現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【全読者対象】受注生産の特徴

先日の記事(コチラ)の過去問チャレンジとして生産形態を取り上げたが、補足の記事を書こうと思う。


今回は受注生産を取り上げる。


まずJISの定義のおさらいから。


顧客が定めた仕様の製品を生産者が生産する形態(JIS Z 8141-3204)



よりわかりやすく言えば


顧客が定めた仕様の特注品を生産する方式


のことである。




「特注」は「特別注文」の略語。だからこそ、顧客が定めた仕様の品、すなわち「特別注文の品」の受注を受けてから生産する方式ということである。



以上を踏まえると、受注生産には以下のような特徴があることがわかる。


①受注後の生産計画と生産統制が重要となる
 →顧客が定めた仕様の特注品生産のため、受注が発生した段階で生産計画立案し、生産統制をすることになる。


②受注状況次第では操業度が不安定になる
 →生産数量が顧客の意向に左右される。


③完成品在庫は基本的に存在しない
 →顧客からの受注に基づいた数量を生産することになるため、売れ残りが発生しない。


④納期遵守のための進度管理が重要となる
 →受注後に生産するため、受注から納入するまでの期間を短縮することが重要となる。


⑤熟練工を必要とする
 →個々の製品の生産順序や機械の操作が異なるため、作業者は汎用機械を操作できる多能工となる。



以上が筆者の考える受注生産の主なポイントである。


上記特徴は丸暗記しても全く意味がない。


きちんと内容を理解をした上で、自分の言葉で説明できる水準を目指すことが、特に2次試験事例Ⅲを攻略する上でのポイントとなる。


マジコン診断士

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【2次試験】試験における勝ち方

とある一流のテニス選手は、テニスには2つの勝ち方があると主張している。


1つは、勝つためのショットを打って勝つ一流の勝ち方。

もう1つは、相手よりミスを少なくして勝つアマチュアの勝ち方。


なるほど。


一般的に「勝つ」というと、どこか「気持ちもプレーも攻めて勝ち切る」という印象が強いものである。


しかしミスしないように丁寧に球を打って相手のミスを誘ってポイントを積み上げるのも、立派な勝ち方の1つである。




さて、以上のテニスの例を元に2次試験の勝ち方を想定した場合、あなたはどのようなことを考えるだろうか?



ここからはあくまで筆者の私見なので参考程度にしてほしいのだが、


2次試験においては、設問毎に「攻めるところは攻める」「守るところは守る」というメリハリのある闘い方がとても重要になる


と考えている。



筆者は毎年、受験生の再現答案と得点開示結果を比較対照するのだが、不合格となってしまった受験生の答案を見ると、「守るべきところをしっかり守れなかったがために合格点に届かなかった」という例がとても多いと感じている。


これは非常にもったいない。


なぜならば、守るべきところをしっかりと守れていれば、確実に合格していたはずだからである。



2次試験の受験経験がある受験生はよくおわかりだと思うが、(1次試験と同様)2次試験も設問毎の難易度差が比較的大きい場合がある。


設問間に難易度差があるにも関わらず、どの設問に対しても同じような闘い方で挑んでしまっては、本来得点を稼げるところも稼げなくなってしまい、狙った得点を奪取することは困難となるだろう。


そのような状況に陥らないようにするためにも、設問毎にメリハリある対応ができるような準備を事前にしておく必要がある。


具体的には、「設問を解く際に設問の難易度が高いと判断された場合にどのようにして対応し、どのように減点を最小限にする「守りの答案」を解答用紙に残すかということを、事前にシミュレーションしつつ訓練しておくということである。


2次試験で不合格という結果を受け取ると、何か自分の能力のすべてを否定されたかのような錯覚に陥りやすい。


しかし再現答案と得点開示結果を比較対象してみると、できている設問はしっかりとした立派な答案があなたも書けているはずである。


もう一度冷静に再現答案を見てみてほしい。


「攻めるところは攻める」「守るところは守る」というメリハリのある闘い方が、あなたは本当にできていただろうか?


マジコン診断士

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【1次・2次共通】試験で結果を出すための一番のポイント

今回は中小企業診断士試験合格を目指すあなたへに向けた記事である。


「試験で結果を出すための一番のポイントは何か?」と聞かれた時、あなたはどのように答えるだろうか?



勉強量を最大化すること?


モチベーションを維持すること?


過去問中心の勉強をすること?




