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現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】企業経営理論の過去問チャレンジ ~キャズム


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<以下、本編>


今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。

それではさっそく過去問チャレンジ!

【過去問チャレンジ】
創業間もないベンチャー企業は、新製品や新サービスを受け入れる市場が一様ではなく、いくつかの異なったグループによって構成されていることに着目する必要がある。新製品・サービスの販売に悪戦苦闘する場合にみられる「市場の断層(キャズム)」に関する記述として、最も適切なものはどれか。(平成26年度企業経営理論 第10問)

(ア) 新しいモノ好きの層(イノベーター)や目利きの層(アーリー・アドプター)には受け入れられても、いかに流行に敏感な層(アーリー・マジョリティー)に受け入れられるかが課題である。
(イ) 新しいモノ好きの層(イノベーター)や流行に敏感な層(アーリー・マジョリティー)には受け入れられても、いかに無関心の層(ラガード)に受け入れられるかが課題である。
(ウ) 流行に敏感な層(アーリー・マジョリティー)には一時的に受け入れられても、新しいモノ好きの層(イノベーター)には受け入れられないという問題である。
(エ) 流行に敏感な層(アーリー・マジョリティー)の反応を見て、新しいモノ好きの層(イノベーター)や目利きの層(アーリー・アドプター)の反応を勘違いして判断してしまう問題である。
(オ) 流行に敏感な層(アーリー・マジョリティー)や流行を後追いする層(レイト・マジョリティー)には受け入れられても、いかに無関心の層(ラガード)に受け入れられるかが課題である。




















(解説)
キャズムは「溝」を意味するワードである。簡単に言えば、新製品や新サービスが市場シェアを拡大していく上では、それを阻害する深くて大きな溝があるとする理論である。

キャズムを理解する上では、イノベーター理論を把握しておく必要がある。イノベーター理論とは、新製品や新サービスの市場への広まり方を、5分類の対象市場の構成者(消費者のタイプ)で表現したモデルである。イノベーター理論における5分類の対象市場の構成者(消費者のタイプ)は以下の通りである。
イノベーター(革新者):新しいもの好きの層で、市場全体の2.5%程度。
アーリーアダプター(初期採用者):イノベーターの次に新しいもの好きの層で、市場全体の13.5%程度。
アーリーマジョリティ(前期追従者):平均的な人よりは早く新しいものを求める層で、市場全体の34.0%程度。
レイトマジョリティ(後期追従者):新しいものに懐疑的で、周囲の様子を伺いながら新しいものを求める層で、市場全体の34.0%程度。
ラガード(遅滞者):新しいものに無関心な層で、市場全体の16.0%程度。

イノベーター理論によると、16%の初期市場(イノベーター2.5%&アーリーアダプター13.5%)と68%のメインストリーム市場(アーリーマジョリティ34.0%&レイトマジョリティ34.0%)の間には、容易に越えがたい溝があるとしている。この溝のことを「キャズム」と呼ぶ。なぜキャズムがあるのかと言えば、初期市場とメインストリーム市場とでは特性が異なるためである。つまり、初期市場の消費者ははどちらかと言えば目新しさを求めるのに対し、メインストリーム市場の消費者はどちらかと言えば安心感を求めるという違いがあるということである。

以上の前提知識を踏まえて選択肢を検証すれば、容易にアが正解選択肢であるとわかるだろう。

(解答)
(ア)


本設問は選択肢が長い文章で書かれているため、一見選択肢の文章読解力をシビアに問われている設問のように思うかもしれない。しかしキャズムの知識を正確に覚えて入れば、アの正解選択肢を容易に選択できるという意味で、言わば用語の意味を問う単発の知識問題の性質に近いものである。

中小企業診断士の1次試験では出題頻度は多くないものの、比較的有名な理論である。今後の出題も十分想定される論点であるため、本記事を元に復習をしておいてほしい。なお、キャズムはマーケティング理論に該当する論点なのだが、今回はベンチャー企業のマネジメント論点と解釈し、技術経営の単元として敢えて取り上げてみた。


マジコン診断士

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Author:マジコン
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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