あなたは経営法務で60点以上確保しさえすれば、1次試験を突破できることになる。しかし仮に今年の経営法務は難易度が急激に上がり、科目合格率が3%になってしまったとしたらどうなるだろうか?あなたが経営法務の達人でない限り、かなりの確率で「1次試験はやり直し」ということになるだろう(合格率3%の狭き門を突破できるほどあなたが経営法務に長けていたのならば、そもそも経営法務を最後まで残していないはずである)。だから「1次試験は受験科目が少なくなればなるほど、合否は博打に近くなっていく」と筆者は言っているのである。

もちろん、各科目の難易度を事前に予測できれば博打になることをあなたは回避できる。しかしこの科目ごとの難易度については、試験委員は我々の予想を外すことに相当長けていると筆者は思っている。筆者も統計学を用いながら毎年1次試験の科目別難易度予想をしているのだが、試験委員はこちらの予想を見事に外してくる(もちろん当たる場合もあるが…)。ここまで外すと、各科目の難易度はこちらではコントロールできないものとして割り切った方がよいと筆者は考えている。


1次試験には科目合格制度が存在するので、その戦略を採用される受験生はそれそれで全く問題ない。しかし間違いなく言えるのは、「1次試験は7科目一挙合格を狙う方法が最も受かりやすい方法である」ということである。この点を踏まえると、今年あなたの残り科目がたとえ1科目だけだとしても、1科目だけで合格を狙いに行く場合のリスクを十分踏まえる必要があるということである。この点を十分意識した上で、あなたには今年の受験戦略を立てていただきたい。


本日新たにあなたにお伝えした内容を踏まえ、1次試験突破に向けた大事な原則を最後にあなたにお伝えし、今回の記事は終わりにしよう。

1次試験突破は「ポートフォリオ×勉強への投入時間×勉強のやり方」で決まる


このテーマについては過去記事(コチラ)にも書かれているので、ぜひ読んでみてほしい。


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【2次試験】1次知識力の正しい鍛錬方法

前回の記事(コチラ)では、筆者が考える「2次試験突破に必要な能力」についてお伝えした。今回の記事ではその内、以下の桃色枠内の「1次知識力」について書こうと思う。
1次知識力




1次知識について、筆者は過去の記事(コチラ)で既にあなたにお伝えしている。その際にあなたにお示ししたのが、以下の図である。
1次知識の応用

詳細は過去の記事を読んでほしいが、ここで筆者があなたに最もお伝えしたかったことは、2次試験を突破する上では、1次知識を本質的理解まで昇華させて応用できるような状態にしておく必要があるということである。


もちろん、そのための教材としてはやはり「全知識」が王道だろう。






あと、事例Ⅲが苦手な受験生は以下の書籍がオススメである。



書籍タイトルが「運営管理」となっているので1次試験用教材かと思うかもしれないが、内容は2次試験用教材として活用できるレベルまでロジカルに説明されている。生産管理だけで76個のテーマについて解説しているのだが、テーマごとに見開き左側に図表、右側に説明という構成になっており、視覚的・論理的に理解しやすい構成になっている。筆者は1次試験の学習時点でスピテキと並行して本書を電車の中で読んでいたが、2次試験の学習においても大いに活用した。つまり、移動時間用の教材ということである。なお、本書は「2次試験に応用できる1次試験向け教材」というコンセプトで作成されているようなので、2次試験で出題されなそうなテーマは飛ばして活用するとよいだろう。




ここまでで、2次試験突破に必要な1次試験の活用方法、そしてそれを学習するための書籍に関してはあなたにもご理解いただけたと思う。次の論点は、「どうやって1次知識を2次試験用に昇華するのか?」ということであろう。

2次試験に向けて多くの受験生が行うであろう1次知識の勉強と言えば、例えば「事業部制組織のメリット・デメリット」を覚えるといったことが主になるであろう。まず、この論点ごとのメリット・デメリットを覚えるという作業は最低限やるべきことである。全知識にもこのような内容は書かれているし、きっと受験校も対策をしているだろう。多くの受験生がここは押さえてくるので、あなたもまずはここに乗り遅れないようにすることが重要である。

ところが、これだけでは近年の2次試験と余裕を持って闘うことは難しい場合もあるだろう。なぜならば、近年の2次試験の問題を見ると、「あぁ、試験委員は受験生が1次知識に関して「何を勉強していて」、その結果「何を知っていて、何を知らないか」ということをよくご存じだなぁ」と感じることが多いからである(恐らく受験校の教材や市販の参考書をかなり研究しているのではないかと思っている)。この筆者の仮説が正しければ、本年度の2次試験においても試験委員は書籍に書かれているメリット・デメリットをストレートに問うことは極力回避してくるはずである。


では、どうすればよいのか?

