FC2ブログ

現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】運営管理の過去問チャレンジ ~生産形態(3)

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


それではさっそく、運営管理の過去問チャレンジ!


【過去問チャレンジ】
個別受注生産での改善施策に関する記述として、最も不適切なものはどれか。(平成23年度運営管理 第19問)

(ア) 受注製品ごとの進度管理の精度を高めるために、追番管理方式を導入する。
(イ) 受注製品の納入リードタイムを短縮するために、設計部門と製造部門の業務を同時並行で行うコンカレントエンジニアリングを採用する。
(ウ) 製品仕様の変更や追加要求を回避するために、客先との間で取り交わす製品仕様書の記入内容を再吟味する。
(エ) 部材調達費の抑制や量産効果を得るために、部品や中間製品の共通化・汎用化を図る。




















(解説)
個別受注生産に関する問題である。さっそく各選択肢を検証する。

ア:「追番管理方式」が出てきた段階で、違和感を感じたあなたはその感覚でOK。追番(おいばん)管理方式は、生産の計画と実績に対してそれぞれ追番と呼ばれる累積番号を付与し、調達や進度管理を追番に基づいて行う管理のことであり、どちらかというと連続生産の生産管理に適した手法である(受注生産に使われないというわけではない)。”個別受注生産における受注製品ごとの進度管理の精度を向上する”改善施策という意味では、「製番管理方式」の方がより適切であろう。製番管理方式とは、「製造命令書を発行するときに、その製品に関するすべての加工と組立の指示書を準備し、同一の製造番号をそれぞれに付けて管理を行う方式(JIS Z 8141-3211) 」である。故に、個別受注生産での改善施策には適していないため、×である。

イ:特に違和感はない。コンカレントエンジニアリングとは、製品開発プロセスにおける複数の工程を同時並行で走らせることにより、開発リードタイムの短縮やコスト削減を図る手法である。選択肢に記載のある「受注製品の納入リードタイムを短縮する」改善施策としては有効である。ゆえに〇。
なお、コンカレントエンジニアリングを効果的なものとするためには、部門間での情報共有が極めて重要となる。その手段の1つとして、商品の企画、設計、開発、生産情報等を一元管理可能なシステムである「PDM(Product Data Management)」の導入が有効である点は、併せて覚えておきたい。

ウ:特に違和感はない。客先との間で取り交わす製品仕様書の記入内容を工夫する(例えば、過去の失敗事例に基づいてより細かく仕様書の項目を記載する等)ことで、モレの発生や認識齟齬の防止を図り、製品仕様の変更や追加要求を回避することは十分可能であろう。ゆえに〇。

エ:特に違和感はない。部品や中間製品の共通化・汎用化することができれば、調達部材の種類が減少するであろうし、1部品当たりの生産量も増加して量産効果を得ることができるであろう。グループテクノロジー(GT)の1種である。ゆえに〇。


以より、アが正解である。

(解答)
(ア)


マジコン診断士

「本記事が参考になった」という方、または「次回の記事に期待している」という方、または「本ブログを応援している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

follow us in feedly

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

マジコン

Author:マジコン
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
■Twitter→コチラ
■執筆(note)→コチラ

本ブログの意義
本ブログの意義
本ブログのターゲットとなる読者層
ターゲット
カテゴリ
関連記事
月別アーカイブ
最新コメント
最新記事
リンク
ブログランキング(今何位?)
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
検索フォーム
マジなコンサル診断士のTwitter
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR