現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】運営管理の過去問チャレンジ ~能力と負荷(前編)

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


ところで、「【1次試験】運営管理の過去問チャレンジ ~日程計画」で「もしあなたにとって過去問チャレンジの連載が意味のあるものだと思うのであれば、大変お手数だが記事最下部の”にほんブログ村バナー”をポチっとお願いしたい。」と書いたところ、とてつもない数のポチをいただいた。

その時の筆者の気持ちをそのまま以下の通りツイートした。


この場をお借りして心より御礼申し上げたい。


本当にありがとうございました。



「できる限り読者のためになる情報を発信したい」という強い思いを持って筆者はブログを書いているが、実際は読者からどのように本ブログをご評価いただいているかということは、筆者にとって最大の関心事でもある。


その意味で、”にほんブログ村バナー”のポチの数は筆者にとって読者の反応を知ることができる数少ない手段であるため、それが大きな反応として返ってくると、筆者としては本当にモチベーションが上がるのである。
※筆者は他者との比較を意図して作られたブログ村の「ランキングそのもの」には全く関心がない。筆者の関心事は「読者であるあなたの反応そのもの」だけである。



今後もぜひ本ブログを応援いただいている読者は、ポチっといただけると幸いである。



それでは本題に。


運営管理の過去問チャレンジ!


【過去問チャレンジ】
工程管理における余力の調整および余力管理に関する記述として、最も不適切なものはどれか。(平成23年度運営管理 第3問)

(ア) 職場間の応援や残業は、小日程計画における余力の調整業務にあたる。
(イ) 設備投資の検討、職場組織の変更は、大日程計画における余力の調整業務にあたる。
(ウ) 手持ちの仕事量と現有能力の把握、その両者の比較、作業分配、作業予定の決定は、余力管理の業務にあたる。
(エ) 流動数グラフ、製品工程分析表は、余力を把握するための図表として用いられる。




















(解説)
余力管理に関する問題である。

余力管理とは「各工程又は個々の作業者について,現在の負荷状態と現有能力とを把握し、現在どれだけの余力又は不足があるかを検討し、作業の再配分を行って能力と負荷を均衡させる活動。 備考 余力とは能力と負荷との差である。工数管理ともいう。(JIS)」である。

JISの定義を踏まえると、ポイントは以下の3点。

①各工程又は個々の作業者について,現在の負荷状態と現有能力とを把握する。
②①に基づき、現在どれだけの余力又は不足があるかを検討する。
③作業の再配分を行って能力と負荷を均衡させる。
※余力とは「能力-負荷」のことである。


余力管理をシンプルに言えば、

能力の余っている作業から能力の足りない作業へ能力を再配分することにより、能力と負荷を均衡させる活動

ということである。


つまり、「能力<負荷となっている作業」では納期を遵守できなくなるし、「能力>負荷となっている作業」では手待ちが発生して無駄が生じているので、作業員や機械の能力を再配分して均衡化させようということである。


なお、余力管理の対象は能力の源泉たる「設備」と「人員」である。


余力管理の具体的な活動の例としては、以下のようなものが挙げられる。

■能力<負荷となっている作業
 ・残業する
 ・他の作業から応援をもらう
 ・設備投資をする
 ・外注する etc

■能力>負荷となっている作業j
 ・他の作業を応援する
 ・何かしらの手段で作業を増やす etc



以上の前提知識を踏まえ、各選択肢を検証する。


ア:特に違和感はない。上記の具体例で説明した通り、職場間の応援や残業は余力の調整業務に相当する。なお、「【1次試験】運営管理の過去問チャレンジ ~日程計画」でも説明した通り、小日程計画は1日から1週間程度の日々の作業予定を決めることである。職場間の応援や残業は日単位レベルでの人員を対象とした調整になるので、小日程計画における余力の調整に該当する。ゆえに〇。


イ:特に違和感はない。設備投資の検討は多額の投資を伴うという点、職場組織の変更は経営に対する大きな影響を伴うという点で長期の生産計画に該当する。そして前者は設備を対象とした調整、後者は人員とした調整に該当する。以上を総合的に見れば、大日程計画における余力調整業務と言える。ゆえに〇。


ウ:特に違和感はない。先ほど説明した余力管理のJISの定義そのものである。ゆえに〇。


エ:流動数グラフは、生産の進度管理を行うための流動性分析に用いられるツールである(テキストで図表をよく見ておいてほしい)。ゆえに余力管理とは無関係である。また製品工程分析とは、「生産対象の物を中心に,原材料,部品などが製品化される過程を工程図記号で表して調査・分析する手法(JIS)」であり、こちらも余力管理とは無関係である(こちらももテキストで図表をよく見ておいてほしい)。以上より、余力管理とは無関係なので×。本選択肢が正解である。


以上より、正解はエである。

(解答)
(エ)



余力管理は2次試験でも出題が予想される論点である。実際、平成29年度事例Ⅲの第2問は間接的ではあるが余力管理を絡めた以下のような出題であった。


第2問(配点 20 点)
 C社社長は、現在の生産業務を整備して生産能力を向上させ、それによって生じる余力をCNC木工加工機の生産に充てたいと考えている。それを実現するための課題とその対応策について 120 字以内で述べよ。


今後は当然、余力管理の論点を直接的に問う可能性もあるだろう(例えば、特定の工程で”能力>負荷”となっているので、その対応策を述べよ等)。JISの定義を読みながら1次試験の過去問を通じて具体例に触れ、理解を深めておくとよいだろう。


マジコン診断士

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現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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