きっと回答は人それぞれだろう。





このQuestionに対する筆者の回答はいつも同じである。



それは


再現性を意識した勉強をすること


である。




受験校に通学しているあなたは、きっと受験校で素晴らしい授業を受けていることであろう。


独学で学習しているあなたは、きっとネット動画で素晴らしい授業を受けたり、素晴らしい内容の参考書を通じたインプットをしていることだろう。


診断士試験に合格するために、学業や仕事で忙しい中でも日々スキマ時間を見つけながら、多くの時間を勉強に投入していることだろう。



しかし、

どれほど良質なインプットをしていたとしても、どれほど勉強に多くの時間を投入していたとしても、インプットした内容を本試験で再現できなければ、試験に合格することはできない

ということをここで改めて認識していただきたい。




なんとなく理解した


なんとなく覚えていた


なんとなく解いたら正解した


これらの「なんとなく」は、本試験での再現性を担保する勉強にはなり得ない。




そして中小企業診断士試験は過去問と同じ問題が出題されることはないので、


答えを覚えていたので正解した


という勉強も再現性を担保する要素になることはない。




本試験で結果を出せる人とそうでない人の差は「再現性を意識した勉強をどれだけ積み重ねているかどうか」にかかっている。


本記事では、「再現性を意識した勉強とはどういうものか?」という解をあなたに提示することは敢えてしない。


ぜひ自分自身で一度考えてみていただき、今日の勉強から意識してみてほしい。


中小企業診断士試験合格を目指すあなたにとって、きっと望む結果を手繰り寄せるための大きなカギとなることだろう。



マジコン診断士

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【全読者対象】”連関”を意識した勉強の必要性

昨日の記事(コチラ)では、過去問チャレンジとして企業経営理論の論点である「事業部制組織」について取り上げた。


さて、その出題の選択肢に、以下が含まれていた。


(イ) 事業部制組織では、各事業部を評価する統一的な基準がないために、本社機構のオーバーヘッドコストが高くなる傾向がある。
(ウ) 事業部制組織では、本社と事業部の間に擬似的な資本市場が存在することになり、一般に各事業部の限界利益率に応じて予算配分が行われる。


各選択肢の出題のポイントを一言で言えば、選択肢イは「事業部制組織の評価基準」、選択肢ウは「事業部への予算配分の基準」ということになるであろう。


その関係性を本社の視点から言えば、大まかに以下のプロセスを経ることが想定できる。

①(本社は)事業部制組織における評価基準を定める
②(事業部は)事業部を運営し成果を出す
----評価対象期間終了----
③(本社は)評価対象期間における事業部の定量実績を集計し、①で定めた評価基準に基づき評価する
④(本社は)③の評価結果に基づき、翌期の予算配分を決定する


以上を踏まえると、学習の論点としては大別して以下の2点があると考えられる。

①企業経営理論の視点から、まず事業部制組織がどのような特性を持った組織形態であるかを理解する
②①を踏まえ、財務・会計の視点から本社は事業部をどのような経営指標に基づき評価すべきかを理解する



さて、以上の論点を整理しただけでもわかると思うが、この問題は1次科目である「企業経営理論」と「財務・会計」を絡めた出題であることがおわかりいただけると思う。


このように、科目を超えて互いに関わり合っているような内容を筆者は「連関」と呼んでいる。



ここで一度、あなたがコンサルタントとして実際のコンサルティング現場に立っている状況を想像してみてほしい。


あなたがクライアントA社の現状を分析した結果、今後の経営環境の変化や戦略の方向性を鑑みると、組織形態は現状の機能別組織から事業部制組織への移行が必要と判断したとしよう。


その時、あなたは中小企業診断士の学習で学んだ知識を活かし、A社の現状とあるべき組織形態をA社の経営者にプレゼンテーションできるはずである。


そのプレゼンテーションを受け、A社社長がは「仰る通りですね。我が社も事業部制組織へ移行する時期なのですね。ぜひやりたいです。」と言ったとする。


さて、ここであなたの仕事は本当に終わりなのだろうか?



A社は、あなたのプレゼンテーション結果だけで、きちんと事業部制組織への移行ができるのだろうか?



きっとA社は


「今の組織人員をどのように再配置すればよいのだろうか?」

「事業部制組織移管後の事業部評価はどのようにすればよいのだろうか?」

「現在の製造現場はどのように新組織に対応させればよいのだろうか?」

「利用している基幹システムは今のままで大丈夫なのだろうか?」


といった多くの問題が噴出し、A社はそれに1つ1つしっかりと対応せざるを得ない状況になるはずである。


それらの問題の性質を鑑みれば、問題・課題解決のためには企業経営理論(組織人事)の知識だけでは不十分であり、財務・会計や運営管理、経営情報システム等の様々な知識が求められることになるはずである。



事業部制組織への移行は、あくまでA社の戦略的手段でしかないので、当然移行後にきちんとした経営・運営をして、しっかりとした成果を出させねばならない。

その意味で言えば、事業部制組織への移行をあなたが提言したのであれば、それを軌道に乗せる実行をしっかりとサポートする責任があなたにはあるのではないか?


以上の論理をあなたが納得できたのであれば、あなたにはご理解いただけるはずである。


”連関”を意識した勉強をして身につけた知識でなければ、コンサルティング実務で使い物にならないこと


を。




では、”連関”を意識した勉強とは、具体的にどのような手段で行えばよいのだろうか?


