現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

年末のご挨拶

2017年12月31日 大晦日。


いよいよ2017年も最後の日になりました。


本ブログを開設したのが今年の2月19日。


半ば思い付きで立ち上げ、その後は試行錯誤で運営してきたブログですので、読者のみなさまにとっては至らぬ点も多々あったことかと存じます。


しかし今日に至るまで本ブログを運営できましたのも、多くの読者のみなさまのご支援があったからこそだと思っております。


本当にありがとうございました。



今年は、ブログやTwitterを通じて、多くのみなさまとの新たなご縁を持つことができた年となりました。


読者のみなさまとの関わりを通じて、筆者自身も多くの学びを得ることができましたこと、心より感謝申し上げます。



来年は今年以上に読者のみなさまのお役に立てるよう誠心誠意努力する所存です。


筆者と読者のみなさまとが互いに高め合えるような場を本ブログを通じて提供して参りたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。


今年は本ブログをご覧いただき、本当にありがとうございました。


マジコン診断士

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【全読者対象】来年をあなたにとって飛躍の年にするために

いよいよ年末ということで、間もなく2017年が終わろうとしている。


今年はあなたにとってどのような年であっただろうか?



筆者は毎年、この時期になると1年間の振り返りの時間を確保することにしている。


今回は来年をあなたにとって飛躍の年とするために、筆者の1年間の振り返り方法をご紹介しようと思う。





筆者は1年間を振り返るとき、「YWT」を活用している。


YWTとは、それぞれの頭文字に従って1年間を振り返る手法である。

具体的には、以下に従ってまとめていく。

・Y:やったこと
・W:わかったこと
・T:つぎにやること


具体的には、以下の通りである。

【Y:やったこと】
”Y”では、1年間にやったことを抽出する。とは言っても、いきなり1年間にやったことを抽出するのは難しいだろう。なので、自身の手帳やスケジュールを参照しながら、まずは今年1年の出来事を抽出し、そこからあなたにとって重要と思う”やったこと”をリストアップしていくとよいだろう。
なお、やったことをリストアップする上でのポイントは、それをやったときにどのような仮説を立てたかを一緒に思い出すことである。
もちろん、「仮説なんて立派なもんは立ててないよ」という人もいるかもしれない。そのような人は、やったことに取り組み際に考えていた「〇〇すれば~になるだろう」という意図や狙いでもよい。意図や狙いなしに何かをやることはないはずなので、きっと出てくるはずである。


【W:わかったこと】
仮説とやったことから、わかったことを考え出してリストアップする。もしあなたの仮説通りにとなったことに関しては、それがあなたにとっての成功法則であることがわかったわけなので、きちんと記録しておきたい。逆に仮説通りにならなかったことに関しては、何かしらの改善が必要なことがわかったわけなので、同じやり方を繰り返さないようにやはり記録しておきたい。
なお、本来的には「W:わかったこと」につながらなかった「Y:やったこと」は存在しないはずであるが、もし本当になければ、それは検討をやめてもよい。なぜならば、それはあなたにとって大したことではないので、検討するのは時間の無駄だからである。


【T:つぎにやること】
つぎにやること、すなわち2018年にあなたがやることを考え出してリストアップする。当然のことながら、「W:わかったこと」はあなたが1年間の時間を費やして手に入れることができた気づきなので、それを踏まえて考えることがポイントである。



最後に。


YWTで振り返りをするときの最大のポイントは、ポジティブ思考で行うことである。


2017年にあなたが成功したことや上手くいったことは、来年も継続することができるように意識することで、新たな成功を手繰り寄せるための技術として定着させればよい。

逆に2017年にあなたが失敗したと思っていることや後悔したことは、あなたが同じことを来年繰り返さないために得た貴重な新たな気づきなのだから、あなたはその気づきをきちんと活かし、来年は同じことを繰り返さないように改善すればよい。


家の大掃除で忙しいところかもしれないが、ぜひこのタイミングで「あなた自身のメンタルの大掃除」をしてみてほしい。
※筆者は今晩実施する予定である。


マジコン診断士

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【1次試験】企業経営理論の過去問チャレンジ ~組織構造の設計原理(2)

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


今日は2017年最後の過去問チャレンジなので、ぜひバシっと当ててほしい。


それでは過去問チャレンジ!

