現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【2次試験】「”課題”と”対応策”問題」で意識したいこと(後編)

今回は2018年度の2次試験突破を目指す受験生に向けた連載記事である。


連載の前回記事「【2次試験】「”課題”と”対応策”問題」で意識したいこと(前編)」では、「”課題”と”対応策”問題」の課題設定に関して説明した。



今回は「”課題”と”対応策”問題」の対応策に関して説明する。



対応策に関しては、課題の設定とは異なった頭の動かし方が必要となる。



そもそも課題は何かといえば、「「問題点を解決するための達成目標」」であった。


以上からわかることは、問題点の解決を図ることができれば、その時点で課題の解決がなされた状態になるということになる。



ということはなんてことはない。


問題点の解決策そのものが対応策とほぼ同義


ということになる。



当然のことながら、課題を設定する前に、あなたは与件文から問題点となる要素をすでに見つけているはずである。



ゆえにあなたが対応策を考える上では、


それらの問題点に対する対応策を検討すればよい


ということになる。



問題はここからなのだが、問題点の解決策を検討する上で、大別して以下の2通りのパターンの出題があると考えている。


【パターン①】
与件文に書かれている要素のみから容易に解決策を想起できる問題点


【パターン②】
与件文に書かれている要素だけでは解決策を想起することが難しい問題点



パターン①に関しては、前回の記事でも例に挙げた「標準化やマニュアル化は進められていない」が該当する。これは「〇〇できていない」となっているのだから、解決策は「〇〇できるような状態とする」といった形で意味を裏返せばよい。本例で言えば、「標準化、マニュアル化を行う」が解決策となる。


パターン②に関しては、差がつくところである。本パターンに関しては、与件文の要素だけで解決策を提示することができない以上、あなたは外から何かしらの道具を持ってきて解決策を提示する以外に術はない。

その道具こそが「1次知識」である。

与件文に書かれている要素を丁寧に読み込んだ上で、その問題点に対して最適な解決策を1次知識を活用して提示する必要がある。なお、問題点が複数存在する場合は、1つ1つの問題に対して丁寧に対応策を提示すること。なぜならば、過去の出題傾向と再現答案&得点開示結果を見る限り、「なんとなくこれが解決策だろ。エイヤ!」みたいなざっくりした解決策を書いた答案に対しては、試験委員はあまり高得点を与えていないように思えるからである。

なお、パターン②の問題に関しては、要素の解釈の仕方によって提示する解決策がバラけてしまう。その意味で言えば、受験生の答案はおろか、受験校等の専門機関の解答例も大きくばらけるため、試験委員が正解と考えている解決策をビンゴで当てることが難しい局面も多いだろう。実際には、自身が勉強してきた知識を総動員して、最適な解決策を提示するといった対応をする以外方法はないだろう。そのような最適な解決策を提示するためには正確な1次知識が求められるので、1次試験の勉強はしっかりと進めてほしい。




「”課題”と”対応策”問題」で意識したいこと」の総まとめである。


①「課題」を答案用紙に書くためには、あなた自身が「課題の設定」を行う必要がある

  ↓そのためには

②「現状と理想との差」=問題点となる要素を与件文から見つけ出す必要がある
※問題点は1つの場合もあるし、複数の場合もある。

  ↓その上で

③問題点を解決するための達成目標を定め、課題として設定する

  ↓
④②で抽出した問題点それぞれに対して1つ1つ丁寧に解決策を検討し、それを対応策とする。
※解決策は、①与件文に書かれている要素のみから容易に解決策を想起できる問題点と、②与件文に書かれている要素だけでは解決策を想起することが難しい問題点とがある。前者は難しく考えずにシンプルに解決策を提示、後者は与件文の要素を丁寧に読み込んだ上で、1次知識を活用してしっかりとした解決策を提示する。



最後に。


試験委員(採点官)の立場に立ってみると、今回の連載で題材とした「”課題”と”対応策”問題」は、受験生の知識、思考力、文章力を総合的に見るには非常に勝手のよい出題パターンである。


なぜならば、以下の3つの視点で答案を見れば、その受験生の能力を多面的な視点から判定できるからである。

①課題に設定したワードを見る
②課題と解決策の整合性を見る
③解決策の中身を見る


受験生は一般的に③の中身ばかりを気にして「これが正しいだろう」「いや、こっちが正しいだろう」という議論に終始する傾向にあるのだが、私が試験委員(採点官)なら①と②も当然見る。たとえ③に正しいことが書かれていたとしても、①と②ができていなければ、高得点を与えることはないだろう。


ここに2次試験の重要なカラクリがある。


③だけできていて①や②ができていない受験生は、知識はあるものの、思考力や文章力、論理力が不足しているということが一発で採点者側からわかるのである。



今回はこの辺にしておこう。


本連載を通じて、筆者は2次試験に関してとても重要な要素を伝えたつもりである。


あなたの2次試験の学習のお役に少しでも立てたら幸いである。


マジコン診断士

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現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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