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現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】弱点克服学習アクション(中小企業経営・政策)

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。



今回は「中小企業経営・政策がヤバイんです!」というあなたに、弱点克服に向けた学習戦略を提示する。




結論から言えば、この科目はズバリ「ガチの暗記科目」である。


誤解を恐れずに言えば、巷でよく批判される「詰め込み学習」を徹底的に行いさえすれば、思考力などほとんど不要な科目であると言ってもよいだろう



つまり、「中小企業白書」「小規模企業白書」「中小企業政策」をすべて頭に叩き込めば、あなたはそれ以外のことは何も考えずに100点を取ることができる科目と言うことになる。




とは言え、人間の記憶力には限界があるため、出題元のすべての情報を記憶することは不可能である。



従って、ある程度満足の行く得点が取れ、かつ効率的な学習をあなたは進める必要がある。




では、具体的にどのように学習を進めるべきかを筆者の視点から説明する。



【やるべきこと①】テキストを暗記する

テキストに書かれている内容は、膨大な情報元の中から「本試験ではここが出題される」という特定のポイントに絞られたものである。従ってあなたが効率的に暗記を進めるのであれば、まずはテキストに書かれている太字部分をしっかりと暗記することが重要となる。

本科目は無味乾燥な内容に感じるため、「どうやって暗記したらよいかわからない」という受験生もいるかもしれないが、暗記をしない限り問題は解けるようにはならない。ゆえにここはグダグダ言わず、ひたすら覚えるしかない。それでも迷うのであれば、スキマ時間にひたすらテキストを通読すればよいだろう。10回も読めば、それなりに覚えられるはずである。




【やるべきこと②】基本問題集を完璧にする

テキストを暗記したら(完璧でなくてもよい)、基本問題集を解いていく(これは単元ごとでもよい)。基本問題集を解くことで、自分が何を暗記できていて、何を暗記できていないかが明確になるので、それらを基にして弱点を補強していく。

この基本問題集は1冊を完璧にやりこんで、ほぼ満点を取れる状態にしたい。教材としては以下のスピ問を利用するとよいだろう。





【やるべきこと③】多様な出題パターンに対する対応力を高める

ステップ②を完璧にしていれば、本試験でも(試験の難易度によるが)60点を取れる可能性は十分にある。

しかし先ほども述べたように、本科目は「ガチの暗記科目」である。言い換えれば、思考力やIQなど一切関係なく、暗記した者が勝てるという数少ないチャンス科目でもある。そのような科目特性を踏まえれば、中小企業経営・政策を勝負科目と位置づけ、80点オーバーを狙いに行く学習をする方が1次突破を容易に手繰り寄せることができると筆者は考えている。
※もちろん、2018年度に本科目の難易度が急上昇した場合はこの限りではない。しかし仮に高い難易度になった場合でも、80点オーバーを狙いに行く学習をしていれば、65~70点程度を取ることは可能であろう。

では具体的に何をすればよいかと言えば、ズバリ「多くの問題集に手を広げること」である。

7科目も受験科目があり、かつ勉強時間が限られている中で、筆者は多くの問題集に手を広げることを基本的におススメしていない。しかしこの科目だけは例外として、多くの問題集に手を広げることを強くおススメする。

なぜならば

1つの問題集だけで学習してしまうと、その問題集と異なる視点や異なる箇所を問われた際にその部分がそのまま弱点になる

からである。


このように言うと、「そんなこと言ったら他の科目と同じじゃないか?」と反論する人もいるかもしれない。


いや、違う。


先ほどもお伝えしたが、この科目だけは他の科目と異なって出題元が明確なのである。

つまり、出題されるであろうポイントを広くカバーしてしまった者勝ちということである。


以上のような特性を踏まえれば、当然のことながら多くの問題集に手を広げで弱点を克服してしまった者は、そうでない者にそのまま差をつけることができるのである。


具体的な問題集は以下の3冊で決まりである。





上記に加えて、受験した答練と模試の問題もそこに加えて解きまくり、覚えていない部分はしっかり暗記する。


以上をしっかりやりこんで、完璧にできさえすれば、この科目で70点以上を奪取することはそれほど難しくないはずである。




中小企業経営・政策に関しては、筆者は上記の勉強法で決まりだと思っている。


中小企業経営・政策において、あなたのやるべきことは他の科目と比較してもかなり明確である。


あとは「あなたがやるかやらないかだけ」である。



マジコン診断士

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【全読者対象】「目標達成できないかも…」と思った時のマインド

