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現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【全読者対象】企業経営とIT(Final)

「なぜ中小企業診断士がITに関する知識を身につけなければいけないのか」を筆者なりの観点でお伝えする、連載「企業経営とIT」も本記事で最後である。
※前々回の記事:「【全読者対象】企業経営とIT(前編)」、前回の記事「【全読者対象】企業経営とIT(中編)



前回はそもそも「なぜITが企業経営にとって重要なのか?」というロジックをお伝えした。



今回は、そのようにITが企業経営にとって重要な経営環境の中で、中小企業診断士が果たすべき役割とそのためのポイントをお伝えし、本連載の締めとしようと思う。



これまでの連載でお伝えしている通り、正しいIT導入とは「IT導入が経営に寄与するもの」である必要がある。


なぜならば、そうでないIT導入は投資対効果としては低いものになるからである。




では、IT導入を経営に寄与するものとするためにはどうすればよいのだろうか?



それは、


「経営戦略」と「IT導入」の整合性を確保すること


である。




上記を言葉で書くと、


「そんな当たり前のことわかっとるわい!」


とあなたは思うかもしれない。




しかし「経営戦略とIT導入の整合性を確保すること」はそれほど簡単なことではない。



その要因には2つある。



要因の1つは、前回の記事でお示しした以下のグラフを見るとわかる。
中小企業白書2016_第2-2-10図
中小企業の多くは、そもそもIT投資を重要であると思っていない。


当たり前のことだが、重要だと思っていないことに対して投資・注力する企業はいない。


経営資源にハンディを抱えている中小企業であれば、なおさらのことである。



つまり、あなたがIT導入が企業経営において重要だと思うのであれば、


あなたは中小企業の経営者に対して「なぜIT導入が企業経営において重要なのか?」を説明した上で納得してもらい、具体的なアクションを起こしてもらう必要がある


ということになる。





続いて要因の2つめは、


IT導入と整合性を図るべき経営戦略そのものが存在しないこと


である。



ひょっとするとあなたは驚くかもしれないが、中小企業で経営戦略や中期経営計画がきちんと可視化・文書化され、それを従業員に対して説明可能な状態となっている企業は相当少ない。


中小企業における経営戦略や中期経営計画の多くは、経営者の頭の中に入っているか、何も存在しないで場当たり的に経営をしているかのいずれかである。



このような企業に対してIT導入の重要性を訴えたところで、次に何をすべきかを定めることはできない。



なぜならば、


経営戦略が定まっていないのに、それを支えるツールであるIT導入のあるべき姿など描けるはずがない


からである。




つまり、あなたがIT導入が企業経営において重要だと思うのであれば、


IT導入以前に、あなたは中小企業の経営者に対して経営戦略立案の必要性を説明し、それを可視化するための具体的アクションを起こしてもらう必要がある


ということになる。




以上、企業がIT活用により更なる成長を遂げるために、あなたが中小企業診断士として果たすべき役割の基本中の基本をお伝えした。



以上の内容を読んでいただければお分かりいただけると思うが、



企業経営にITを活用する提言をする上では、「企業経営」と「IT」に関する知識・知見の両方を兼ね備えている必要がある。



IT企業でSEの仕事をしている人は、一般的に企業経営の知識が弱い人が多い。
※IT業界で働く人に中小企業診断士を目指す人が多いのは上記理由によるものであろう。これらの人は既に豊富なITの知識・経験を持っているので、そこに企業経営の知識がオンされれば、経営視点からのIT導入提案を行うことができるようになるのである。


そして経営コンサルにはIT知識が弱い人も多い。
※特に年齢が高くなるほどこのような傾向にあるように感じる。



したがってあなたには、


企業経営の知識とITの知識をバランスよく身につけ、「企業経営におけるIT活用の重要性」を経営者に対してきちんと伝えて成果を出すことができる中小企業診断士になってほしい

と筆者は思うのである。



本連載は3回に渡ってお伝えしたが、以上が筆者があなたにお伝えしたかったメッセージである。



中小企業診断士合格を目指す受験生は、経営情報システムの勉強を決してないがしろにしないでほしい。


マジなコンサル診断士を目指してキャリア形成を図っている方は、ぜひITを絡めた経営改革を推進していってほしい。



マジコン診断士

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現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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