現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】企業経営理論の過去問チャレンジ ~モジュール型アーキテクチャ


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<以下、本編>


今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。

それではさっそく過去問チャレンジ!

【過去問チャレンジ】
製品アーキテクチャがモジュール化するにつれて、技術戦略は変わってくる。そのような変化がもたらす部品メーカーの状況や、部品メーカーの変化への対応に関する記述として、最も適切なものはどれか。(平成27年度企業経営理論 第7問)

(ア) 製品サブシステムのインターフェースが標準化されるにつれて、部品メーカーは一定のデザインルールのもとで、独自に技術開発を進めることが可能になる。
(イ) 製品統合が容易になり、組立メーカーの製品が標準化されるにつれて、その収益が低下するので、部品メーカーも収益が悪化する。
(ウ) 製品のサブシステム間の関係が簡素になるので、部品メーカーは部品生産技術をめぐって、組立メーカーとの技術交流を緊密化することが重要になる。
(エ) 標準化された部品の生産プロセスにおける技術改良の余地がなくなり、価格競争が激化するので、部品メーカーの収益は悪化する。
(オ) 部品メーカーにとっては、自社固有の独自技術を梃子(てこ)にして新規なモジュール部品を開発する必要性がなくなるので、これまで取引がなかった組立メーカーにも販路を広げることが重要になる。




















(解説)
ア:「インターフェース」は色々なシーンで使われる用語なのだが、簡単に言えば「モノとモノの接点や接続部分」のことである。本選択肢の通り「製品サブシステムのインターフェースが標準化される」と、部品メーカーは基本的にインターフェースを気にしておけばよく、それ以外の部分については独自に技術開発を進めることができる。逆にインターフェースについは、一定のルールが必要となる。このことが、本選択肢で言うところの「一定のデザインルール」と解釈すればよいだろう。本選択肢は特に違和感はないが、他の選択肢を見た上で正誤を判定することにする。いったん保留。

イ:「製品統合が容易になり、組立メーカーの製品が標準化されるにつれて、その収益が低下する」という部分に関しては、確かにその可能性は高いだろう。なぜならば、組立メーカーの製品が標準化されるにつれて、差別化要素が減少してくるからである。しかし、その後の文章「部品メーカーも収益が悪化する」では違和感を感じてほしい。モジュール化された部分に他社の模倣が困難な強みが含まれている場合は、たとえ組立メーカーの収益性が低下しても、その部品メーカーの収益性が低下するとは限らないからである。例えば、〇〇という製品カテゴリが標準化されたことにより、〇〇を提供するメーカーが競争激化により収益が低下したとする。しかし、〇〇の特定の部品におけるシェアのほとんどを部品メーカーA社が握っていたとしたならば、〇〇市場内のメーカー間競争がいくら激化しようが、〇〇市場全体が縮小しない限り、A社の収益性が低下する可能性は低いだろう。ゆえに×。

ウ:「製品のサブシステム間の関係が簡素になるので、…組立メーカーとの技術交流を緊密化することが重要」に違和感を感じたあなたはその感覚でOK。製品のサブシステム間の関係が簡素なのであれば、わざわざ組立メーカーとの技術交流を緊密化しなくとも、開発・製造を容易に行えるはずである。ゆえに×。

エ:「標準化された部品の生産プロセスにおける技術改良の余地がなくなり、価格競争が激化する」の時点で違和感を感じてほしい。標準化された部品は確かにインタフェース部分においては極端な改良は少なくなるかもしれない。しかし、インターフェース以外の部分に関しては、部品メーカーは独自開発が可能であり、他社と差別化を図る上でも一層の技術開発や高付加価値が求められるはずである。ゆえに技術改良の余地がなくなるわけではないし、部品メーカーの収益が悪化するとも限らないだろう。以上より×。

オ:「部品メーカーにとっては、自社固有の独自技術を梃子(てこ)にして新規なモジュール部品を開発する必要性がなくなる」で違和感を感じたあなたは、その感覚でOK。モジュール化をしたからと言って、新規のモジュール部品開発の必要性がなくなるという理由がまったくわからない。選択肢エでも説明したが、インターフェース以外の部分に関しては、部品メーカーは独自開発が可能であり、他社と差別化を図る上でも一層の技術開発や高付加価値が求められるのである。ゆえに×。


以上より、アが正解となる。

(解答)
(ア)


本設問を通じて、モジュール型製品アーキテクチャをもう一度確認すると共に、インテグラル型アーキテクチャを復習し、双方の違いに関して改めて理解を深めておくとよいだろう。


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