書籍に書かれている論点ををそのままストレートに覚えるだけでなく、その論点を「ゆるやかで融通が効くよう」に覚える

ことである。



例えば、先ほど例に挙げた「事業部制組織のメリット・デメリット」で言えば、

<メリット>
①事業部ごとの利益責任が明確になる
②事業部長への権限移譲により、意思決定が迅速に行える etc

<デメリット>
①事業部間の競争により、短期業績志向になる(長期的取り組みが抑制されやすい)
②各事業部が経営機能を独立して持つため、組織や設備が重複し間接コストが増大する etc

等であろう(上記は筆者が今パッと思いついたことを書いただけなのですべてではない点に留意いただきたい)。

こういった内容が全知識や受験校のテキストには書かれているはずなので、まず第1ステップとしてこれをしっかりと覚える。その上で、本ブログを読んでいるあなたは、第2ステップとして「ゆるやかで融通が効くように覚える」のである。イメージとしては、以下の通りである。
1次知識力の本質


全知識や予備校の教材に書かれているメリット・デメリットはあくまで枝葉でしかない。枝葉は枝葉として重要なので覚えつつも、あなたはそれだけで終わってはいけない。それに加えて、その枝葉を発生させている根っこの部分、いわゆる「コア」をしっかり押さえることが重要である。


例えば、事業部制組織のコアは何かと言えば、筆者考えるコアは「事業部単位で独立した組織」ということである。「事業部単位で独立した組織」だからこそ、「事業部ごとの利益責任が明確になる」「事業部長への権限移譲により、意思決定が迅速に行える」というメリットがある反面、「事業部間の競争により、短期業績志向になる」「各事業部が経営機能を独立して持つため、組織や設備が重複し間接コストが増大する」といったデメリットもあるのである。


本記事で、筆者はあなたに1次知識力に関してお伝えできることはすべてお伝えした。ぜひ今日の勉強から活かしていただきたい。


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【2次試験】「2次試験突破に必要な能力」における重要な原理原則

2次試験の受験生向けの記事としては、15回にも渡る連載形式で「中小企業診断士に求められる基本能力とは?」をお伝えしてきた。

そして今回の記事のタイトルは「2次試験突破に必要な能力」。

「マジコン、お前は能力マニアか?」

と読者から突込みが入りそうだが、大事なことなのでそう言わずに読んでみてほしい。
※筆者は決して能力マニアではないが、学生時代のバイト含めて受験指導の経験がそれなりにあり、かつ現在も若手のコンサルメンバーを一人前のコンサルに仕立て上げるミッションを常に負っている立場なので、「能力」に関しては様々な視点から仮説検証し続けていることは事実である。



今回は結論から言おう。筆者が2次試験突破に必要だと考えている能力の体系は下図の通りである。

2次試験突破に必要な能力

この図を見て、あなたは

「なんだよ。どんな図を示してくれるのかと思ったら、2次試験に必要な能力が「読む」「考える」「書く」なんてどこにでも書いてあることじゃね~かよ。」

と思ったかもしれない。

あなたがそう思ったならそれはそれで仕方ない。事実は事実なので、それを脚色してまで読者のアクセス数を稼ぎたい等と筆者は思っていない。


さて、実は筆者がこの図を持ち出したのは、2次試験突破に必要な能力が「読む」「考える」「書く」であるということを示したいからではない。この図をよ~く見ていただくと、ある本質的な事項が浮かびあがってくる。


せっかくなので、クイズだと思ってちょっと考えてみてほしい。
(シンキングタイム:20秒)

















あなたなりの考えが出ただろうか?

上の図の着目点は、ずばり「矢印」にある。「矢印」に着目していただくと、以下のことがわかるはずである。


「1次知識力」は「読む力」「考える力」「書く力」の3つの力を支えている(3つの力すべてに影響する)

「論理力」は「読む力」「考える力」「書く力」の3つの力を支えている(3つの力すべてに影響する)

「読む力」「考える力」「書く力」には「読む⇒考える」「考える⇒書く」の因果関係が存在する(読まなければ考えられないし、考えられなければ書けない)



上記の3点にあなたが気づくことができたのならば、以下の4つの原理原則が新たに見えてくるはずである。

①「1次知識力」は、「読む」「考える」「書く」のすべての能力を支えるインフラ的な役割を果たしている。
「1次知識力」が弱いと、「読む」「考える」「書く」のすべての能力が弱まる。

②「論理力」は、「読む」「考える」「書く」のすべての能力を支えるインフラ的な役割を果たしている。
「論理力」が弱いと、「読む」「考える」「書く」のすべての能力が弱まる。

③「考える力」は「読む力」をインプットにして活かされる能力である
「読む力」が弱いと、正しく考えられない可能性が高まる。

④「書く力」は「考える力」をインプットにして活かされる能力である
「考える力」が弱いと、正しく書けない可能性が高まる。


以上の4つの原理原則は、あなたが2次試験を突破する上で補わなければいけない能力(あなたにとっての課題)を定める上で、決定的に重要である。

「俺(私)は考える力が弱いな~…。考える力を強化しよう」
「俺(私)は書く力が弱いな~。書く力を強化しよう」


それ、本当に合ってる??


答練や模試、過去問を解いた後の復習の際には、本記事を一度思い出していただき、しっかりとした原因分析を行った上で効率的に弱点を補強していただきたい。
※原因分析に関する記事はコチラ


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【1次試験】1次試験突破に必要な勉強時間

今回は2018年度の1次試験合格目標に向けた記事である。

前回の記事(コチラ)では、1次試験突破に向けて最初に決めるべきことについてお伝えした。

前回の記事を受けて、おぼろげながらでよいのだが、あなたはそれを決めただろうか?「もう決めている」という受験生もいれば、もしかすると「まだ迷っている」「今後変わるかもしれない」という受験生もいるかもしれない。今回はそのようなあなたに対して、意思決定をサポートする材料をご提供したいと思う。


まず、筆者自身は診断士試験に完全独学でストレート合格しているので、当然のことながら、1次試験は1年で決めた。もっと言えば、「ストレート合格には7科目500点以上が必要である」と考えていた(その理由は後日…)ので、1次本試験で500点以上を取ることを目標に勉強した。実際の1次試験の結果は、すべての科目で60点以上を奪取して7科目合計で500点を超える得点で1次試験を突破できた。


さて、上記は結果論なのであるが、そのための手段として筆者は決定的に重要なことがあると思っている。もしあなたが診断士試験を確実に合格したいと思っているのであれば


あなたの診断士試験合格は「勉強量×勉強方法」で決まる


という原理原則を認識すべきということである。


ハッキリ言って、診断士1次試験の範囲は膨大である。これだけの範囲の1次試験で合格点を確保するためには、どのような秀才であってたとしても、それなりの勉強時間を投入する必要がある。

とはいえ、診断士試験を受ける受験生の多くは何かしらの組織の属して働いており、勉強時間の確保は困難であろう(筆者のTwitterのフォロワーを見ると、学生さんもいるようだ。学生の内に診断士試験を目指すあなたは本当にスゴイ)。そうであれば、正しい勉強方法で効率的に勉強を進める必要がある。

つまり、「勉強時間×勉強方法」でレバレッジを効かせないと、限られた勉強時間で目標とする結果は出せないということである。勉強方法に関しては本ブログで今後発信するメインコンテンツなので、今回は勉強時間に関してあなたにお伝えして、勉強時間に関しては今日決着をつけてしまおうと思う。



以下を見てほしい。以下は筆者がTwitterで呼びかけて収集した投票結果である。
※ご協力いただいた方にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げたい。




上記の投票結果を見て、あなたは今何を感じ、今後どのようにあなた自身のアクションへつなげようとしているだろうか?


結論を言おう。

「あなたが早期に診断士資格を取得して一刻も早くマジなコンサル診断士を目指すのであれば、本試験までに7科目合計1,000時間以上の勉強時間を確保することは必須条件である」

というのが筆者の立場である。なお、既に科目合格している受験生は「受験予定科目数×150時間」を確保することを必須条件とする。以下、1,000時間と書かれている部分は「受験予定科目数×150時間」と読み替えてほしい。
※今日までにこの立場を発信しなかったのは、本ブログ開設が2月という中途半端な時期であり、読者に無用な混乱を起こしたくなかったためである。

時間


上の投票を見ると、確かに1,000時間未満で合格している受験生も多いことは事実である。一方で、1,000時間未満の勉強時間で不合格者が多いこともまた事実である(その人数は1,000時間以上で不合格の受験生の2倍である)。