心配は無用である。


今のあなたの勉強における意識を変え、必要に応じて作業をアドオンするだけでよい。


それは、

何かを勉強している際に、「この論点って過去に学んだ〇〇の論点と関係がある気がするなぁ」と何かしらの気づきを得たならば、その気づきをその場で確信に変わるまでインプット&思考すること

である。



例えば、企業経営理論の事業部制組織の勉強をしている時に、ROIが出てきた。ROIは財務・会計で学習したことを思い出す。つまり、あなたはここで初めて連関の気づきを得たことになる。


あなたはその時点で連関が来たことに気づき、財務・会計のテキストに戻ってROIの部分を見に行くのである。


そしてあなたは、なぜ事業部制組織でROIが必要なのかをしっかりと思考して理解する。


その時点で納得できたならそれでOK。


まだモヤモヤしているのなら、インターネットや書籍に当たってリサーチして、モヤモヤを解消する。


以上である。



この作業を勉強に加えてしっかりと取り組むだけで、あなたの知識はより盤石なものになり、診断士試験においても大きな武器になるだろう。
※1次試験において、今後も科目を跨いだ出題が一定数なされることは間違いないはずである。また、このような連関を意識した能力は言わば「応用力」であり、2次試験で求められている能力そのものと言えるだろう。


また、日々の仕事や生活において連関の気づきを得て、その部分をしっかりと勉強するで、より実践的な知識となっていくことだろう。



本記事を読んで、「”連関”を意識した勉強の必要性」に共感いただけた読者は、今日からさっそく行動に移してほしい。


そのようなプロセスを経て培った知識は、きっとあなたの助けになることだろう。


マジコン診断士

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【1次・2次共通】せっかく中小企業診断士の勉強をしているのだから…

今回は中小企業診断士合格を目指すすべての受験生を対象にした記事である。


中小企業診断士資格の取得を目指す理由は人それぞれである。しかし、その勉強を通じて「企業経営の知識を網羅的に身につけることできる」点は、どの受験生においても共通である。


先日、Twitterで筆者は以下のツイートをした。



中小企業診断士資格取得を目指してあなたは勉強しているのだから、その合格に必要な知識・テクニックを身につけることは重要である。しかしそれだけでは、あなたはマジなコンサル診断士になることはできない。


あなたがマジなコンサル診断士を目指すのであれば、

勉強を通じて学んだ知識・スキルを日常の中で意識して活用していかねばならない

のである。




中小企業診断士資格と取得した人間を揶揄する言葉として

「資格取得したからって、いきなり経営コンサルティングなんてできるはずないじゃないか」

ということをよく耳にする。



ハッキリ言おう。

コンサルを実務から入って診断士資格を取得した筆者の経験に基づいて言えば、上記言葉はほぼ真実だと思う。筆者の経験上も、コンサル未経験の人が診断士資格を取得したからと言っていきなり経営コンサルをバリバリできるということはほぼ不可能であると考える。

筆者の身近な実例を1つ挙げよう。
筆者の部下にコンサル経験はないがMBAを持っている社員がいたのだが、「そろそろ小さい案件だったら責任を持たせて一人でやらせても大丈夫かな~」と筆者がその社員に対して思うまでにどれくらい要したと思うだろうか?

実に丸3年を要した。あくまで筆者の基準べースであるのでそれがすべてではないが、MBAを持っている人間でも経営コンサルをするということはそれだけ大変だという目安にはなるだろう。
※もちろん個人差はある

やはり、

”知っていること”と”できること”の間には雲泥の差がある

ということになる。


とは言え、(あなたが現在経営コンサルを生業としていない限り)あなたが今からコンサルティングの業務に従事することはできないため、経営コンサルタントとしての経験・実績を積むことはできない。経営コンサルの仕事をしていない人は、”知っていること”と”できること”のGAPを今すぐ埋めていく活動をする術はないのだろうか?

実はその方法が1つだけある。

それは、

あなたが診断士の勉強で学んだ知識・スキルを、日常の中で意識して積極的に活用すること

である。


あなたが会社に所属しているのであれば、一番長く時間を過ごす会社の仕事でそれを意識して活用することが一番近道である。もし会社に所属していないのであれば、自治会の活動でもPTA活動でも、地域イベントの企画・運営でもなんでもよい。あなたが探せば、活かせる場所はいくらでもあるはずである。
※過去記事「仕事の中で診断士の勉強をちゃんと活かしてる?」で過去にこの論点に関して触れている。


大事なことは

”中小企業診断士の勉強”と”あなたの日常”とを分けて考えないこと

である。


読書であろうと勉強であろうと、「意識と行動を変えよう」という目的を持って取り組むのとそうでないのとでは、得られる効果が全く変わる。そうであるならば、インプットしたことに基づいて、あなたの意識と行動をすぐに変えるよう心掛けてしてほしい。



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現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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