現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【2次試験】事例Ⅱに関するマジコンの独り言(Final)

事例Ⅱに関する筆者の独り言も今日で最後。今回もマイペースで進めるので、またまたリラックスして読んでほしい。



<独り言>

前回の記事(コチラ)では、主にターゲッティングのことをつぶやいたので、今回はマーケティング・ミックスとその他に関して独り言を。

…とは言っても、実はマーケティング・ミックスに関してあれこれ語ることはそんなにない。1つ言えるとすれば、事例Ⅱではおおよそ設問毎にマーケティング・ミックスの各要素を問われることが多いということくらいかしら。

ちょっと平成28年度の事例Ⅱの設問を見てみよう。

第1問(配点 20 点)
 B 社のこれまでの製品戦略について、80 字以内で整理せよ。
→★これはマーケティング・ミックスの内、Product(製品)を問われているね。

第2問(配点 30 点)
 11 代目予定者は、自分の代になってからもこれまでの製造スタイルを大切にしながら成長を追求していくつもりでいる。しかしながら、製品アイテムは見直すことを考えている。

(設問1)
 B 社の今後の成長に必要な製品戦略について、ターゲット層を明確にしたうえ
で、100 字以内で説明せよ。
→★これもマーケティング・ミックスの内、Product(製品)を問われているなぁ。

(設問2)
 (設問1)で想定したターゲット層に訴求するための、プロモーションと販売の戦略を 80 字以内で説明せよ。
→★これはマーケティング・ミックスの内、広告・宣伝・コミュニケーション(Promotion)と販路(Place)を問われているなぁ。


第3問(配点 20 点)
 3年前に開業した直営店併設の飲食店は、売り上げが好調である。B 社が飲食店を直接経営することによって、どのようなメリットと効果を得られるか。売り上げが向上すること以外のメリットと効果について、100 字以内で説明せよ。
→★これは設問を見ただけでは判断できないので、与件情報に基づいて思考しないとわからないなあぁ。


第4問(配点 30 点)
 昨今の多くの中小しょうゆメーカーでは、インターネット販売を展開している。B社もまた、新規事業として直接、最終消費者に対するインターネット販売に乗り出したいと考えている。

(設問1)
 インターネット販売を軌道に乗せるために B 社が採るべきブランド戦略を 50 字以内で提案せよ。
→★これはマーケティング・ミックスの内、販路(Place)を問われているなぁ。でも、ブランドを絡めて考えなきゃならんようだ。

(設問2)
 B 社のインターネット販売を利用する顧客にリピートしてもらうために、インターネット上でどのようなマーケティング・コミュニケーションを展開するべきか。80 字以内で提案せよ。
→★これはマーケティング・ミックスの内、広告・宣伝・コミュニケーション(Promotion)を問われているなぁ。



とまあ、こんな感じ。ここはまず意識しておきたいね。


その上で、事例Ⅱを攻略する上で最も重要なことがあるな。それは間違いなく

ターゲッティング&マーケティングミックスの整合性

だね。大雑把に言えば、事例Ⅱは一貫してこのことしか問うてないんだよね。もう少しわかりやすく分解すると、

①「ターゲット」と「4P」の整合性が確保できていること
②「各4Pの要素間」の整合性が確保できていること

ということになるね。

ハッキリって、これが事例Ⅱの肝だね。今まで作成してきた答案を上記の観点から見てみると何か発見があるよな、きっと。


恐らく今年の事例Ⅱでも、ターゲッティングは何かしらの形で聞いてくるはず。近年の出題傾向を見ると、受験生に簡単にターゲットを定めさせないようにしている気がするなぁ。ターゲットを外してしまうと、そこに紐づく4Pに関する設問も連鎖的に失点が累積する可能性があるので、怖いと言えば怖い。2次再受験生の中で過去に事例ⅡでC評価、D評価をされてしまったことのある受験生の中には、ターゲットを外して4Pを連鎖失点してしまった受験生も多いのではないかと思うなぁ。

この点に関して1つだけアドバイスするとすれば、まずは慎重にターゲッティングを定めること。ここに尽きるね。でも、今年の試験においても、実際に80分の時間制限の中で受験生が自信を持ってターゲットを定められる可能性はあまり高くないと思う。近年はこの部分を難しくしてきているので。現実的にはかなり厳しい状況に陥る可能性を想定しておいたほうがよいと思うなぁ。

え?そういう場合にどうするかのかって?

その場合は、「俺はこう思う」と最後は決断する勇気を持つことだね。ひょっとすると、ターゲッティングを決めた後、4P要素の設問に対する答案骨子を作成している過程で「あれ?ちょっとおかしいかも」って気づくこともあるかもしれない。でもそれはそれで現場対応するしかないじゃん?現場対応力を高める意味でも、このようなシチュエーションは事前にシミュレーションやイメトレしておいてほしいなぁ。


事例Ⅱの近年の傾向変化は大きいなぁと個人的には思っている。何より、試験委員の手元にあるであろう模範解答を最も特定しにくいのがこの事例Ⅱ。得点開示請求の存在が明らかになった後で、そこを最も積極的に煙に巻いているのがこの事例Ⅱだと個人的には思っているんだよね~。俺は事例Ⅰと事例Ⅲに関しては、かなりの精度で採点ができると自負している。実際、この2事例に関してはビンゴの率も結構高い。一方で事例ⅡとⅣだけはそうはいかないんだな~(事例Ⅳの採点がなぜ当たらないかは筆者のコチラの有料コンテンツを読んだ方ならおわかりだろう)。



そういや近年はサービス業の事例が出題されていないなぁ。念のため今年は警戒しておいた方がよいかもしれない…。サービス財の特徴(同時不可分性、非均一性、無形性)や、インターナルマーケティング、サービス・プロフィット・チェーンあたりは一次知識としてもう一度確認しておいたほうがよいかもね。

え?サービス・プロフィット・チェーンって何かって?平成27年度の企業経営理論(第34問)で出題されてたじゃん?その選択肢(正解選択肢だった)を以下に貼り付けておこうかしら。

サービス・プロフィット・チェーンは、従業員の満足を高めることが顧客満足や顧客ロイヤルティの向上につながるという考え方を示している。
詳細はコチラのページを参考にされるとよいだろう。



事例Ⅱはこんなとこかな。あ、あと図表に基づいた計算問題の出題は覚悟しておいた方がよいな。平成25年度、26年度と2年連続で計算させたからね。電卓を準備することをお忘れなく。

とにかく事例Ⅱはターゲッティングを慎重に行った上で、マーケティング・ミックスとの整合性をしっかり確保することがポイント。ここを押さえられれば、60点は超えてくると思うよ。但し、得点開示の結果を見ると、事例Ⅱは比較的上値が重いので、この事例で大量得点を稼ぐことは期待しない方が良いかもしれない。平成28年度は80点以上の答案がチラホラ見えたので、平成27年度よりは上値が緩くなった印象(平成27年度は80点以上はほぼいなかった)だが、それでも70点オーバーの得点を取れた受験生はかなりの上位だと思ってよいだろう。


次回は事例Ⅲに関してつぶやくとするか。試験問題を分析する立場としては、実はこの事例Ⅲが最もやりやすい。なぜなら事例Ⅰ~Ⅲの中では最も抽象度が低いからね。平成28年度はちょっと煙に巻いてきて分析しにくくなったけど…。得点開示制度の影響は出題傾向や採点に確実に影響しているなぁ。


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