本ブログでは、あなたにはとっとと診断士試験に合格いただいて、一刻も早くマジなコンサル診断士なっていただくことを目的としている。その意味で言えば、筆者はあなたが合格する確率が最も高い選択をあなたに提示する義務があると思っている。故に、基本的にマジなコンサル診断士を目指すあなたが1,000時間以上の勉強を確保できないというプランを筆者は認めたくない。厳しい言い方だが、あなたがなんとなく診断士資格を目指そうと思い、ダラダラと勉強していくつもりであるならば、あなたは筆者のターゲットとする読者層には該当しないので、本ブログではなく他の情報収集手段を活用することをオススメする。
※たまに少ない勉強時間で診断士1次試験を突破したことを自慢する人を見聞きすることがあるが、こういった人を筆者はまったく評価しない。理由は色々あるのだが、長くなるので今回は割愛する。
※1,000時間以上の勉強時間で不合格に投票いただいた受験生へ。あなたは今年こそ1次試験を突破する可能性が高いと筆者は思っている。あなたには「努力を継続できるメンタリティ」と「診断士試験に対する強い思い」があるはずである。あなたに足りない最後のピースは「勉強のやり方」だけである(決して記憶力が悪い、頭がよくないということではない。絶対に自分を卑下しないでほしい)。筆者はあなたのような人を全力で支援したいと思っているので、ぜひ本ブログを継続して読んでほしい。




今回の記事は以上である。


それではあなたに宿題を出そう。次回の1次試験向け記事発信予定日(9月16日を予定)までに、

来年8月の本試験までに7科目合計1,000時間の勉強時間を確保する覚悟を決める

ことを約束してほしい。あなたには仕事やプライベート等様々な事情がおありであろう。しかしそうであったとしても、あなたはやはり覚悟を決める必要がある。その覚悟を決めた受験生は、次のステップへご案内する。9月16日に本ブログでお会いしよう。



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中小企業診断士に求められる基本能力とは?(Final)

「中小企業診断士に求められる基本能力」連載も15回目を迎えた。本連載もいよいよ今回でFinalである。

今回は、「登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標準モデル(以下、標準モデル)」に記載されている「中小企業診断士に求められる基本能力」の内、「戦略的思考力(問題発見・解決力)」、その中でも以下の桃色枠内の「統合力」について書こうと思う。
中小企業診断士に求められる基本能力とは?(15)



「統合力」とは文字通り「いくつかの物を一つにまとめる力」のことである。とは言っても、このような辞書的な意味がわかっただけでは試験に活用することはできないので、「標準モデル」に立ち返ってみる。すると、「統合力」は「論理的思考力」と「仮説検証」から構成されていることがわかる。


以下、それぞれについて解説する。


①論理的思考力

論理的思考力に関しては、筆者も多くの記事を発信しているつもりである。以下の過去記事をもう一度読み返していただき、論旨的思考力がどのようなものかを再度確認してほしい。以下の過去記事を上から順に読み返していただくことで、2次試験に必要な「論理的思考力」をおさらいできるはずである。

中小企業診断士に求められる基本能力とは?(4)
中小企業診断士に求められる基本能力とは?(5)
中小企業診断士に求められる基本能力とは?(6)
中小企業診断士に求められる基本能力とは?(7)
中小企業診断士に求められる基本能力とは?(8)
中小企業診断士に求められる基本能力とは?(9)
中小企業診断士に求められる基本能力とは?(10)



②仮説検証

「仮説」の意味を調べると、「ある現象を理論的に統一して説明するために立てられた経験科学上の仮定。その真偽の検証は,仮説から必然的に演繹(えんえき)された諸命題を実験や観察によるテストで確かめることによってなされる。検証された仮説は法則や理論として公認される。(weblio辞書)」と書かれている。

辞書の意味は複雑である…。シンプルに言えば、「目標達成や問題解決に向けた仮の結論」のことである。コンサルタントは膨大な情報を処理した上で、必要な問題解決策をクライアントに提示する必要がある。そのような作業を行う上で、「仮説」は非常に重要となる。

具体例を挙げて説明しよう。
現在、筆者は新たなクライアント先に対する経営コンサルティングが今月から始まり、月末に初回のヒアリングがある。そのヒアリングに向け、筆者はクライアントに以下の資料(主なもの)の提供を要請した。

・経営理念、ビジョン、行動指針等
・中期経営計画
・過去3か年の財務諸表
・過去3か年の管理会計資料

現在、正に上記資料を読み解いている真っ最中なのだが、上記資料を網羅的に、またはただ闇雲に読み込んでいては、いつまでたっても情報収集は終わらない。ではどうするかと言えば、クライアントから資料を受領する以前に、すでに他の手段で様々な情報収集をし仮説設定した上で、その仮説を検証・修正する目的で上記資料を読み込んでいるのである。

仮説に基づいて情報収集して仮説の検証・修正を行っていくことで、効果的に情報を処理することができ、結論に至るまでの時間を大幅に短縮することができる。なぜならば、情報収集をその仮説を裏付けるファクトに該当する部分に限定して行えるためである。


それでは、この「仮説検証」を2次試験のどのようなシーンで活用すればよいだろうか?