これまでの人生で、あなたは大きな困難に直面したことがあったと思う。



そのようなときに顔を出すのが


「目標達成できないかも…」


という心理である。



人間であれば、誰しもが抱いたことのある感情であろう。



筆者はコンサルタントとして企業の問題解決を生業としているため、難題に直面する確率は比較的高い部類に入っているのではないかと自分でも思っている。


では、そんな筆者が難題に直面した時にどうかと言えば、ご多分に漏れずやはり「ヤバイ、目標達成できないかも…」と感じるものである。



しかし、筆者はコンサルティングの仕事をするようになってから、1つだけ劇的に変化した点がある。



それは、


「目標達成できないかも…」という気持ちを抱いた次の瞬間に、「どのように解決すべきか」という方向に即座に思考を転換することができるようになったこと


である。


あなたが大きな問題に直面した時に、まず上記点を意識してみるようにしてほしい。




その上でさらに重要なポイントを1つだけ挙げると、


「自分でコントロール可能なもの」と「自分でコントロール不可能なもの」とを切り分けた上で、後者を思考の対象としてはバッサリ切り捨てること


である。



「コントロール不可能なもの」の最たる例が、「過去に起きてしまったこと」である。


時間が未来に向かって進んでいる以上、あなたがどれだけ能力の高い人間であろうとも、「過去に起きてしまったこと」を変えることは絶対にできない。


つまり、「過去に起きてしまったこと」に関してあれこれ考えをめぐらすことは、時間のムダ以外の何物でもないということである。


もちろん人間である以上、「過去に起きてしまったこと」に関してあれこれ考えをめぐらすことを0にすることはできないだろう。


しかし、それをムダなものと認識して、自ら意識して視点を未来に向けることはできる。



つまり、


後悔の念を抱いた瞬間に、それを未来に向けてどのように活かし、どのように成果へつなげるかに意識を集中する


のである。



コンサルタントは、企業が長年解決できなかった問題を早期に解決することを要求される職業である。


そのような職務特性を勘案すれば、難題に直面した際のマインドはコンサルタントの生命線であるとも言える。


もしあなたが次に大きな難題に直面した際は、ぜひ本記事に書かれている内容を思い出して、少しずつでもよいのでマインドを変えていくようにしてほしい。


これは、中小企業診断士合格を目指して勉強している読者、中小企業診断士として企業の問題解決をしている読者に関わらず、実践していくべきものだと考えている。




最後に、あなたが難題に直面した際に、絶対にやってはいけないことが1つだけある。


それは諦めることである。


これは最悪の選択である。


なぜならば、あなたが諦めたということは、あなたの中の「問題を解決しよう」という意志そのものが消滅していることになり、その問題が解決することはなくなってしまうからである。



コンサルタントは、企業の問題解決を支援し、その対価としてお金をいただく職業である。


そのような職務であることを踏まえれば、「すぐに諦める人」にこの職業が務まらないことは自明の理であろう。



この記事を読んている今この時点で、あなたが「すぐに諦める人」であるかどうかは重要ではない。


重要なのは、


これからの人生で、あなた自身が「すぐに諦めない人」になりたいという強い意志を持って目の前の難題に向き合っていけるかどうか


である。


マジコン診断士

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【1次試験】2017年版中小企業白書を読もう ~経常利益・売上高の推移

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた連載記事である。


前回の記事「【1次試験】2017年版中小企業白書を読もう ~企業の倒産件数」に引き続き、今回も2017年版中小企業白書を一緒に見ていこう。



今回は2017年版中小企業白書のP8~9に記載されている「経常利益・売上高」を見ていくことにする。


第1-1-7図


まず経常利益に関して見ていくと、大企業、中小企業ともに2016年は過去最高水準となった2015年を上回り、過去最高水準を更新している。




第1-1-8図


では売上高はどうかというと、大企業・中小企業ともに横ばい傾向にある。


1次試験対策上は、赤文字を中心に押さえておけば十分だろう。



前回の記事「【1次試験】2017年版中小企業白書を読もう ~企業の倒産件数」と今回の記事で、中小企業の業況を見てきた。

ざっくり要約すれば、「中小企業を取り巻く状況は改善傾向にある」ということになるだろう。
※小規模企業の改善度合いは、中規模企業のそれより小さいという点は併せて認識しておくこと。




今回の経常利益、売上高に関して少し私見を。


売上高が横ばいである中で経常利益が過去最高というのは非常に素晴らしいことではあるのだが、一方でそれを生み出している要因こそが重要だと考えている。


というのも、今回のデータは経常利益で見ているため、それが本業の収益力に起因するものなのか、それとは別の要因に起因するのもの(営業外損益の寄与度が大きい等)なのか判別ができない。


その意味で言えば、経常利益過去最高は素晴らしいねと思いつつ、売上高が伸びていない点は非常に気になるわけで、「実態はどうなんでしょうね?」というモヤモヤ感が残るというところが正直な感想である。
※もちろん、売上が横ばいでも経常利益を出せるような筋肉質な経営ができているということであれば、それはよいことである。



次回はいよいよ中小企業の課題を見ていくことにする。


マジコン診断士

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【1次試験】運営管理の過去問チャレンジ ~分析手法

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


それではさっそく、運営管理の過去問チャレンジ!