【過去問チャレンジ】
組織階層の高さを決める要因に「管理の幅 (span of control)」がある。「管理の幅」に関する記述として適切なものはどれか。(平成20年度企業経営理論 第13問)

(ア) 作業工程などのマニュアル化が進むと、例外事項が発生する可能性が高くなるので「管理の幅」は狭くなる。
(イ) 職務間で同期をとる必要性が高い職場では複数の業務にまたがる調整が必要になるので「管理の幅」は広くなる。
(ウ) 部下が複数の業務に熟練している場合には業務間の相互依存度が高くなるので「管理の幅」は狭くなる。
(エ) 部下間の職務の相互依存度が高く環境が不規則に変化する場合には「管理の幅」を広くとることができる。
(オ) 部下や下位部門が標準化された業績評価指標で統一的に管理できる場合には「管理の幅」は広くなる。




















(解説)
「管理の幅 (span of control、統制範囲)」とは、1人の上司が適切に指揮監督可能な部下の人数である。目安となる部下の最適な管理人数は組織の業務内容や上司、部下のスキルに依存するので、「〇人です」と一般化して伝えるのはかなり難しい性質のものである。

以上の前提知識を元に、各選択肢を検証していく。

ア:「作業工程などのマニュアル化が進むと、例外事項が発生する可能性が高くなる」で違和感を感じたあなたは、その感覚でOK。業務のマニュアル化が進めば、おおよその業務に関してはマニュアルを参照することで対応可能となるため、例外事項は減少するはずである。そして例外事項が減少すれば、上司の管理負担は軽減されるため、その分「管理の幅」は広くなるはずである。ゆえに選択肢記載の「「管理の幅」は狭くなる」も誤りであるため、×。
なお、ここで言う「管理の幅が広くなる(狭くなる)」について補足しておく。
「管理の幅が広くなる」とは、より多くの人数の部下を管理可能な状態を指し、逆に「管理の幅が狭くなる」とは、多くの部下の管理が困難な状態を指している。


イ:因果関係を整理すると、「職務間で同期をとる必要性が高い職場では複数の業務にまたがる調整が必要になる(因)」⇒「「管理の幅」は広くなる(果)」となる。この時点で違和感を感じたあなたはその感覚でOK。(果)が「管理の幅が広くなる」ためには、(因)にそれをつながるような要因、すなわち「上司の管理負担が少ない」という趣旨の内容が書かれている必要がある。本選択肢の(因)を確認すると、上司の管理負担が高くなる要因が記載されているため、因果関係が成立しない。ゆえに×。

ウ:「部下が複数の業務に熟練している場合には業務間の相互依存度が高くなる」に違和感を感じたあなたは、その感覚でOK。部下が複数の業務に熟練しているのであれば、複数の業務をこなすことができるはずなので、むしろ業務間の相互依存度は低くなるはずである。ゆえに×。なお、「部下が複数の業務に熟練している場合」には、一般的には上司の管理負担は軽減されるはずである(但し、管理する上司も複数の業務に係る管理的意思決定をする必要があるので、その管理能力が問われることにはなる)。

エ:「部下間の職務の相互依存度が高く環境が不規則に変化する場合」は、上司にとって管理負担が増加する状況である。ゆえに管理の幅を広くとることはできず、むしろ狭くするべきである。ゆえに×。

オ:特に違和感はない。「部下や下位部門が標準化された業績評価指標で統一的に管理できる場合」は、上司の管理負担は軽減するので、管理の幅は広くなるであろう。ゆえに〇。


以上より、(オ)が正解である。

(解答)
(オ)


なんか昔の過去問の方が変なひねりがないので、基礎力養成には向いていると感じる今日この頃。それに比べて最近の過去問は…。



というわけで、2017年の過去問チャレンジはこれにて終了。


2018年もやっていきますよ、企業経営理論の過去問チャレンジ。


え?まだ企業経営理論が続くのかって?


