現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】1次本試験の状況を想定して準備しておく

いよいよTAC1次模試まで1週間となった。


筆者はかねてから、TAC1次模試を本試験前の極めて重要な目標と位置付けている。


その理由は、

本試験1か月前のこの時点で1次合格レベルに達することは、あなたが1次試験を突破する上で大きなアドバンテージとなる

と考えているからである。



とは言え、現時点での学習進捗度や学習達成度は、受験生によって様々であろう。


本試験まではまだ1ヵ月以上あるので、あなたにはまだあらゆる可能性があると考えてよい。


より分かりやすく言えば、あなたはまだ未来をコントロール可能な状況にある。



あなたの未来をあなたが望む状態にコントロールする(つまり、1次試験を突破するということ)ために、今回のTAC1次模試においてあなたに必ず実施しておいてほしいことをお伝えする。



それは

1次本試験の状況を事前に想定し、しっかりとした準備を行った上でTAC1次模試に臨むこと


である。



具体的には、以下の3点に関してきちんとプランニングを行っておいてほしい。

①試験前1週間の過ごし方
②試験前日の過ごし方
③本試験当日の過ごし方


以下、具体的に説明する。


①試験前1週間の過ごし方
・具体的勉強内容と確保する勉強時間
 ※科目ごとの時間投入量の配分
・確保する睡眠時間
 ※上記の阻害要因(例えば仕事が忙しい等)も想定


②試験前日の過ごし方
・具体的勉強内容と確保する勉強時間
 ※科目ごとの時間投入量の配分
・確保する睡眠時間
・持ち物の準備・チェック方法
 ※試験場に持っていく参考書類含む
・翌日起床時間の決定(試験場までの交通経路確認含む)


③本試験当日の過ごし方
・朝食の場所と食べるもの
・試験前、休み時間の過ごし方(勉強内容含む)
・昼食の調達方法と食べるもの
 ※分量は?飲み物は何にする?栄養ドリンクはいる?糖分はどのように補充する?
・問題を解く順番は?
・分からない問題が1問目から連続したら?
・問題を解いている途中で眠くなったら?
・集中力が落ちてきたら?
・眠くなったら?
 ※昼食後は要注意
・建物の外や他の受験生が試験中にうるさかったら?
・試験中に体調が悪くなったら?
・時間内に終わらなそうな状況に陥ったら?
・足切り得点(40点)未満になりそうだったら?
・マークシートをズラして塗っていることに気づいたら?
・受験済の科目の出来の悪さをその後も引きずり続けたら?
・1日目の全科目終了後の過ごし方は?(勉強する内容、睡眠時間等)
・2日目の試験日に、前日の科目の出来の悪さを引きずり続けたら?



メジャーリーグで活躍しているイチロー選手は、以下のように言っている。

準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、そのために考え得るすべてのことをこなしていく。




TAC1次模試は「模試」であり「本試験」ではないので、あなたはまだ言い訳が許される。


しかし、

1次本試験においては結果がすべてであり、あなたに言い訳は許されない。


もしあなたが、1次本試験で言い訳となる材料を残したくないと思うのであれば、

今回のTAC1次模試を本番の試験だと思って最高の準備をすることにより、言い訳の材料となり得る要素をすべて出し切る以外に術はない

のである。


TAC1次模試まであと約1週間。


あなたは目の前の目標に対して、どのように挑みますか?


マジコン診断士

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【1次試験】この週末に必ずやるべきこと

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


本ブログでは、中小企業診断士1次試験突破を目指す受験生に対して、3つの目標を提示している。
※3つの目標に関しては「【1次試験】マジコン流 1次試験目標設定」参照



次の目標は2018年6月30日・7月1日に実施されるTACの「1次公開模試」を会場受験し、合格点を確保することなので、次の目標まで残り約1週間になったということになる。



以前にもお伝えしたが、次の目標である「TAC1次公開模試」は本試験前の最後の練習試合である。



残り1週間で最高の準備をし、最高の状態で「TAC1次公開模試」を迎えること。


このことが現在のあなたにとっての最大の課題であることを強く意識していただきたいと思う。



さて、本試験前の最後の練習試合に向けて、あなたに必ずやっておいてほしいことがある。


それは

「TAC1次模試の科目別の目標得点を決めること」

である。


なんとなくTAC1次模試を受けて、なんとなく自己採点して、結果に一喜一憂する。


これでは、本試験前1か月前に貴重な時間を使って練習試合に臨んだ意味はない。



なぜあなたが本試験前1か月前に貴重な時間を使ってTAC1次模試を受験するかと言えば、

あなたが1次本試験を突破するための「最終の課題」を設定するため

に他ならない。



課題を設定するためには、当然のことながら「目標」を設定する必要がある。


目標となる得点を予め定めるからこそ、現状と目標の「差」が定量的に明らかになる。

定量的に明らかになった現状と目標の「差」こそが現時点のあなたの問題点であり、問題点が明らかになるからこそ、あなたは課題を設定できる。そして課題の設定ができれば、本試験までに何をすべきかがハッキリとあなたに見えてくるはず