【過去問チャレンジ】
連合作業分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。(平成24年度運営管理 第16問)


(ア) 連合作業分析では、作業を単独作業、連合作業、連続作業の3つに分類して作業分析を実施する。
(イ) 連合作業分析では、作業を要素動作の単位に分割して分析を実施する。
(ウ) 連合作業分析は、配置人員を検討する際に利用できる。
(エ) 連合作業分析は、複数の素材を組み合わせて製品を製造するプロセスを分析するための手法である。




















(解説)
連合作業分析に関する問題である。

連合作業分析とは「人と機械、二人以上の人が協同して作業を行うとき、その協同作業の効率を高めるための分析手法。 備考 連合作業分析は、人と機械の組合せを対象とした人・機械分析と、人と人との組合せを対象とした組作業分析とに大別される。(JIS)」である。


まとめると以下の通り。

・対象:「①人と機械の協同作業」もしくは「②2人以上の人の協同作業」
・目的:共同作業の効率を高める
・その他:対象①の分析を「人・機会分析」、対象②の分析を「組み作業分析」と言う。


テキストで連合作業分析をするための表(連合作業分析表)が記載されていると思うので、必ず確認して、イメージを持っておいてほしい。
※グーグル先生で「連合作業分析」を画像検索しても確認できる。


ポイントは、連合作業分析表の「手待ち」や「停止」等の非稼働となっている部分に着目し、そこをどう短縮化するかがポイントとなる。非稼働部分を短縮化できれば、効率性は高まり、生産性も向上するというわけである。


以上の前提知識を基に、以下各選択肢を検証する。

ア:連合作業分析は、作業を単独作業、連合作業、手待ちに分類するものである。ゆえに×。ちょっと細かい内容だが、連合作業分析上最も重要である非稼働部分がないことに気づいて、本選択肢は落としたいところである。

イ:「作業を要素動作の単位に分割して」と読んだ時点で、これはサーブリッグ分析の内容であることに気づきたい。そもそも分析の内容そのものが異なるので×。

ウ:特に違和感はない。連合作業分析を通じて、人と機械の協同作業もしくは2人以上の人の協同作業を効率化できれば、配置人員の適正化を図ることはできるので、配置人員を検討する際に利用できる。ゆえに〇。本選択肢が正解である。

エ:「複数の素材を組み合わせて製品を製造するプロセスを分析」が全く連合作業分析とは関係ない。連合作業分析は、人と機械、二人以上の人が協同して作業を行うとき、その協同作業の効率を高めるための分析手法である。これは明らかに×とわかるだろう。



以上より、ウが正解である。

(解答)
(ウ)


意外と見落としがちな知識であるので、敢えて取り上げた。

1次試験対策としては、まず基本的な知識の確認として、上記で取り上げた問題をクリアしておきたい。



その上で、近年は少し応用的な問題も出題されているので、平成27年度運営管理の第16問を解いておくとよいだろう。

今回は解答解説はしないが、以下問題だけ掲載しておく。


複数個の同一製品を、同じ機能を持った設備 A または B を利用して加工処理している工程がある。この工程には名の作業者がおり、次のような手順で製品を加工処理している。

<製品の処理手順>
1.手空きになっている(加工処理が行われていない)いずれかの設備に、作業者によって製品がセットされる。セットには5秒かかる。

2.セットされた製品は、直ちに設備で自動的に加工処理される。加工処理には 20 秒かかる。

3.加工が終わった製品は、作業者によって設備から取り出される。製品の取り出しには5秒かかる。

4.取り出された製品は、作業者によって検査が行われて製品の処理が完了する。検査には5秒かかる。

次ページの表は、この工程で4つの製品が処理される過程を連合作業分析した結果である。この作業において 90 秒の総作業時間を短縮するために、連合作業分析表の1列目(作業者の欄)に示された作業番号④、⑤、⑥、⑦、⑧の作業を⑦→⑤→⑧→④→⑥の順序に変更することを考える。この変更によって短縮される時間の最大値として、最も適切なものを次ページの解答群から選べ。なお、作業者と設備A、B のそれぞれは、同時に複数個の製品を処理することはできない。

H27-運営管理-第16問

[解答群]
ア 5秒
イ 10 秒
ウ 15 秒
エ 20 秒


この問題は、問題文の指示に従って連合作業分析表を作成させる問題である。

この出題形式は、連合作業分析の知識を問うというよりは、その知識をベースとしながら問題文の指示に従って丁寧に作業をして解答を導出する力が求められている。


連合作業分析の単元に限らず、近年の運営管理の出題はこれまでの単なる知識の確認問題に加え、本問題のような現場対応力を重視した出題が増加している。

このような問題では、知識を暗記していること以上に、問題文をしっかり読み、その指示に従ってその場で考えて解答を導出する力が要求される。そのような問題であるため、題意を理解するのにかなりの時間を浪費する可能性もある。市販の問題集や受験校で実施する答練・模試を通じてでは、同様のクオリティの問題を体感することはできないと思った方がよい。

対策としては、過去問演習を通じて「どのようなプロセスをたどれば正解にたどり着けるのか」にこだわった復習をし、本試験で確実に回答できるような準備をすることだろう。過去問演習の正解・不正解に一喜一憂するのではなく、どうしたら本試験で正解できるかという観点での学習を重視してほしい。


マジコン診断士

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【1次試験】2017年版中小企業白書を読もう ~企業の倒産件数

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた新たな連載記事である。


その名も「2017年版中小企業白書を読もう」である。



2018年度1次試験の受験科目である「中小企業経営・政策」の「中小企業経営」は、2017年版中小企業白書から出題される。


その出題元である2017年版中小企業白書を筆者と一緒に確認することで、あなたのスキマ時間での学習をサポートしよういう企画である。



今回は2017年版中小企業白書のP7に記載されている「企業の倒産件数」を見ていこう。


第1-1-6図①


試験対策上のポイントは以下の2点。

①2016年の倒産件数は8,446件と2014年、2015年と続いて3年連続で1万件を下回った
②2016年の倒産件数はバブル期の1990年以来26年ぶりの低水準


2016年は倒産件数が非常に少なかったということを覚えておきたい。


中小企業診断士としては、「年間の倒産件数はざっくり1万件程度で、ここ3年は倒産件数が減少して1万件を切っている」くらいの数字は覚えておきたい。


クライアント先でのちょっとした雑談で、こういう具体的な数字サラッと言えるコンサルはちょっとカッコイイでしょ?