ハイ、当然です。


過去記事(コチラ)でもお伝えしている通り、企業経営理論は中小企業診断士の基幹科目である。あなたが2018年度に企業経営理論を受験するか否かに関わらず、その基礎知識をしっかりと押さえることは極めて重要であると筆者は考えている。
※今年診断士試験に合格した読者も、実務補修や実務従事に向けた基礎知識の確認にはうってつけだと思う。

筆者の意図をご理解いただき、本ブログを効果的に活用いただけると幸いである。


マジコン診断士

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【キャリア】平成29年度 中小企業診断士試験を突破したあなたへのメッセージ

去る2017年12月26日、平成29年度中小企業診断士試験の合格者が発表された。


この難関を突破されたあなたへ、まずは


本当におめでとうございます!


大変な苦労と努力を重ねて勝ち取った中小企業診断士試験合格の切符。


今のあなたは安堵感と大きな達成感に満ち溢れていることだろう。



まずはこれまで支えてもらった周囲の人々への感謝の気持ちを持ちながら、自分自身に対して労いの気持ちを持っていただきたいと思う。




さて、これであなたの中小企業診断士試験合格に向けた冒険は終わりを迎えたわけであるが、常に「終わりは始まり」である。


本ブログをご愛読いただいている読者は十分ご理解いただいていることだとは思うが、


資格取得はあくまで出発点でしかなく、ここからあなたの自己実現に向けた新たな冒険が始まる


のである。

冒険





あなたは中小企業診断士試験に合格したことで、マジなコンサル診断士としての成功を得るための出発点に立った。しかし、そのことがあなたの今後のキャリアの実現やあなたが考える成功を何ら保証するものではないことを忘れてはいけない。


なぜならば、

資格試験の合格というものは、言わば「誰かが決めたルールの中で、決められたこと・言われたことをきちんと行える能力を試される場」

だからある。



学校や資格試験で「好成績を収める」「合格する」ということはもちろん偉大なことではあるのだが、一方でそれは定められたルールの中における自己規律や従順さを示す結果であると筆者は考えている。


中小企業診断士資格を取るための勉強というものは、どちらかというと1つのことを深く考えて理解する事より、試験委員が求める答えを出すことによりウェイトが置かれる。その意味で言えば、中小企業診断士試験の合格は、その範囲におけるあなたの能力の1つの証明を得たものであると解すべきであろう。




前置きが長くなったが、本記事を通じて筆者があなたにお伝えしたいことは、


試験には比較的明確なルールや解が存在するが、これからのあなたのコンサル人生においてそうでない場合の方が多い


ということである。


コンサル実務の中においては、もちろん診断士試験の勉強を通じて身につけた知識だけでおおよその解を導き出せることももちろんある。


しかしこれだけ経営環境が劇的に変化し複雑化している現代において、知識だけで経営課題を解決できるようなケースは圧倒的に少なくなってきていると筆者は感じている。

筆者はこれまで数十社の企業をコンサルティングしてきているが、過去と同様のアプローチで成果を出せるようなことはそう多くない。なぜならば、どの企業も”オンリーワン”であり、あなたが出会うであろうクライアント企業も”オンリーワン”である以上、過去と全く同じアプローチで課題解決可能なことなどあり得ないからである。かつて小泉元首相が言っていたように、やはり「会社もいろいろ」「経営者もいろいろ」「従業員もいろいろ」ということである。


そうであるとするならば、今後のあなたにとって最も重要なのは、


自ら考え、自ら行動し、自ら機会を創り出すことで、世のクライアント企業に成果をもたらせる人間になること


であると筆者は考えている。



そのために必要な要素はいくつかあるのだが、その中でも筆者は「知恵を高め続けること」が最も重要と考えている。「知恵」については、過去記事「「情報」と「知識」と「知恵」の区別はできているか?」「「中小企業診断士」と「コンサルファーム在籍コンサル」の違い」で少しだけ説明しているので、参考にしてほしい。


あなたの目下の課題は、実務補修や実務従事を通じた診断士登録であろうが、もうすでにあなたの冒険は始まっている。


これからのあなたのコンサルキャリアをあなたの希望に沿った輝かしいものとするためにも、ぜひ高い学習意欲とモチベーションを持ち、常に謙虚な気持ちを持り、未経験の事に対しても恐れずにチャレンジしながら着実に歩みを進めてほしいと思う。



なお、中小企業診断士試験に合格したあなたにとっては、本ブログにも筆者にももはや用なしと考えている読者も多いことだろう。


それはそれで筆者にとっては一向に構わない。


但し、1点だけ覚えておいていただきたいことがある。



それは、

本ブログは診断士試験に合格しマジなコンサル診断士を目指す人向けに情報発信をしているため、診断士試験合格に必要な情報はもちろん、試験合格後のキャリアアップにつながるような情報発信をしていく方針である

