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現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

中小企業診断士に求められる基本能力とは?(1)

今回からは連載型で、「中小企業診断士に求められる基本能力」をあなたと一緒に見ていきたい。


ここで1点注意点を。

あなたにはご理解いただいていると思うが、本ブログはあくまで「マジなコンサル診断士」を一人でも多く輩出することを目的としている。その意味で言えば、中小企業診断士資格の取得はあくまでそのフックに過ぎないというのが筆者の考えである。ゆえに、本連載では、2次試験合格を目的とした内容はもちろんだが、その先のあなたのコンサル人生をも踏まえた内容となる点をご了承いただきたい。


さて、今回は、「登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標準モデル(以下、標準モデル)」に記載されている「中小企業診断士に求められる基本能力」の内、以下の桃色枠内の「意識」について書こうと思う。
中小企業診断士に求められる基本能力とは?(1)


さて、標準モデルでは、中小企業診断士として重要となる意識として以下の3点を重視している。

①貢献領域の認識
②知的好奇心の醸成
③プロフェッショナリズム

以下、この3点について、筆者の私見を書いていく。



①貢献領域の認識
貢献領域というワードは、その定義が標準モデルに載っている。標準モデルによる定義では、「中小企業経営に付加価値を提供できる自分自身の専門領域・ブランド」と書かれている。つまり、「貢献領域の認識」とは、「中小企業に付加価値を提供できる自分自身の専門領域・ブランドを認識すること」であることがわかる。

この意識は非常に重要であると筆者も考えている。というのも、中小企業診断士はどちらかというと「経営全般の知識を広く浅く勉強する資格」だからである。その意味で、専門性の深さでは弁護士や公認会計士には及ばないと解するべきであろう。

つまり、診断士の資格を取得しただけでは、「経営全般に関して浅く広く詳しいが”尖ったもの”がない人になる」ということをあなたは認識すべきである。その意味では、「中小企業に付加価値を提供できる自分自身の専門領域・ブランドを認識すること」は、あなたが経営コンサルタントとして飯を食っていく意味で言えば、決定的に重要である。

なお、この”尖ったもの”についてはいろいろな考え方があるが、最もベーシックな考え方は、「これまでのあなたのキャリアで培った経験・知識の中で最も深い専門性を持つ業界・領域×中小企業診断士の知識」を出発点にすることだろう。この”尖ったもの”を何にするかは、受験生である今の時点からボンヤリでもよいので考えておいた方がよい。その方が速いスピードでマジコン診断士になれるからである。



②知的好奇心の醸成
標準モデルにはあまり詳細な記述がないが、キーワードとして、「知的な貪欲さ」「学習意欲」の2点が記載されている。

これは説明するまでもないと思っているのだが、念のため。

経営コンサルタントという職業を、筆者は「高度な知的労働者」であると考えている。インターネットの急速な発達によりこれほどまでに情報があふれかえる現代社会では、クライアント企業の経営者や従業員も相当な情報量と知識を持ち合わせている。すなわち、ちょっとした知識の切り売りをするだけでは全くお話にならない職業である。まして、クライアント企業の経営者・従業員は、その道で何十年と飯を食ってきているわけである。その人々を動かして経営改革を推進する原動力となる経営コンサルタントには、相当な「知的な貪欲さ」と「学習意欲」が求められる。もちろん、クライアント企業とは異なる土俵で勝負することが経営コンサルタントのValueであることは大前提である。しかしたとえ土俵の違いがあるとしても、相当な勉強を継続する覚悟がないと、クライアント企業には相手にもされない、そんな世界が経営コンサルタントの世界だと思っていて間違いない。

以上より、あなたは何に対しても興味を持ち、常に貪欲に知識を吸収する向上心を持ち、何事にも貪欲かつ前向きに取り組むべきである。なお、非建設的な発想(目的志向ではない”知識を使った言葉遊び”が好き等)やネガティブな発想(すぐに「~できない」と言う等)が先行する人は、ハッキリ言ってこの職種には向いていない。



③プロフェッショナリズム
標準モデルにはあまり詳細な記述がないが、キーワードとして、「コンサルタントとしてのマインド」「自律意識」の2点が記載されている。う~む、これは非常に解釈の幅が広くなってしまう…。

まず、コンサルタントのマインドとして筆者が考えているものには、「コミットメント」「バリューベース」「クライアントファースト」等が挙げられる。長くなるので、本記事では詳細な説明は割愛する。


「自律意識」に関して筆者が考えているのは、一言で言うと「リーダーシップ」である。リーダーシップの定義も人によって異なるので、筆者の意図するところはなかなか伝えにくい…。これも説明すると長くなるので、本記事では詳細な説明は割愛する。本件に関してご興味のある人は、以下の本をお読みいただくとよい。筆者が部下やコンサルメンバーに必ず読ませている必読書である。なぜ必読者かと言えば、筆者が”こういうコンサルを目指せ”という像、すなわち「リーダーシップ(≒自律意識)」を持ったキャリア像が正にこの書籍に書かれているからである(なお、「自律」と「自立」は似て非なる言葉である。その違いを知らない読者は辞書等で調べてみてほしい。このような言葉に1つ1つに敏感になることは、2次試験を突破する上で重要なファクターである)。
※著者の伊賀さんは戦略系ファームのマッキンゼー出身である。



なお、本ブログの読者には、「中小企業診断士資格を取得してコンサルティングファームへの転職したい」という読者が数名いる。その方はぜひ、上記書籍を読むことをおススメする。


今回はあまり2次試験に直接的に関係する能力ではなかったが、あなたがマジコン診断士になる上では極めて重要である。ぜひ参考にしていただきたい。

つづく


マジコン診断士


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No title

初めまして。とくべいと申します。
2次試験前で時間がないなか、上述の『採用基準』を斜め読みしてしまいました。
大変参考になりました。
特に『思考体力』というフレーズが気になりました。
自分も体力がないので、体力増強を図りたいところです。
2次試験では必須の能力?かと思いましたが、鍛える術が思い浮かびません…。

Re: No title

とくべいさん

コメントありがとうございます。「採用基準」読んでしまいましたかw 2次試験前にお邪魔してしまうような書籍のご紹介をし、誠に申し訳ございません。しかしこの「採用基準」は、とくべいさんが試験合格後に中小企業診断士としてご活躍される際にも、バイブルとして大活躍するはずです。ぜひずっと持っておいていただき、折に触れて読み返してみてください。

さてお悩みの「思考体力」ですが、筆者もそれほど自信があるわけではありません。ただ、過去の自分と比較して成長したと自分なりに感じることは、「思考することが習慣化した」ということです。これは筆者の悪い所でもあるのですが、筆者は常に何かしらの思考をする癖がついてしまいました。では何を考えているのかというと、「クライアントA社のあの課題解決には〇〇なやり方もあるなぁ」「あ、この店舗の戦略、クライアントB社にも応用できるかも」みたいなことです(もちろん、本ブログで何を書こうかということも含みます)。

これらに共通することは、「自分が本当に役に立ちたいと強く思う相手がいること」です。上記の具体例で言えば、クライアントA社やクライアントB社、そしてとくべいさんをはじめとした本ブログの読者です。この相手の役に立ちたいという思いが、筆者の思考体力を高めているのではないか?と自分では思っています。

とくべいさんは2次試験を目指されているので、まずは目の前の事例Ⅰ~Ⅳの「A社、B社、C社、D社」の役に立ちたいと強く思うことから始めてみるのはいかがでしょう?もちろん紙上の企業なので、リアルな社長も社員と会うことはできません。その点で難しい面もあると思います。しかし、今のとくべいさんにはそれが最も効果的な方法だと思っています。

筆者はとくべいさんがこの「思考体力」ということに着目され、そこに課題意識をお持ちになった時点で、すでに大きく前進しておられると思っています。ぜひ事例企業にこれまで以上に「役に立ちたい」という思いで真剣に向き合っていただき、今年の2次試験突破をしちゃってください。微力ながら、本ブログを通じて応援しております。


マジコン診断士


> 初めまして。とくべいと申します。
> 2次試験前で時間がないなか、上述の『採用基準』を斜め読みしてしまいました。
> 大変参考になりました。
> 特に『思考体力』というフレーズが気になりました。
> 自分も体力がないので、体力増強を図りたいところです。
> 2次試験では必須の能力?かと思いましたが、鍛える術が思い浮かびません…。
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Author:マジコン
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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