今度は、倒産件数を企業規模別に見てみよう。

第1-1-6図②


2016年は、大企業7件(前年比+16.7%)、中規模企業1,053件(前年比▲9.1%)、小規模企業7,386件(前年比▲3.4%)となっている。


ここで特に着目したいのは、特に中規模企業の倒産件数が減少している点である。


なお、小規模事業者の倒産も減少している点には注意しておこう。






とこんな感じで週に何回かは本連載記事を投稿していこうと思う。



1次受験生の読者は試験対策に向けた復習に、2次受験生と診断士資格取得済みの読者はちょっとした読み物として活用いただけたら幸いである。


筆者もあなたと一緒に復習していくつもりである。


マジコン診断士

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【キャリア】”コンサルタントの話し方”を身につける

先日、筆者は以下のツイートをした。

若干厳しめの内容であるが、真実なので仕方ない。



さて、現在の筆者はマネジメントの役割を担っているため、コンサルティングをしながら自分の部下の従事する仕事も取ってこなければならない。


つまり、コンサルティングと並行して営業活動も行っているということである。



その経験を踏まえて言えば、


案件の引合があって顧客訪問をする場合、初回訪問で受注できるか否かのかなりの部分が決する


と考えてよい。



コンサルティングというものは形のない商品である。


ゆえにコンサルティングを依頼しようとしている顧客企業自身も、何を判断基準として委託先を選定すればよいかが不明確であることが多い。


そのような場合、重要なファクターとなるのが「コンサルタントの第一印象」である。



もちろん第一印象には見た目や服装等いろいろあるだろうが、間違いなく言えるのは、


あなたがどんなに多くの知識を持っていたとしても、話が長い人だと相手に思われた瞬間に受注が来る確率はほぼない


ということである。



顧客の立場に立って考えてみてほしい。


一般的に、コンサルタントは頭脳を武器にクライアントの課題を解決する「知的労働者」として見られている。


それにも関わらず、コンサルタントと称する者が初回訪問時にダラダラと長い話をしていたとしたら、あなたはそのコンサルタントに自社の命運を託すだろうか?


筆者だったら絶対に嫌である。


言葉は悪いが、顧客企業に「このコンサルタントは自分(あるいは自社の従業員)よりも頭が悪い」と思われたら、間違いなく仕事が来ることはない。


つまり、あなたは顧客の抱く第一印象の重要な要素である「話し方」には十分注意する必要があるのである。




では、コンサルタントらしい話し方をするにはどうすればよいのだろうか?


いろいろポイントはあるのだが、今回は3つだけお伝えしよう。



【ポイント①】話の全体像を伝える

話の全体像が分からない状態で話を聞いていると、聞き手は「この話は一体いつまで続くのだろう?」とイライラしてくるものである。

こういう状況を回避するために、最初に話の全体像を伝えてから中身を伝えるようにするとよい。


例えば、以下のような感じである。

「ご提案のポイントは3点あります。1点目は〇〇、2点目は△△、3点目は××です。以降、それぞれのポイントについて、具体的に説明いたします。まず1点目の〇〇に関してですが、…」


以上のように話すことで、相手は「提案のポイントが3つあること」「それぞれのポイントは何か」といった全体像が見え、その上で以降でその3つのポイントの具体的内容の説明がなされることを理解できる。


このように、先の展開がわかった状態で話を聞くことができると、聞き手は迷子にならずにストレスなく話を聞くことができるのである。




【ポイント②】結論を先に言う

これが一番効果のあるポイントだと筆者は考えている。


話が長い人の特徴として、「理由や具体例を長々と話して最後に結論を言う」点がある。

例えば「それは〇〇ですし、 △△です。それに××です。あと~も考えられますし、…にも気をつけねばなりません。なので、私は(結論)を提案します」のような感じである。


聞き手が最も知りたいことは結論なので、最初に結論を言うことにより、相手の知りたいことに即座に答える事が重要である。


例えば、以下のような感じである。

「結論は(結論)です。理由は3点あります。1点目は〇〇、2点目は△△、3点目は××です。」

「提案は(結論)です。提案のポイントは3点あります。1点目は〇〇、2点目は△△、3点目は××です。」


先ほどもお伝えした通り、筆者はこれだけでも相当効果があると考えている。実際、若手のコンサルの話し方を改善する際には、一番最初にこれを意識させるようにしている。
※本件は2次試験の答案の書き方につながる部分でもある。




【ポイント③】言葉のヒゲを取る

言葉のヒゲとは、話の冒頭に思わず出てしまう「え~」「えっと~」「あのぉ~」「そのぉ~」のことである。


あなたも1度は素晴らしいプレゼンというもの見たことがあるだろう。


プレゼンが上手な人は、言葉のヒゲが一切存在しないので、機会があれば意識して確認してみてほしい


コンサルティングファームではプレゼンの研修があるのだが、研修を通じてこの言葉のヒゲを徹底的に排除させられる。


筆者も、コンサルティングのプレゼンやセミナー講師として1時間程度話す機会がかなりあるのだが、上記研修のおかげで、言葉のヒゲは1回も出さずに終えることができる。しかしコンサルファームに入社した当初は、筆者も言葉のヒゲだらけであった。


つまり、「意識さえすれば、言葉のヒゲは誰でも取ることができるもの」ということである。





以上、コンサルタントの話し方のポイントを3点お伝えしたが、話し方というものは「筋トレ」と似たようなものだと思っている。


つまり、サボらずに毎日コツコツと意識して継続することにより、少しずつではあるが着実にパワーアップしていく。



仕事における日々のコミュニケーションで意識して実践すること


この地道な努力が、あなたの話し方を劇的に変えていくのである。


マジコン診断士

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【1次試験】運営管理の過去問チャレンジ ~作業管理(後編)

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


それではさっそく、運営管理の過去問チャレンジ!


【過去問チャレンジ】
作業管理に利用される「標準作業」に関する記述として、最も不適切なものはどれか。(平成28年度運営管理 第14問)

(ア) 作業管理者を中心に、IE スタッフや現場作業者の意見を入れて全員が納得した作業でなければならない。
(イ) 作業者の教育・訓練の基礎資料とするため、熟練作業者であれば実施可能になる最善の作業でなければならない。
(ウ) 生産の構成要素である 4M(Man, Machine, Material, Method)を有効に活用した作業でなければならない。
(エ) 製品または部品の製造工程全体を対象にした作業順序・作業方法・管理方法・使用設備などに関する基準の規定でなければならない。




















(解説)
標準作業とは、「製品又は部品の製造工程全体を対象にした、作業条件、作業順序、作業方法、管理方法、使用材料、使用設備、作業要領などに関する基準の規定。(JIS)」である。簡単に言えば、「作業のやり方を標準として定めたもの」ということである。


以下、各選択肢を検証する。


ア:これは非常に微妙な選択肢である。あるべき論で言えば、当然「作業管理者を中心に、IE スタッフや現場作業者の意見を入れて全員が納得した作業でなければならない」のだろうが、果たしてそのようなこと(全員が納得)は可能なのだろうか判断できない。ゆえに一旦保留。


イ:「熟練作業者であれば実施可能になる最善の作業」の段階で違和感を感じたい。標準作業は「作業のやり方を標準として定めたもの」なので、本選択肢に書かれている通り「作業者の教育・訓練の基礎資料」となるものである。従って、「熟練作業者であれば実施可能になる最善の作業」では、熟練とは言えないふつうの作業者では標準作業に則った作業を行えなくなってしまい、標準作業そのものが形骸化してしまう。ゆえに、「誰もが実施可能になる最善の作業」でなければならない。本選択肢は×であり、正解選択肢である可能性が極めて高いが、念のため他の選択肢を検証する。


ウ:特に違和感はない。正確に正誤判定するような知識はテキストに記載されていないが、標準作業の意味と照らし合わせれば、4M(Man, Machine, Material, Method)を有効に活用した作業でなければならないという推測はつくだろう。本試験では、本選択肢には明らかな誤りと判断されるような要素はなく、選択肢イが明らかに誤りのように思えることから、相対比較によりウは〇だろうという判断をすることになるはずである。


エ:先ほど示したJISの定義そのままである。ゆえに〇。



以上より、イが正解である。

(解答)
(イ)



今回の過去問チャレンジは、少し実戦を意識した形で解説をした。


本解説では選択肢アがなぜ正解なのかという解説はしていないが、筆者としては「そういうものなのね」という程度でしか認識していないため、あなたに適切な説明をすることができない。
※そもそも作業者はみな違う人間であるにも関わらず、「全員が納得した作業」というものがこの世に本当に存在するのだろうか?



しかしそれ以上に大切なのは、

本問題を正解する上では、選択肢イが明らかに誤りであることを判別できる知識は持ち合わせている必要がある

ということである。


極論を言えば、イが他の選択肢と比較して相対的に不正解である可能性が高いと判断できれば、それ以外の選択肢の正誤判定に必要な知識が十分でなくともこの問題を正解することは可能ということである。


本年度の本試験においても、このようなパターンの出題はあると思うので、正誤判定が困難な選択肢が複数ある場合でも、ぜひ諦めないで挑んで欲しい。


なお、今回の過去問チャレンジで取り上げた問題の選択肢ア、ウ、エは試験委員がそれと認めた正真正銘の正解選択肢とのことなので、「標準作業」の知識としてインプットしておいてほしい。


マジコン診断士

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【読書をしましょう】現代における経営は「論理」だけでは通用しない?

