現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【2次試験】「”課題”と”対応策”問題」で意識したいこと(前編)

今回は2018年度の2次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。



以下は平成29年度2次試験事例Ⅲの第1問、第2問の設問文である。



第1問(配点30点)
CNC木工加工機の生産販売を進めるために検討すべき生産管理上の課題とその対応策を140 字以内で述べよ。


第2問(配点20点)
C社社長は、現在の生産業務を整備して生産能力を向上させ、それによって生じる余力をCNC木工加工機の生産に充てたいと考えている。それを実現するための課題とその対応策について120 字以内で述べよ。


2次試験の学習を進めている受験生にとっては、課題と対応策を問うてくる「”課題”と”対応策”問題」に1度は出くわしたことがあるだろう。



この出題の仕方はシンプルなようで意外と厄介なので、筆者なりに考えるポイントを2回の連載でお伝えしておこうと思う。




そもそも「課題」とは何かと言えば、「問題点を解決するための達成目標」のことで、ポジティブに表現される(例えば〇〇体制の強化)ものである。



さて、実はこの「課題」の設定は、2次試験においてあなたの力を試す重要なポイントとなる。



というのも、


設問で問われる課題は、与件文に「〇〇が課題である」と直接記載のあることを問うことは(基本的には)ないため


である。




もちろん、与件文に「〇〇が課題である」と直接記載されていることは過去問を見てもあるにはある。


しかし、与件文に記載されている課題そのものを設問で問うて、それをわざわざ答案用紙に書き写させるような出題は基本的にないと考えるべきである。
※「基本的に」とわざわざ筆者が書いているのは、「試験に絶対はない」からである。


なぜならば、それでは単なる国語の試験になってしまうからである。



実際、本記事の冒頭で示した事例Ⅲの2つの設問における課題も、与件文に記載されている課題をコピペするような類の問題ではなかった。




では、この「課題」に書く内容が与件文にストレートに書かれていないという前提に立った場合、あなたはどのような頭の動かし方をすればよいのだろうか?



当然のことながら、あなたが答案用紙に課題を書くためには、「課題の設定」を行う必要がある。



では「課題の設定」をどのように行えばよいかと言えば、それ以前にあなたは問題点を把握する必要がある。



なぜならば、先ほども説明した通り、課題は「問題点を解決するための達成目標」なので、解決すべき問題点が把握できていなければ、課題を設定することはできないためである。



では問題点は何かといえば、「現状(=実際の状態)と理想(=求める状態)との差(=GAP)」である。


以上の要素を踏まえると、あなたは与件文から「現状」と「理想」を把握しない限り、問題点の設定はできないということになる。
※事例Ⅲの過去問の出題傾向では、「〇〇は現状できていない」等と与件文の中でストレートに問題点が記載されている場合が多いので、そこは素直に問題点として受け取ってしまってよい場合が非常に多い。但し、この場合もなぜそれが問題点と認識できるかと言えば、その裏に「理想」があるからであることを忘れてはいけない。例えば、与件文に「標準化やマニュアル化は進められていない」と記載されていたら、「標準化やマニュアル化が図られている」という理想の状態を想起できているからこそ、そこを起点に現状とのGAPを認識した上で問題点を把握できているのである。



ダラダラと書いてきたが、以上の内容をまとめると以下のようになる。



「課題」を答案用紙に書くためには、あなた自身が「課題の設定」を行う必要がある

  ↓そのためには

「現状と理想との差」=問題点となる要素を与件文から見つけ出す必要がある
※問題点は1つの場合もあるし、複数の場合もある。

  ↓その上で

問題点を解決するための達成目標を定め、課題として設定する



以上のような頭の動かし方を経て、課題を設定することになる。


なお、課題の設定の際に、問題点となる要素が1つの場合は比較的シンプルに課題設定が可能な場合もある(例えば、問題点が「利益率の低下」だとしたら、課題はそれを裏返した「利益率の向上」となる)のだが、問題点となる要素が複数存在する場合は、答案用紙に書く課題を慎重に検討する必要がある。


例えば、問題点①、問題点②、問題点③という3つの問題点が与件文から把握できたとしよう。


その場合、


問題点①~③のすべてを解決するための達成目標となるワードをチョイスし、それを課題として答案用紙に書く必要がある


のである。


より分かりやすく言えば、


問題点①だけを解決する課題や問題点①と③だけを解決するような課題の設定(=ワードのチョイス)をしてしまうと、それは間違いなく減点対象となるということである(前者は問題点②、③を、後者は問題点②をないがしろにした課題設定をしているため)。


ここは密かにかなり差がつくポイントだと筆者は考えているので、ぜひしっかり意識してみてほしい。


試験委員は答案用紙の「課題」に記載されているあなたのワードのチョイスによって、与える点数を変えているはずである。


つづく


マジコン診断士

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