それは与件文を読む前の設問文の解釈である。設問文を仮説思考で読むことにより、与件文を読むときにはその仮説を裏付けるファクトに該当する部分にフォーカスして情報収集をすることができるようになる。


例を挙げて説明しよう。

以下は平成28年度事例Ⅰの第1問である。

第1問 配点(40 点)
 業績が好調であった A 社の3代目社長の時代に進められた事業展開について、以下の設問に答えよ。

(設問1)
 当初立ち上げた一般印刷事業などの事業展開によって A 社は成長を遂げることができた。その要因として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で述べよ。

(設問2)
 1990 年代後半になっても売上の大半を学校アルバム事業が占めており、A 社の3代目社長が推し進めた新規事業が大きな成果を上げてきたとはいえない状況であった。その要因として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で述べよ。


まずは(設問1)を解釈してみる。

(設問1)
 当初立ち上げた一般印刷事業などの事業展開によって A 社は成長を遂げることができた。その要因として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で述べよ。


<筆者の解釈>
「当初立ち上げた一般印刷事業などの事業展開によって A 社は成長を遂げることができた。」
→因果関係を整理すると、「当初立ち上げた一般印刷事業などの事業展開」⇒「A社の成長」となっている。A社の成長につながっているということは、その題意である要因として「機会×A社の強み(機会に乗じてA社の強みを活かす)」があるのかもしれない(仮説)。「外部環境(機会)」と「A社の強み」を意識した上で、与件文からファクトを見つけ出そう。
※因果関係についてはコチラの記事で復習できる。




続いて(設問2)を解釈してみる。

(設問2)
 1990 年代後半になっても売上の大半を学校アルバム事業が占めており、A 社の3代目社長が推し進めた新規事業が大きな成果を上げてきたとはいえない状況であった。その要因として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で述べよ。


<筆者の解釈>
「1990 年代後半になっても売上の大半を学校アルバム事業が占めており、A 社の3代目社長が推し進めた新規事業が大きな成果を上げてきたとはいえない状況であった。」
→「1990 年代後半になっても売上の大半を学校アルバム事業が占めており」「A社の3代目社長が推し進めた新規事業は大きな成果を上げてきたとはいえない」の2点から、以下の2点が仮説として考えられる。
①上記設問文から、A社は学校アルバム事業への依存度体質の脱却を図りたい?
②新規事業が成果を上げていないのは、(1)強みを活かせない事業であった?(シナジー効果がなかった)、(2)弱みがボトルネックとなっている?、(3)機会がなかった?、(4)脅威があった?のいずれか、もしくはそれらの組み合わせかもしれない(仮説)。「外部環境」と「内部環境」を意識した上で、与件文からファクトを見つけ出そう。


以上のように、設問文を解釈する際に仮説を設定し、与件文を読みに行った上でそれを検証することで、効率的に情報を処理することができる。なお、上記はあくまで「仮説の設定」なので、与件文を読みに行った上で仮説が外れる場合も当然あり得る。その場合は与件文を通じた検証結果に基づいて柔軟に仮説を修正することが重要である。当初設定した仮説を決して動かさない(つまり先入観が強い)受験生を見かけることがある。もしあなたに仮説を柔軟に修正できない特性があるのであれば、十分注意してほしい。


「中小企業診断士に求められる基本能力」連載も今回で終わりである。いかがだっただろうか?今回の連載は、「標準ガイド」という基準を元に、あなたが2次試験を突破する上での「最後のピース」を見つけられるように筆者なりに情報を発信したつもりである。この連載があなたの2次試験突破のヒントとなることを強く願っている。今回は本連載の最後なのであなたにお願いである。もしあなたが「本連載が少しでも役に立った」と思われたのであれば、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。このポチが多ければ、それを読者のプラスの反応として筆者も受け止めることができるのでとてもうれしい。お手数だが、ぜひご協力いただきたい。このポチが次回以降の記事を書く筆者のモチベーションになる。
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現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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