今回の記事は「読書をしましょう」である。



先日、筆者は以下のツイートをした。


以上のツイートは、筆者のこれまでのコンサルティング経験から感じたことを率直に言葉にしたものである。



近年はとにかく環境の変化が激しい時代である。


環境変化の激しさに相まって、消費者ベネフィットも急速に変化し、結果消費者ニーズはますます多様化している。


これだけ複雑で不安定な時代になると、「論理」の側面からの意思決定だけでは、適切な経営は難しいのではないかと感じている。



つまり現代は、「論理・理性」だけでなく「直観・感性」で意思決定する経営が求められているとも言える。



以上の内容を読んで、「確かにそうだよなぁ」とあなたがもし思ったのであれば、以下の書籍がオススメである。


そもそも筆者がなぜ上記書籍を手に取ったかと言えば、昨年から経営コンサルティングをしているクライアント企業の経営者が、正に「直観・感性型の経営者」だったからである。


筆者は「直観・感性型の経営者」が得意かと言えば、お世辞にもそうは言えない。


なぜならば、「直観・感性型の経営者」の意図や真意を汲み取って、それを実行に移すのは非常に難しく感じるためである。この点は、自分自身で認識している課題でもある。


このことは、筆者が「直観・感性型」の人間ではないことに起因するものなのだが、経営コンサルティングを行う立場である以上、そんなことも言っていられない。


そんなわけで上記書籍を手にとったわけである。


結果、上記書籍から「とあるヒント」を見出すことで、自分自身が経営コンサルタントとしてどのようにこのクライアント企業と向き合っていくべきか、自身のValueは何なのかを明確化することができた。
※具体的には、本書の中に「経営は3つの要素が混ざり合ったものである」といった趣旨の内容が出てくる。その3つの要素のバランスを取るという大目的を設定した上で、自分自身がどのような役割を果たすべきかを検討した結果、それが明確になった。


このクライアントに筆者がコンサルとして入ってからもうすぐ1年になるのだが、筆者が入る前まで2年連続で減少を続けていた売上が今年ついに上昇に転じ、増収・増益で着地できそうな状態にまで持っていくことができた。
※筆者がどうこうしたから等と申し上げるつもりはない。当然、クライアント企業の経営者・従業員の頑張りが最大の要因であることは言うまでもない。


その意味で、本クライアント企業を成功に導く上で1つのヒントを与えてくれた本書には、とにかく感謝感謝である。


もしご興味があれば、読んでみてほしい。


あなたが経営コンサルタントとしてValueを出す上で、1つのヒントを提示してくれる書籍となるはずである。


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【1次試験】模試の効率的な復習方法(決定版)

先般LECの模試が実施されたが、本試験までの期間が少なくなる中で、模試の復習をどのように効率的に進めればよいかというご質問を読者よりいただいた。


今回はそのリクエストにお応えして、筆者なりの考えを書こうと思う。


なお、本記事は6月末に実施されるTAC模試終了後の復習方法につながる内容であるため、LEC模試を受験していない読者も一読してみてほしい。



さて、そもそも模試を受ける目的は何だろうか?


筆者は以下の3点であると考えている。


【目的①】
現時点の学習達成度の確認・弱点の認識と課題設定


【目的②】
本番レギュレーションでの試験受験による各種確認と課題設定


【目的③】
他者と差をつける(本試験で模試問題が的中した場合)



上記3つの目的の中に、筆者は敢えて「取るに足らない目的」を1つだけ紛れ込ませているが、あなたにはどれかわかるだろうか?



それはもちろん、【目的③】他者と差をつける(本試験で模試問題が的中した場合)である。



ハッキリ言おう。


模試の問題がそのまま本試験に出題される確率は(0%とは言わないが)ほとんどない


と思ってよい。


筆者の考える理由はいろいろあるのだが、それを挙げていると本論からそれてしまうので、今回はそういうものだと思って受入れてほしい。


以上より、まずあなたが模試の復習をする際は、「本試験で全く同じ問題が出るからしっかり覚えよう」という意識は捨ててもよい。



続いて【目的②】本番レギュレーションでの試験受験による各種確認と課題設定に関してだが、これはどちらかというと、本試験当日をあなたがどのように迎え、どのように試験に挑めばよいかという課題設定になるため、コンディション調整といった意味合いが強い。


その意味で言えば、本記事の論点である「模試の復習」というテーマとは異なったものであるので、今回の記事では割愛する。
※本目的に関しては、TAC1次模試が近づいたときにまた情報発信しようと思う。



以上より、今回の記事タイトル「模試の効率的な復習方法」と関連する目的は、【目的①】現時点の学習達成度の確認・弱点の認識と課題設定が該当するということになる。




まず前半部の「現時点の学習達成度の確認」に関して。


すでにあなたは解答解説集を参照し、自己採点を終えているはずである。


1次試験のレギュレーションでは、合格点は各科目60点以上(かつ1科目も40点未満がないこと)と決まっているので、今回のあなたの自己採点と合格点との差を求めれば、それは定量的に導出できる。



ここであなたが考えるべきは、


TAC1次模試までの残された時間を、各科目の各単元に対してどのように配分すればその差を埋められるか


ということである。


上記を前提に課題設定をし、それを解決するための対応策を立案し、日次レベルの計画までブレークダウンしていけばよい。




続いて後半部の「弱点の認識」である。ここが本記事のメインテーマになろう。



弱点の認識とは、つまりは今回の模試で得点することができなかった問題を通じて自己の弱点を認識することである。無論、弱点を認識したのであれば、あなたはそれを必ず克服せねばならない。


しかし1点だけ留意すべきことがある。


それは、


模試のすべての問題を等しく扱って復習してはいけない


ということである。



7科目受験を予定している受験生だと、7科目×各科目の出題数の問題だけ復習しなければならない。


当然のことだが、すべての問題を等しく扱って力いっぱい復習をしてしまうと、本試験までの貴重な時間がどんどんなくなってくる。


本当は過去問をやりたいのに、模試の復習も中途半端にするのは不安。


きっとあなたの心理はこのような感じだろう。



もちろん、模試で出題された問題と同じ問題が本試験で出題されるのであれば、あなたはすべての問題に対してそれこそ解答を暗記するつもりで勉強せねばならないだろう。


しかし先ほども書いた通り、模試の問題がそのまま本試験に出題される確率はほとんどないのである。


だから、模試の復習はしっかりやらねばならないが、それだけに全力投球してそれだけに取り組むのが得策かと言えば、そうではないと言うべきだろう。



では、具体的にどうすればよいのか?



それは模試の問題毎に、以下の表の通り区分した上で、メリハリをつけて学習をすることである。
模試の復習におけるメリハリのつけ方

表の見方を解説する。



まず縦軸は、「試験当日に自身で感じた問題の手応え」と「自己採点結果に基づく実際の正誤」の組み合わせで構成されている。


例えば、一番上の行の「自信満々かつ正解した問題」は、試験当日に手応えとして「これはできただろう」と自身で感じた問題であり、かつ自己採点で正解した問題ということである。



続いて横軸であるが、これは問題の難易度を示している。


左から右に行くにしたがって、難易度が高くなるよう配置している。


「正解すべき問題」はおおよそ正答率60%以上(俗に言うA、Bランク問題)、「合否の分かれ目問題」はおおよそ正答率40%以上60%未満(俗に言うCランク問題)、「合否に無影響の問題」はおおよそ正答率40%未満の問題(俗に言うD、Eランク問題)を想定している。


ここで1点障害になるのが、試験直後は統計情報が手元にないため、あなたが正答率を図る術がないことだろう。
※ひょっとすると、解答解説集に「基本的な問題」「応用的な問題」等といった説明書きがあるかもしれないので、それは一つの目安になるだろう。


その場合は、

自身のこれまでの問題演習や答練、過去問演習を通じた感覚で振り分ける

ようにする。


例えば、スピード問題集のレベル同程度と自身が感じた問題に関しては、無条件で「正解すべき問題」に振ってしまう。テキストに記載のない明らかに難しいと感じた問題は「合否に無影響の問題」に振り分けるといった具合である。


なお、仮に振り分けが難しい微妙な問題があった場合は、とりあえず暫定措置として「合否に無影響の問題」に振り分けてしまう。後に統計情報を入手した時点で正答率を確認し、正しい難易度判定に基づいて必要な復習を行っていけばよいだろう。



以上の表を活用して、以降、2パターンの受験生毎に説明する。




【受験生パターン①】模試で受験科目合計で合格点を確保できた受験生

今回の模試で合格点を確保したあなたは、現時点までの学習達成度は順調と言えるだろう。


しかし模試で獲得した得点は、本試験での合格可能性を示す1つのデータにはなるが、あなたの本試験での合格を何ら保証するものではない。

従って、あなたはウサギとカメのウサギにならないような学習が必要となる。


現時点で合格点を確保できているということは、あなたは基礎レベルは十分にクリアしていると考えられる。


ゆえにあなたにとって重要なのは、


正解すべき基本レベルの問題は絶対に間違わないような準備をしつつ、合否の分かれ目となる問題を確実に奪取する復習


である。


具体的には、以下の表に基づいて復習にメリハリをつけるとよいだろう。
【受験生パターン①】模試で受験科目合計で合格点を確保できた受験生


ポイントは以下の3点。

(1)「自信満々かつ正解した問題」は、問題の難易度に関わらず無視する。

(2)「正解すべき問題」「合否の分かれ目問題」は、(1)に該当する問題を除いてすべてしっかりと復習する。

(3)「合否に無影響の問題」は、(1)に該当する問題を除いて時間があれば復習する。但し、優先度は過去問の方が高いので、過去問の進捗度がまだまだという受験生は無視する。





【受験生パターン②】模試で受験科目合計で合格点に達しなかった受験生

今回の模試で合格点に達しなかったことで、あなたは焦りや不安を感じてるかもしれない。


しかしあなたに焦りや不安を感じている時間はない。


今はあるべき姿(つまり合格点を確保できる状態)と現状のGAPを冷静に見つめ、そのGAPをどのように効率的に埋めていくかにだけに集中してほしい。
※悩んでいる時間はあなたの前進に何ら寄与しない。「悩む」のではなく、「考える」のである。


なお、現時点の得点に関わらず、今からのあなたの心がけや学習の仕方次第で、1次試験突破をすることは十分可能な時間が残されているので、決して戦意喪失だけは回避してほしい。


所詮模試は模試であり、本試験ではないのである。


さて、現在のあなたにとって重要なのは、


まずは正解すべき基本レベルの問題を確実に正解できるよう、基礎力の充実を図る復習


である。



具体的には、以下の表に基づいて復習にメリハリをつけるとよいだろう。
【受験生パターン②】模試で受験科目合計で合格点に達しなかった受験生



ポイントは以下の4点。

(1)「自信満々かつ正解した問題」は、問題の難易度に関わらず無視する。

(2)「正解すべき問題」は、(1)に該当する問題を除いてすべてしっかりと復習する。

(3)「合否の分かれ目問題」は、(1)に該当する問題を除いて時間があれば復習する。但し、優先度は過去問の方が高いので、過去問の進捗度がまだまだという受験生は無視する。

(4)「合否に無影響の問題」は無視する。





以上、2パターンの受験生毎に模試の復習に関する戦略を提示したが、本戦略に基づいて学習を進めれば、効率的に模試の復習を行えると考えている。


なお模試主催者から統計情報が返却された場合は、統計情報に基づいて表の問題マッピングを修正し、再度スキマ時間に復習を入れ込んでいくことを忘れないで必ず行ってほしい。



今回「模試の効率的な復習方法」の肝は、「やるべきことはしっかりやり、やるべきでないことは大胆に捨てる」という戦略である。すべてをやらずに重要なことにタスクを集中することで、最小の投入資源で最大の効果を得ようという考えをベースとしている。


なお、今回お示しした表で「やらない」にマッピングされた問題に関しても、絶対にやらなくてよいと筆者は言っているわけではない。


あくまで

今やるべきことをすべて犠牲にした結果として学習計画のバランスを崩すくらいなら、捨てるところは「今は」大胆に捨てよう

と進言しているだけである。


当然のことだが、試験直前期におおよその範囲を消化し、多様な方法で最終確認をしたいという余力が創出できたとしたら、その時に今回の模試で「やらない」に位置付けた問題にあなたは取り組むという手もあるだろう。



つまり、

最大の効果が期待できるアクションの優先度を定めることで、現在から本試験までの「時間」という資源を再配分している

とご理解いただきたい。


マジコン診断士


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【1次試験】運営管理の過去問チャレンジ ~作業管理(前編)

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


それではさっそく、運営管理の過去問チャレンジ!


【過去問チャレンジ】
生産管理における作業時間に関する記述として、最も適切なものはどれか。

(ア) 間接作業時間には、作業現場における伝票処理の時間は含まれない。
(イ) 主体作業時間は、直接作業時間の一部であり、主作業時間と付随作業時間とから構成される。
(ウ) 直接作業時間には、準備段取時間は含まれない。
(工) 余裕時間は、標準時間を構成する要素であり、管理余裕時間と職場余裕時間に分類される。




















(解説)
作業管理における作業時間に関する問題である。さっそく各選択肢を検証する。

ア:間接作業とは、目的とする生産に直接的に関係しない作業や行動のことであり、それらの作業・構想に費やす時間のことを間接作業時間と言う。具体的には、余裕や非作業、非生産的作業等が該当する。作業現場における伝票処理の時間は、生産に直接関連する作業ではない「非生産的作業」に該当するため、間接作業である。ゆえに、本選択肢「間接作業時間には、作業現場における伝票処理の時間は含まれない。」は×である。

なお、本選択肢で論点となった間接作業とは反対に、目的とする生産に直接的に関係する作業や行動を直接作業と言う。


イ:主体作業時間とは、「作業サイクルごと,又は一定周期ごとに発生する作業時間で、主作業時間と付随作業時間とに分けることができる。準備段取作業時間とは、ロットごと、始業の直後及び終業の直前に発生する準備、後始末、段取、運搬などの作業時間をいう。(JIS)」と定義されている。このJISの定義の通りなので、本選択肢は〇なので、正解選択肢である。


ウ:選択肢アで直接作業の解説をしたが、直接作業時間は「主体作業時間(選択肢イで解説済)」と「準備段取り時間」から構成されている。これはもうそういうものであると理解してそのまま暗記してしまおう。ゆえに本選択肢「直接作業時間には、準備段取時間は含まれない。」は×である。


エ:余裕とは、「作業に関して不規則的・偶発的に発生する必要な行動で、作業を遂行するうえで避けられない遅れ。(JIS)」と定義されている。余裕は、工場の管理に起因して発生する遅れをカバーする「管理余裕」と、作業者の生理的欲求や疲労に起因して発生する遅れをカバーする「人的余裕」で構成される。ゆえに本選択肢「余裕時間は、…管理余裕時間と職場余裕時間に分類される。」は×である。なお、本選択肢記載の「職場余裕」は管理余裕の構成要素(作業余裕+職場余裕=管理余裕)だである。



以上より、イが正解である。

(解答)
(イ)


非常に細かい内容であるが、これこそがIEの単元の特徴である。今回の内容はIEにおける作業測定の中の作業分類で出てくる単元なので、「ヤベ!忘れてる!」と思った方(そういう受験生が多いと思う)はもう一度テキストを読み返して記憶を呼び起こしておきたい。


マジコン診断士

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現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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