である。



1次本試験までに、日々見えてくる課題とは別の観点からの課題を明確かできる機会は、このTAC1次模試が最後になる。


必ず目標得点を設定し、本試験までのアクションが明確化できるような準備をしておいてほしい。


マジコン診断士

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【1次試験】ちょっと問題を解いてもらえますか? ~経営情報システム

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


さて、唐突だがまずは以下の問題(4問)を解いてみてほしい。各問題の後に解答解説が出てくるので、しっかりと独力で解いてから解答・解説を読むようにしてほしい。
※一部計算問題があるため通勤電車の受験生はきついかもしれないが、メモ用紙などを取り出してトライしてみてほしい。



【問題1】
PCの処理効率を高めるために、CPUが主記憶にアクセスする時間を見かけ上短縮することを目的としたものはどれか。

(ア) SSD
(イ) 仮想記憶
(ウ) キャッシュメモリ
(エ) デフラグ




















(解答・解説)
<解答>


<解説>
もはや解説不要だろう。「【1次試験】経営情報システムの過去問チャレンジ ~コンピュータの仕組み(後編)」のキャッシュメモリに関する解説を読んでほしい。




【問題2】
CPUのキャッシュメモリに関する説明のうち,適切なものはどれか。

(ア) キャッシュメモリのサイズは、主記憶のサイズよりも大きいか同じである。
(イ) キャッシュメモリは、主記憶の実効アクセス時間を短縮するために使われる。
(ウ) 主記憶の大きいコンピュータには、キャッシュメモリを搭載しても効果はない。
(エ) ヒット率を上げるために、よく使うプログラムを利用者が指定して常駐させる。




















(解答・解説)
<解答>


<解説>
ア:キャッシュメモリは主記憶と比べて極めて小さい容量である。ゆえに×。
イ:正しい内容である。ゆえに〇。
ウ:キャッシュメモリがないとCPUと主記憶とのやりとりの速度がボトルネックとなり、コンピュータ全体の処理効率が低下する。主記憶装置の大小の問題ではない。ゆえに×。
エ:よく使うプログラムを利用者が指定などしない。キャッシュメモリに常駐させるデータはOS決定している。ゆえに×。




【問題3】
主記憶のアクセス時間60ナノ秒,キャッシュメモリのアクセス時間10ナノ秒のシステムがある。キャッシュメモリを介して主記憶にアクセスする場合の実効アクセス時聞が15ナノ秒であるとき,キャッシュメモリのヒット率は幾らか。

(ア) 0.1
(イ) 0.17
(ウ) 0.83
(エ) 0.9




















(解答・解説)
<解答>


<解説>
実効アクセス時間 = キャッシュメモリのアクセス時間×ヒット率+主記憶のアクセス時間×(1-ヒット率)
ヒット率をhとすると、
15 = 10×h+60(1-h)
15 = 10h+60-60h
h = 0.9




【問題4】
アクセス時間 10ナノ秒のキャッシュメモリとアクセス時間 50ナノ秒の主記憶を使用した処理装置の実効メモリアクセス時間を 25ナノ秒以下にしたい。最低限必要なキャッシュメモリのヒット率は何%か。


(ア) 50
(イ) 60
(ウ) 70
(エ) 80




















(解答・解説)
<解答>


<解説>
実効アクセス時間 = キャッシュメモリのアクセス時間×ヒット率+主記憶のアクセス時間×(1-ヒット率)
ヒット率をhとすると、メモリアクセス時間を 25ナノ秒以下にするためには,
10×h+50×(1-h ) ≦ 25
10h+50-50h ≦ 25
40h ≧ 25
h ≧ 0.625

よって、選択肢の内、最低限必要なキャッシュメモリのヒット率として適切なのは62.5%以上で最も近似値の70%であるウとなる。



さて、きちんと解けただろうか?


【1次試験】経営情報システムの過去問チャレンジ ~コンピュータの仕組み(後編)」で、筆者はキャッシュメモリに関して解説をした上で、「テキストでしっかりと復習しておきたい」とお伝えしていたので、あなたがしっかり復習していたかどうかを今回の記事では確認させていただいた。


厳しい言い方だが、今回の問題を解けなかった読者は、筆者が取り組んでほしいとお伝えしていることを実行に移せていない。


本ブログで発信している過去問チャレンジは、筆者なりに思いを込めてあなたに発信しているつもりである。
※筆者の思いは、過去記事「【1次試験】筆者が過去問チャレンジを発信する理由」参照。


本記事を読んでなんとなく学んだ気になるだけではなく、しっかりとあなたの血肉にして、本試験で合格を勝ち取れるように活用していただけたら幸いである。


マジコン診断士

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【1次試験】2017年版中小企業白書を読もう ~開廃業の現状(後編)

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた連載記事である。


前回の記事「【1次試験】2017年版中小企業白書を読もう ~開廃業の現状(中編)」に引き続き、今回も2017年版中小企業白書を一緒に見ていくことにする。



今回は2017年版中小企業白書のP28~P30以降に記載されている「開廃業の現状」を見ていく。


第1-2-8図


上図は、開業率・廃業率の推移を示している。

1980 年代には 6~7%で推移していたものの、89 年度以降は低下が続き、1993 年度以降は直近の 2014 年度まで5%以下の水準で推移している。

直近の2015年度の開業率は1993年度以来5%を上回った。また、直近の2015年度の廃業率3.8%とやや低水準となっている。




第1-2-9図


上図は、業種別開廃業率の分布状況を示している。

ざっと見るとわかりにくいが、縦軸が廃業率、横軸が開業率、各業種の円の面積が各業種の適用事業所数を示している。なぜ適用事業所数をわざわざ円の面積で示しているかと言えば、適用事業所数が多い業種はそれだけ全体の開業・廃業率に大きな影響を与える業種となり影響が大きいため、それを表現しようとしているものと思われる。


白書に記載されているポイントをいくつか列挙する。

<開業率に関してわかること>
開業率の水準は製造業が1.9%と最も低く、事業所数も多いため、全体の開業率を大きく押し下げている。
最も開業率が高い業種は、宿泊業,飲食サービス業の9.7%で、次いで、建設業、生活関連サービス、娯楽業。
・宿泊業,飲食サービス業は開業率が高いだけでなく事業所数が一定程度あること、また、建設業についても開業率の水準は2 番目に高く、事業所数は最も多いため、この2業種が全体の開業率を押し上げている。

<廃業率に関してわかること>
・廃業率については業種別の差異は小さくなっており、最も廃業率が低い業種は、医療、福祉の2.4%で廃業率を押し下げており、最も高い業種は宿泊業、飲食サービス業の6.4%で廃業率を押し上げている。
・開業率で差が見られた製造業と建設業については、廃業率はおおむね同水準。

<開業率・廃業率を通してわかること>
・開業率、廃業率の 2つを並べ、業種別に確認すると、開業率・廃業率共に平均を超え、事業所の入れ替わりが盛んであるのが、宿泊業,飲食サービス業、生活関連サービス,娯楽業であり、開業率が高く廃業率が低い業種が建設業開業率・廃業率とも低い業種は製造業、卸売業



1次試験対策上は、赤文字を中心に押さえておけば十分だろう。



ここで少し筆者の感想を。

と言っても、今回の開業率・廃業率に関してあまり感じることはないので、少し違った視点で実務寄りの話をしてみたい。



今回例示された「業種別開廃業率の分布状況」は、バブルチャートで表現されている。



あなたは散布図を覚えているだろうか?

運営管理のQC7つ道具で学習したあれである。

散布図は2つの特性を縦軸と横軸として定めグラフとし、観測データをグラフ上にプロットすることで2つの特性の相関を分析する際に用いられる図である。
※記憶が定かでない読者は、必ず運営管理のテキストを読み直して図とともに記憶を思い起こしておくこと。


実はこのバブルチャートは散布図の一種である。


散布図が2つの特性だけを分析するものであるのに対して、バブルチャートはプロットした点をバブルとしてその面積で情報を表現することにより、3つのデータを3次元ではなく2次元で表現することが可能な図である。


今回例示された「業種別開廃業率の分布状況」で言えば、縦軸に開業率、横軸に廃業率、そしてバブルの面積で各業種の適用事業所数を表現している。3つのデータを見事に2次元のグラフで表現している。


というわけで、もしあなたが3つのデータを2次元で表現したいケースに遭遇した場合は、バブルチャートを利用すればよいということである。


え?どうやって作るのかって?


Excelのグラフ機能を使って作成できる。[挿入] タブの [グラフ] グループで [散布図] の中に入っている。以下の画面を参考にして、作成してみてほしい。
バブルチャート-Excel


クライアントに対して分析結果を報告する場合は、相手に対する「見せ方」が極めて重要になる。


マジコン診断士を目指すあなたは、ぜひ様々なグラフの作成に関しても少しずつ覚えていっていただきたい。



マジコン診断士

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【読書をしましょう】筆者が大事にしているコンサルティングの勘所

今回の記事は「読書をしましょう」である。



「読書をしましょう」を楽しみに待っている読者には、受験生以外にすでに中小企業診断士に合格している方も多いと思う。


1次試験が迫っているので、どうしても受験生向けの記事が多くなり、読書をしましょうを含むキャリア系の記事の更新頻度が低くなってしまっている点に関してはお詫び申し上げたい。


試験前は受験生記事の更新頻度が高くなってしまうが、そういった中でも継続してキャリア系記事を更新していきたいと考えているので、これからもぜひ本ブログを読んでいただけたら幸いである。



さて、本ブログを読んでいる知的なあなたは、これまでも多くの読書を重ねてきていることだろうと思う。


読書の過程で、あなたは以下のような感覚をもったことはないだろうか?


「読書は著者との対話である」と筆者は考えているので、著者の考えに同意したり、反論したりとあたかも著者と対話するかのように本を読むのが筆者の読書スタイルである。

無論、1冊の本の中で同意できる点とそうでない点が混在しているというケースが大半なのだが、ごく稀に

「この本は本当に共感できるなぁ」

と感動する本に出合うことがある。


つい先日購入しした本が、正に上記のような感動を筆者に与えてくれたので、今回はその本を紹介しようと思う。



筆者はかつて、以下のツイートをした。


上記は、筆者のコンサルティングスタイルそのものを表しているツイートだと自分でも思っている。

というのもの、コンサルティングを通じて組織変革を起こすことができるという自負が、筆者コンサルタントとして差別化できる要素の1つと考えているからである。


上記に関して筆者なりに「こうしよう」というスタイルや方法論は持っているつもりなのだが、うまく言語化できていないという部分がある点も事実であった。


そこをバシッと言語化し、筆者に感動を与えた書籍が以下である。


著者は、ビジネスを行う目的で編成される組織においては、主な機能は「マーケティング機能」「ファイナンス機能」「生産マネジメント機能」「組織マネジメント機能」の4つしかないと言っている。
※偶然にも、中小企業診断士2次試験の科目と同じである。


そして、会社業績という家の屋根を、3つのシステム(「マーケティング・システム」「ファイナンス・システム」「生産マネジメント・システム」)が3本の大きな柱となって持ち上げて、「組織マネジメント・システム」がそれら3本を土台として支えていると著者は書いている。


ここで筆者が著者と全く同じ感覚を持っているのが、


組織マネジメント・システムだけは、他のシステムとは位置づけが異なる


ということである。


どういうことかと言えば、マーケティング戦略を立案するにせよ、生産マネジメント改革を行うにせよ、IT導入を行うにせよ、そもそも組織マネジメント・システムがグラグラしていたら成果は出ないということである。


つまり単純化すれば、コンサルティングをして成果を出したいのであれば、「マーケティング×組織」、「生産×組織」「財務×組織」「IT×組織」…といった形で、コンサルティング領域に関わらず組織改革は必ずセットで行わねばならないということである。


本記事で紹介した書籍をお読みいただければ、筆者が大事にしているコンサルティングの勘所をご確認いただけると思う。


マジコン診断士

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【1次試験】経営情報システムの過去問チャレンジ ~コンピュータの仕組み(後編)

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


それではさっそく、経営情報システムの過去問チャレンジ!


【過去問チャレンジ】
パソコンを利用して各種業務処理を行う場合、複数の処理を同時並行して行ったり、大容量のファイルを読み込んで処理したりする場合が多くなった。このような状況に対応するために、オペレーティングシステムやハードウェアの機能が充実してきている。そのような機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。(平成20年度経営情報システム 第9問)

(ア) 仮想記憶管理とは、キャッシュメモリに主記憶の役割を仮想的に持たせることをいう。
(イ) スプール処理とは、低速の入出力装置などを使う場合に、他の処理を行えるようにCPUを早く解放するため、補助記憶装置などにデータを一時的に書き込み、後の空き時間に処理する方式をいう。
(ウ) スワッピングとは、デュアルコアCPUなど複数のCPUを用いて処理を交互に行う方式をいう。
(エ) 多重プログラミングとは、複数のプログラムをそのプログラムの数のCPUによって同時に処理させる方式をいう。




















(解説)
【1次試験】経営情報システムの過去問チャレンジ ~コンピュータの仕組み(前編)」に続いて、今回もコンピュータの仕組みに関する問題を取り上げた。

以下、各選択肢を検証する。

ア:「【1次試験】経営情報システムの過去問チャレンジ ~コンピュータの仕組み(前編)」の問題文②の解説で仮想記憶に関しては説明済みである。これは補助記憶装置に主記憶の役割を仮想的に持たせることであった。キャッシュメモリではないので、×。

キャッシュメモリとは、CPUと主記憶装置の速度差を補うためのメモリのことである。CPUは主記憶装置とデータのやり取りを行う必要があるが、CPUのデータ処理速度と比較してCPUと主記憶装置間のデータ転送速度は遅いため、それがボトルネックとなってコンピュータ全体の性能が低下してしまう。その問題を解消するために、小容量だが高速なメモリをCPUと主記憶装置の間に置くことで、コンピュータ全体の性能低下を防止するということである。

ちなみに、キャッシュメモリは一度読み出したデータを一時的に保存しておく記憶領域なので、必要なデータがキャッシュメモリに存在すれば高速アクセスが可能であるが、仮に必要なデータがキャッシュメモリに存在しなかった場合は主記憶装置からデータを読み出さねばならなくなるため、当然その分処理速度は遅くなる。このデータがキャッシュメモリに存在する確率をヒット率という。ヒット率を絡めたデータの平均読み出し時間の計算問題は出題される可能性があるため(過去問で見当たらなかったのだが…)、テキストでしっかりと復習しておきたい。


イ:「【1次試験】経営情報システムの過去問チャレンジ ~コンピュータの仕組み(前編)」の問題文③で解説済みである。正解選択肢である。


ウ:スワッピングは「【1次試験】経営情報システムの過去問チャレンジ ~コンピュータの仕組み(前編)」の問題文②の解説済みである。この選択肢はスワッピングとは全く関係のない内容を説明しているので、×である。


エ:多重プログラミングマルチタスク/マルチプログラミング)とは、1台のコンピュータで並行して複数の処理を行うことである。これは読者の多くは知っているはずである。読者の多くはスマートフォンを利用していると思うが、例えばLINEをやりながら、その裏でSafari(ブラウザ)を起動していたり、G-maliが起動されていたりするだろう。これは1台のスマートフォンデバイスで複数のアプリケーションを起動して並行して処理が行われていることを意味する。これがマルチプログラミングである。以上の内容を踏まえて本選択肢を見ると、「複数のプログラムをそのプログラムの数のCPUによって同時に処理させる」と書かれている。この選択肢の行っていることは、例えば5つのアプリケーションを起動する場合は、CPUの数は5つ必要ということになる。そんなはずはなかろう。ゆえに×である。




以上より、イが正解である。

(解答)
(イ)


【1次試験】経営情報システムの過去問チャレンジ ~コンピュータの仕組み(前編)」に続いて本記事を読んだ方はおわかりだろうが、出題されている論点は非常に似通っている。


無論これは偶然ではない。ぜひこの出題論点が似通っているという感覚を大事にして、重要論点に対しては理解度の向上と主t大パターンをきちんと把握し、効率的に弱点をつぶしていっていただきたい。


筆者も極力、あなたがそういう気づきを得られるような問題をセレクトしていこうと思う。


マジコン診断士

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【1次試験】運営管理の過去問チャレンジ ~商店街

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


それではさっそく、運営管理の過去問チャレンジ!


【過去問チャレンジ】
中小企業庁「平成 27 年度商店街実態調査報告書」から確認できる記述として、最も適切なものはどれか。(平成29年度運営管理 第22問)

(ア) 最近3年間に商店主が退店(廃業)した理由として最も回答が多いものは「大型店の進出」である。
(イ) 最近3年間の商店街への来街者数の変化について、「減った」と回答した商店街の割合は平成24年度調査よりも増加している。
(ウ) 商店街の最近の景況について、「衰退している」と回答した商店街の割合は平成24年度調査よりも増加している。
(エ) 商店街の全体の平均店舗数は平成24年度調査よりも増加している。




















(解説)
商店街に関する問題である。

出題頻度こそ高くないもの、中小企業診断士としては商店街の実態を把握しておくべきであろうという意図で取り上げた。

重要論点ではないので、この記事を通じて一度しっかり理解に努めれば、以降は本単元を学習しなくてもよい。ただし、今、この記事を通じて覚えてしまう意気込みで読んでみてほしい。


恐らく、「平成 27 年度商店街実態調査報告書」を読んで1次試験に臨んでいる受験生はほとんどいないはずなので、今回は各選択肢に基づいて重要なポイントを取り上げて行こうと思う。

ア:商店主が廃業した理由の1つに大型店の進出はあるかもしれないが、それが最も多い回答かと言われると疑問である。というのも、最も大型店出店の影響が出たタイミングと言えば、大店法が廃止されて大店立地法となった2000年近辺であることが推測されるからである。そこで実際のデータを見てると、以下の通りとなっている。
図表14
※「平成 27 年度商店街実態調査報告書」より

こうやってグラフを見てみると、納得がいくだろう。商店主が退店(廃業)した理由として最も回答が多いものは、「商店街の高齢化・後継者の不在」であることは覚えておこう。

ゆえに本選択肢は×である。

なお、本選択肢で論点となっている退店(廃業)した理由は、平成26年度運営管理の第25問においても、本選択肢と全く同様の問われ方をしているので、注意しておいてほしい。



イ:本選択肢に関連する図は以下である。
図表22
※「平成 27 年度商店街実態調査報告書」より

これは意外な結果である。商店街への来街者数の変化について、「減った」と回答した商店街の割合は平成24年度調査よりも減少している。なかなか嫌なところを出題してくるものである。

ちなみに来街者が「増えた」要因の上位5つについて前回調査と比較すると、「集客イベント等の実施」が11.3ポイント、「商店街の情報の発信(PR)」が7.6ポイント増加している。各商店街で一生懸命プロモーション施策を実施することで、来街者の減少を食い止めているということである。一方で、「減った」要因について同様に前回調査と比べると、「近郊の大型店の進出」が3.8ポイント減少している。これは商店街の各店舗が大型店と差別化してきたことにより、かつてほどは脅威でなくなりつつあるのかもしれない(詳細は不明なので、あくまで筆者の推測である)。

以上より、本選択肢は×である。



ウ:本選択肢に関連する図は以下である。
図表21
※「平成 27 年度商店街実態調査報告書」より

これもまた意外な結果である。商店街の最近の景況について、「衰退している」と回答した商店街の割合は平成24年度調査よりも減少している。これも嫌なところを出題してきたなぁという感じである。

背景こそわからないが、選択肢イで検証した来街者数、そして景況いずれも良化していることから考えると、商店街は何かしらの理由で少しずつ状況が改善してきている兆しが見えるということは言えるのかもしれない(もちろん、厳しい状況であることに変わりはないが…)。商店街一体となった取り組みの成果かもしれないし、多様化する消費者ニーズを的確に捉えた店主の企業努力の成果かもしれないし、素晴らしい中小企業診断士の支援が背景にもあるかもしれない。ここは興味深い所である。



エ:本選択肢に関連する図は以下である。
図表1
※「平成 27 年度商店街実態調査報告書」より

これもまたまた意外な結果である。商店街の全体の平均店舗数は平成24年度調査よりも増加している。

参考までにその内訳を見てみると、増加したのは「近隣型商店街」が446店(前回調査比:+1.6店)、「広域型商店街」が87.8店(同比:+5.4店)の2つの商店街タイプ。前者は「最寄品中心の商店街で地元主婦が日用品を徒歩又は自転車などにより買物を行う商店街」、後者は「百貨店、量販店を含む大型店があり、最寄品より買回り品が多い商店街」とのこと。

本選択肢が正解である。



以上より、エが正解である。

(解答)
(エ)


というわけで、辛うじて選択肢アは落とせたとしても、イ、ウ、エがかなり微妙なので、現場対応で確実に正解をするのは困難な問題と言えるだろう。ちなみに筆者が時間を計測してこの年度の運営管理の問題を回答した際は、筆者はこの問題は残念ながら不正解だった。

そんな感じの問題なので、本記事を通じて今この瞬間に感覚的に覚えてしまおう。



ついでに、平成26年度運営管理 第25問で出題された論点もまとめて確認してしまおう。


■商店街の空き店舗の状況
図表7-8
※「平成 27 年度商店街実態調査報告書」より

上図の内、見るべきは右側の図8。平成24年度比で、平成27年度は空き店舗数も空き店舗率も減少している。



■商店街組織の専従事務局員の有無
図表15
※「平成 27 年度商店街実態調査報告書」より

ポイントは、商店街組織の70.8%は専従事務局員(パート、アルバイトを含む)が「0名」の状態であること。



■商店街組織の会費未納入店舗の割合
図表19
※「平成 27 年度商店街実態調査報告書」より

平成26年度の問題では、「商店街組織への会費の未納率は、3割を超えている。」という選択肢が出た。そんなにいないって。会費の未納率は全会員平均2.0%であり、ほとんどの会員は会費を納めている点を押さえておこう。というか、チェーン店舗はちゃんと会費納めろよ!!



いかがだっただろうか?


今回取り上げた内容は、重要論点ではない。


しかし、ちょっとした時間でざっくりとしたポイントを押さえて感覚をつかんでしまえば、仮に本試験で出題された場合に正解できてしまうかもしれない。そんな期待を持ちながら、今回は本過去問を取り上げた。


この論点は本試験まで2度と見なくてもよいので、その代わり、

今この記事の内容はざっと理解して感覚的でよいので覚えてしまおう!!


あなたがわざわざ「平成27年度商店街実態調査報告書」を読まずとも、ほんの5分~10分のお時間さえいただければ記憶のとっかかりをあなたが作れるように工夫して書いたつもりなので、ぜひその筆者の思いを受け止めてほしい。


1次試験を見据えた場合、合格という成果を得るためには「出やすい出にくい」ということももちろんとても大事だが、勉強というものはそれだけではないのではないかとも筆者は思っている。というか、そういう勉強だけでは面白くないでしょ?本ブログを読んでいる読者のみなさんは知的な方が多いと思っているので、筆者はそういう精神も忘れずに情報発信していこうと思う。


今回のブログ記事のアウトプットを通じて、筆者もとても勉強になりました。本ブログの読者に感謝。


マジコン診断士

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【1次試験】筆者が過去問チャレンジを発信する理由

本ブログで、筆者は「過去問チャレンジ」という企画を継続している。



なぜ筆者はそのような企画を継続しているのか?



シンプルに考えれば、あなたは以下のような事項を思い浮かべることだろう。

・1次試験の知識のモレや定着度を再確認できる。
・1次試験への向き合い方、不正解選択肢の切り方などの実践的な対応方法を確認できる。
・筆者なりの私見を交えることで、記憶のとっかかりを作って知識を定着化できる。


もちろん、上記事項も正解である。



しかし筆者は、もっと本質的な部分で本ブログ読者を支援したいという思いで本企画を継続している。



その思いとは、


あなたが毎日1歩でも2歩でも前進できるようにすること


である。




中小企業診断士の資格取得を目指す受験生の多くは、働きながらスキマ時間を見つけて勉強している。



仕事の都合や家庭の都合で、1分も勉強ができない日も当然出てくることだろう。



しかし1分も勉強しない日が発生してしまうと、あなたはその時点で昨日のあなたよりも後退している可能性が高い。


なぜならば

「人間は忘れる生き物」なので、あなたが1分も勉強しなかったのであれば忘れた分だけ知識がそのままマイナスとなっており、あなたは後退している可能性が高い

からである。



ところが、もしあなたが毎朝の通勤電車や昼休み等で本ブログの「過去問チャレンジ」にトライするという作業をルーチン化していたらどうだろうか?


もしかすると、その作業により1歩も2歩も前進しているかもしれない。


仮に忘れている内容が多かった場合においては、前進せずともも後退している度合は減らすことができているかもしれない。


これこそが、過去問チャレンジを情報発信する理由(=筆者の思い)である。




どんなに忙しくても、どんなに勉強時間を確保することが困難な状況であっても、毎日何かしらの形で勉強し、その日に1歩でも2歩でも前進するという意識を持つ



1次試験の直前期であるこの時期は、このことが今まで以上に重要である。



テキストの特定の単元だけ暗記するでもよい。

過去問を1問だけ解くでもよい。

もちろん、筆者の思いを受け止めていただいて過去問チャレンジだけは必ずやるでもよい。



後退することは極力回避しつつ、可能であれば1歩でも2歩でも前進できるように勉強を進める。


その意識と地道な努力の積み重ねこそが、きっとあなたを1次試験突破に導くはずである。



マジコン診断士

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【2次試験】2次試験のお悩み相談室

今回は2018年度の2次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


今回の記事はいつもと違ったテイストで。




現在1次試験の直前期に突入しようとしているが、本年度の1次受験を回避して2次試験に専念する読者も多いことだろうと思う。



この時期はどうしても1次受験生に対する情報発信が中心になりがちなのだが、一方で2次突破を目指す受験生のことを忘れているわけでは決してない。



ここで1つ企画を実施しようと思う。



その名も


「2次試験のお悩み相談室」


である。




これまで、本ブログでは筆者なりの視点で2次試験に関する情報を一方的に発信してきた。



もちろんそれらの情報があなたのニーズにマッチしたものであることもあったであろうし、逆にそうでない場合もあったかもしれない。



以上の経緯を踏まえ、あなた自身から発信されたお悩みに対して筆者がそれに応えることで、課題解決を通じてあなたの2次試験突破の一助になろうという企画である。



いわば、ネット上におけるマジコンの2次試験に関するコンサルティングだと思っていただければよいだろう。


注意事項は以下の3点である。

・いただいたお悩みは本ブログで発信することになりますので、その点はご了解ください。
・可能な限りすべてのご相談内容をブログで取り上げようとは思いますが、内容によっては取り上げない場合もあり得ますので、その点はご了解ください。
・過去問等の個別の問題に対するご質問はご遠慮ください(例示等による引用はOKです)。


というわけで、以下の登録方法に沿ってあなたのお悩みや疑問点をどしどし送っていただきたい。


【登録方法】

以下のいずれかの方法であなたのお悩みを登録してください。

<方法①>
本ブログのコメント欄にお悩みを登録する。


ブログ本文の冒頭に「2次試験のお悩み相談室」と記入いただいた上で、お悩み内容を登録ください。ハンドルネームは、コメント欄の「名前」に記載したものを使用します。なお、本件に係るコメントは、非公開コメント欄にチェックを入れなくともすべて非公開とします(公開可否は筆者で操作できるようになっているため)ので、ご安心ください。


<方法②>
Twitterのメッセージ機能でお悩みを送る。


Twitterを利用している方は、メッセージ機能を使って「2次試験のお悩み相談室」と記入いただいた上で、筆者のアカウントへ直接送ってください。ハンドルネームはTwitterの登録名とさせていただきますが、別のハンドルネームを希望される方は、メッセージ内で希望するハンドルネームを記載してください。



正直初めての企画なので、お悩み相談が来るのか来ないのかも全くわからない状況である。ゆえに募集期間もまだ何も考えていない。



もし来なければひっそりと企画を終了するし、もし多く来たら1つずつ可能な範囲で対応させていただき、どこかで期限を切ろうと思う。



「こんなつまらない悩みを相談してよいのかしら?」などと難しく考えずに、気軽にご相談いただきたい。


マジコン診断士

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【1次試験】2017年版中小企業白書を読もう ~開廃業の現状(中編)

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた連載記事である。


前回の記事「【1次試験】2017年版中小企業白書を読もう ~開廃業の現状(前編)」に引き続き、今回も2017年版中小企業白書を一緒に見ていくことにする。



今回は2017年版中小企業白書のP25~P27以降に記載されている「開廃業の現状」を見ていく。


第1-2-5図


上図は2009年~2014年の企業規模別従業者数の変化を示している。

中規模企業では 201万人増加している一方、大企業では 56万人の減少小規模企業では 115万人の減少となっており、全体では4,803万人から 4,794万人へと微減している。

従業者数に関しては、「中規模企業は増加、大企業と小規模企業は減少、全体では微減」である点を押さえておきたい。




第1-2-6図


上図は、2009年~2014年の開廃業・存続企業別従業者数の変化を示している。

存続企業は1,318万人の従業者を増加させ、1,223万人減少させ、全体として 95万人増加させている一方、開業企業は551万人の従業者を増加させ、廃業企業は656万人の従業者を減少させている。

これを規模別に確認すると、開業企業の中で従業者数を最も増加させているのは中規模企業であり、開業企業の生み出した従業者数の約57%を占めている。

また、廃業企業の中で従業者数を最も減少させているのは小規模企業であり、廃業企業が減少させた従業者数の約45%を占めている。

存続企業では、大企業及び小規模企業が従業者数を減少させている一方、中規模企業は従業者数を増加させている




第1-2-7図


上図は、2009年~2014年の企業規模別1者当たり従業者数の変化を示している。

大企業については、企業数、従業者数共に減少したものの、企業数の減少幅が従業者数の減少幅よりも大きかったため、1者当たりの従業者数は3.8%の増加している。

中規模企業については、企業数、従業者数ともに増加しており、従業者数の増加幅が企業数の増加幅よりも大きかったため、1者当たりの従業者数は5.8%の増加している。

小規模企業については、企業数、従業者数共に減少しており、従業者数の減少幅が企業数の減少幅よりも少し大きかったため、1者当たりの従業者数は0.9%の減少となっている。



1次試験対策上は、赤文字を中心に押さえておけば十分だろう。



ここで少し筆者の感想を。


第1-2-5図「企業規模別従業者数の変化」に関しては、全体で従業者数が減少している中で中規模企業だけが従業者数を増加させて健闘している点が目を引いた。


第1-2-6図「開廃業・存続企業別従業者数の変化」に関しても、やはり開業企業の中で従業者数を最も増加させている中規模企業の健闘が目を引く。
一方で、廃業企業は656万人もの従業者を減少させている点は無視できないだろう。無論この中には経営が立ち行かなくなって廃業してしまった企業も多いだろうが、その内の一定数は後継者の不在によりやむにやまれず廃業した企業なのであろう。廃業による従業者の減少を抑制する上でも、事業承継は中小企業診断士にとって重要なテーマであることを改めて痛感させられるデータである。


後編に続く。


マジコン診断士

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現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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