現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】運営管理の過去問チャレンジ ~管理方式(前編)

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


それではさっそく、運営管理の過去問チャレンジ!


【過去問チャレンジ】
製番管理方式の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。(平成28年度運営管理 第7問)

(ア) 多くの製品に共通して使用する部品の発注に適している。
(イ) 継続生産における部品の数量統制に適している。
(ウ) 製造命令書の発行時に在庫中の常備品を引き当てることができる。
(エ) 納期変更や製品仕様の変更があった場合に、特定の部品の発注指示、生産指示などの変更が容易である。




















(解説)
製番管理方式に関する問題である。

以下がJISの製番管理方式の定義である。

「製造命令書を発行するときに、その製品に関するすべての加工と組立の指示書を準備し、同一の製造番号をそれぞれにつけて管理を行う方式。  備考 :個別生産のほか、ロットサイズの小さい、つまり品種ごとの月間生産量が少ない場合のロット生産で用いられることが多い。(JIS)」

製番は、製造指示をする際に発行される製造番号(製造のオーダーを管理する番号)のことである。この製番をキーとして、製番単位で部品の調達や製造の進捗管理、原価管理を行う。つまり、製造番号単位で生産上の様々な管理を行う方式が製番管理方式ということである。

このように、製番単位で生産上の様々な管理を行うことができるという特性を踏まえれば、製番管理方式が個別生産や小ロット生産で用いられる理由もお分かりいただけるだろう。原価管理を例にすれば、製造番号単位に材料費、労務費、経費が管理される。仮に仕様が全く同じ受注生産品を2つ製造するとしても、製番管理方式で管理する場合には、この2つの製品の製造指示をする際にはそれぞれ異なる製造番号が発行され、製造原価もそれぞれの製造番号単位で集計・管理する個別原価計算を行うことになるということである。


以上を踏まえ、各選択肢を検証する。

ア:製番管理方式では、あくまで製番単位で必要な部品を発注・調達することになる。たとえ多くの製品に共通して使用する部品であったとしても、異なる製番に紐づけられていれば異なる部品として個別に手配・管理されることになる。この特性を鑑みれば、「多くの製品に共通して使用する部品の発注」には適さない。ゆえに×。

イ:JISの定義(備考)の通り、製番管理方式はその特性上、「備考 :個別生産のほか、ロットサイズの小さい、つまり品種ごとの月間生産量が少ない場合のロット生産で用いられることが多い。」管理方式である。「継続生産における部品の数量統制」には適さない。ゆえに×。

ウ:アの解説の通り、あくまで製番単位で必要な部品を発注・調達することになるため、在庫中の常備品を引き当てることはできない。ゆえに×。

エ:製番管理方式では、製造番号単位で生産上の様々な管理を行う。したがって、仮に納期変更や仕様変更があったとしても、その変更の影響が対象となる製番の範囲に限定されるため、発注指示や生産指示等の変更への対応が容易である。ゆえに〇。


以上より、正解はエである。

(解答)
(エ)


この過去問を解くだけでも、製番管理方式に関してはかなり理解を深められるはずである。

「そもそも製番管理方式って何?」

というところからJISの定義を確認した上で、上記過去問の選択肢を読むことで、本試験での対応力を高められるはずである。


マジコン診断士

「本記事が参考になった」という方、または「次回の記事に期待している」という方、または「本ブログを応援している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

follow us in feedly

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

マジコン

Author:マジコン
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
■Twitter→コチラ
■執筆(note)→コチラ

本ブログの意義
本ブログの意義
本ブログのターゲットとなる読者層
ターゲット
カテゴリ
関連記事
月別アーカイブ
最新コメント
最新記事
リンク
ブログランキング(今何位?)
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
検索フォーム
マジなコンサル診断士のTwitter
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR