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現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】運営管理の過去問チャレンジ ~分析手法

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


それではさっそく、運営管理の過去問チャレンジ!


【過去問チャレンジ】
連合作業分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。(平成24年度運営管理 第16問)


(ア) 連合作業分析では、作業を単独作業、連合作業、連続作業の3つに分類して作業分析を実施する。
(イ) 連合作業分析では、作業を要素動作の単位に分割して分析を実施する。
(ウ) 連合作業分析は、配置人員を検討する際に利用できる。
(エ) 連合作業分析は、複数の素材を組み合わせて製品を製造するプロセスを分析するための手法である。




















(解説)
連合作業分析に関する問題である。

連合作業分析とは「人と機械、二人以上の人が協同して作業を行うとき、その協同作業の効率を高めるための分析手法。 備考 連合作業分析は、人と機械の組合せを対象とした人・機械分析と、人と人との組合せを対象とした組作業分析とに大別される。(JIS)」である。


まとめると以下の通り。

・対象:「①人と機械の協同作業」もしくは「②2人以上の人の協同作業」
・目的:共同作業の効率を高める
・その他:対象①の分析を「人・機会分析」、対象②の分析を「組み作業分析」と言う。


テキストで連合作業分析をするための表(連合作業分析表)が記載されていると思うので、必ず確認して、イメージを持っておいてほしい。
※グーグル先生で「連合作業分析」を画像検索しても確認できる。


ポイントは、連合作業分析表の「手待ち」や「停止」等の非稼働となっている部分に着目し、そこをどう短縮化するかがポイントとなる。非稼働部分を短縮化できれば、効率性は高まり、生産性も向上するというわけである。


以上の前提知識を基に、以下各選択肢を検証する。

ア:連合作業分析は、作業を単独作業、連合作業、手待ちに分類するものである。ゆえに×。ちょっと細かい内容だが、連合作業分析上最も重要である非稼働部分がないことに気づいて、本選択肢は落としたいところである。

イ:「作業を要素動作の単位に分割して」と読んだ時点で、これはサーブリッグ分析の内容であることに気づきたい。そもそも分析の内容そのものが異なるので×。

ウ:特に違和感はない。連合作業分析を通じて、人と機械の協同作業もしくは2人以上の人の協同作業を効率化できれば、配置人員の適正化を図ることはできるので、配置人員を検討する際に利用できる。ゆえに〇。本選択肢が正解である。

エ:「複数の素材を組み合わせて製品を製造するプロセスを分析」が全く連合作業分析とは関係ない。連合作業分析は、人と機械、二人以上の人が協同して作業を行うとき、その協同作業の効率を高めるための分析手法である。これは明らかに×とわかるだろう。



以上より、ウが正解である。

(解答)
(ウ)


意外と見落としがちな知識であるので、敢えて取り上げた。

1次試験対策としては、まず基本的な知識の確認として、上記で取り上げた問題をクリアしておきたい。



その上で、近年は少し応用的な問題も出題されているので、平成27年度運営管理の第16問を解いておくとよいだろう。

今回は解答解説はしないが、以下問題だけ掲載しておく。


複数個の同一製品を、同じ機能を持った設備 A または B を利用して加工処理している工程がある。この工程には名の作業者がおり、次のような手順で製品を加工処理している。

<製品の処理手順>
1.手空きになっている(加工処理が行われていない)いずれかの設備に、作業者によって製品がセットされる。セットには5秒かかる。

2.セットされた製品は、直ちに設備で自動的に加工処理される。加工処理には 20 秒かかる。

3.加工が終わった製品は、作業者によって設備から取り出される。製品の取り出しには5秒かかる。

4.取り出された製品は、作業者によって検査が行われて製品の処理が完了する。検査には5秒かかる。

次ページの表は、この工程で4つの製品が処理される過程を連合作業分析した結果である。この作業において 90 秒の総作業時間を短縮するために、連合作業分析表の1列目(作業者の欄)に示された作業番号④、⑤、⑥、⑦、⑧の作業を⑦→⑤→⑧→④→⑥の順序に変更することを考える。この変更によって短縮される時間の最大値として、最も適切なものを次ページの解答群から選べ。なお、作業者と設備A、B のそれぞれは、同時に複数個の製品を処理することはできない。

H27-運営管理-第16問

[解答群]
ア 5秒
イ 10 秒
ウ 15 秒
エ 20 秒


この問題は、問題文の指示に従って連合作業分析表を作成させる問題である。

この出題形式は、連合作業分析の知識を問うというよりは、その知識をベースとしながら問題文の指示に従って丁寧に作業をして解答を導出する力が求められている。


連合作業分析の単元に限らず、近年の運営管理の出題はこれまでの単なる知識の確認問題に加え、本問題のような現場対応力を重視した出題が増加している。

このような問題では、知識を暗記していること以上に、問題文をしっかり読み、その指示に従ってその場で考えて解答を導出する力が要求される。そのような問題であるため、題意を理解するのにかなりの時間を浪費する可能性もある。市販の問題集や受験校で実施する答練・模試を通じてでは、同様のクオリティの問題を体感することはできないと思った方がよい。

対策としては、過去問演習を通じて「どのようなプロセスをたどれば正解にたどり着けるのか」にこだわった復習をし、本試験で確実に回答できるような準備をすることだろう。過去問演習の正解・不正解に一喜一憂するのではなく、どうしたら本試験で正解できるかという観点での学習を重視してほしい。


マジコン診断士

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現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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