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現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【全読者対象】企業経営とIT(前編)

中小企業診断士には「経営情報システム」という科目がある。


みなさんもご存じの通り、これはIT(情報技術)に関する科目である。



本記事では、「なぜ中小企業診断士がITに関する知識を身につけなければいけないのか」を、筆者なりの観点でお伝えしようと思う。



なお以下のツイートの通り、筆者は経営コンサルの過程でITコンサルもやってしまうこともあるので、そのような実務経験も踏まえて話を進めたい。







ここであなたに質問である。



企業がITを導入する目的は何だろうか?



少し考えてみてほしい。(シンキングタイム:15秒)



















考えはまとまっただろうか?




多様な意見があると思うが、企業がITを導入する目的を筆者は「利益を高めるため」であると考えている。



ここでは、ピーター・ドラッカーが言う「利益は企業存続の条件であって目的ではない」といった主張へ筆者の対論を展開することなどは意図していない。



ここではよりシンプルに考えている。



単純にIT導入には「投資」が発生する。



投資が発生する以上、企業はそこに投資以上のリターンを求めるはずであり、その源泉は「利益」であるということになる。



従って、企業がITを導入する目的は「利益を高めること」になるという論理である。





では、なぜどのような論理でITが利益につながるのだろうか?



IT導入の目的が利益の向上にあるとすれば、ITに求められる期待効果は、「売上の向上」か「コストの削減」ということになる。
※「利益=売上-費用」だからである。



つまり、ITには「売上の向上」か「コストの削減」という効果が期待されているというわけである。




では、ITが具体的にどのように「売上の向上」や「コストの削減」に寄与するのだろうか?



ここも多種多様だが、ごくシンプルな例を基に説明する。



まず売上の向上に関しては、以下のような例が考えられる。


・ITを使ってイノベーションを起こしてしまう。
 例)グーグルの検索サービス、AmazonのECサービス、ウーバーの配車サービス、エアビーアンドビーの民泊仲介サービス etc
 ※上記はITそのものが事業の中核にある例という点で、若干本記事の趣旨とは異なるかもしれない。

・ITにたまった経営情報を活用して、迅速な意思決定を行う。
 例)BIで部門別損益、製品別損益等を把握して、迅速な意思決定を行う等。

・営業情報を活用して、売上向上を図る。
 例)SFA(Sales force Automation)を活用して営業マンの行動管理・案件管理を行い、適切にマネジメント行う等。

・顧客情報を活用して、顧客満足度向上を図る。
 例)CRM(Customer Relationship Management)を活用して定性情報も含めた顧客情報を一元化し、接客に活かす等。

・IoT(Internet Of Things)を通じて製品の高付加価値化を図る。
 例)販売製品に組み込んだセンサーによる遠隔監視を通じて予知保全を図ることで、製品の信頼性を高める等。

 etc



筆者がパッと思いついたことを並べただけだが、この辺にしておこう。





続いてコストの削減だが、最もシンプルなのは「オペレーションの効率化」だろう。



要は、ITによる自動化でオペレーション効率を高めれば、各種コスト要素の削減につながるということである。



ここで一つオペレーション効率に関してポイントをお伝えしておくと、


オペレーション効率は競合他社との差別化を目指すものではなく、競合他社と同じような活動を効率的に行うことを目指すものである


ということである。



マイケルポーターは企業が卓越した業績を追及する方法には2つしかないと言った。


それは


「オペレーション効率」と「戦略」


である。



つまり、戦略は競合他社と差別化するものだが、オペレーション効率は競合他社と同じような活動をよりうまくやりなさいということである。



以上を踏まえれば、ITを活用したコスト削減のポイントは「競合他社と同じような活動をよりうまくやること」ということになる。



実は上記論点は、平成25年度企業経営理論の第3問の選択肢で以下のように出題された。


(ア) オペレーション効率とは、ライバル企業と異なる活動を効率的な方法で行うことである。



ハイ、×ですね。


なぜならば、ライバル企業と「異なる活動」ではなく「同じような活動」が正解だからである。
※なかなか良い問題ではないか。


今回はこの辺で。


つづく


マジコン診断士

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Author:マジコン
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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