ということである。


今後は、1週間に1日~2日程度は、診断士試験に合格した読者にも有用となるような本質的コンサルスキル、マインドセットに係る情報発信をしていく予定である。


もしあなたが今後もマジなコンサル診断士を目指すための情報を筆者から得たいと考えているのであれば、筆者も引き続きあなたのサポートしたいと思っている。その折にはぜひ本ブログを訪れてほしい。そしてこれまで通り、応援の意味を込めてにほんブログ村バナーをポチっとお願いしたい(笑)。


マジコン診断士

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【1次試験】企業経営理論の過去問チャレンジ ~組織構造の設計原理(1)

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。

それではさっそく過去問チャレンジ!

【過去問チャレンジ】
経営組織構造をデザインするには、職務の設計、部門化、コントロールの範囲、指揮命令系統の確保、権限-責任の配分、公式化の程度などを決める必要がある。これらに関する記述として最も適切なものはどれか。(平成17年度企業経営理論 第13問)

(ア) 同じ企業内でも職務によって公式化の程度が異なり、公式化の度合いが高くなると従業員の自由裁量の幅は広くなる。
(イ) 機能別に部門化する方法は、類似の専門能力を持つ人々をひとつの部門に集めることで、範囲の経済性を達成しようとするものである。
(ウ) コントロールの範囲を広くすることによって管理階層をフラットにするには、部下に十分な権限や情報を与えるとともに、問題解決スキルを教育しておくことが重要である。
(エ) 分散処理型の情報システムを導入すると、責任-権限の分権化が進み、指揮命令系統の一元性を維持することが容易になる。




















(解説)
ア:「公式化の度合いが高くなると従業員の自由裁量の幅は広くなる。」で違和感を感じたあなたは、その感覚でOK。公式化とは、簡単に言えば、「組織内の職務や業務が標準化・定型化されていること」である。公式化の度合いが高くなればなるほど、従業員は予め決められた方法で職務や業務遂行ができるため、業務は安定する。しかしそれは同時に、従業員の職務や業務の裁量の範囲が少なくなることを意味する。以上より、「公式化の度合いが高くなると従業員の自由裁量の幅は広くなる。」は明らかに誤りであるため、×。

イ:「範囲の経済性を達成しようとするものである。」で違和感を感じたあなたは、その感覚でOK。機能別分化は業務集中による「規模の経済性」を達成しようとするものなので、×。

ウ:特に違和感はない。管理階層のフラット化(=組織のフラット化)とは、中間管理階層を少なくすることである。管理階層が少なくなれば、指揮・命令や情報伝達階層が減少することになるので、柔軟かつ迅速な意思決定が可能となる。一方で、中間管理層が減少するということは、その分コントロールの範囲(=統制範囲)が拡大するため、権限移譲や十分な情報付与、問題解決スキルの教育が重要となる。恐らく正解だと思うが、選択肢エを確認するため一旦保留。

エ:「指揮命令系統の一元性を維持することが容易になる。」に違和感を感じたあなたは、その感覚でOK。分散処理型の情報システムを導入すれば、当然責任権限の分権化は進むだろうが、そのことは指揮命令系統の一元性を維持することを困難とするはずである。なぜならば、責任権限が分散することは、指揮命令系統の一元性維持とはトレードオフの関係にあるからである。指揮命令系統の一元性を維持するのがより容易なのは、集中処理型の情報システムの方であろう。ゆえに×。


以上より、(ウ)が正解である。

(解答)
(ウ)


本過去問はかなり昔の問題だが、組織構造の設計原理の基礎を学ぶには良い問題である。ぜひよく復習しておいてほしい。


マジコン診断士

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【読書をしましょう】特別編:中小企業診断士試験委員の著書10連発

これから年末年始に突入し、読者の中にはこの正月休みに読書をされる方もいらっしゃることだろう。


筆者はと言うと…


実は自宅に積読の本もかなりあるので、実際の数はもっと多いことになる。というわけで、筆者はこの年末年始連休でどこまでスキマ時間を見つけて読書を消化できるかが勝負ということになる…。



さて、今回は【読書をしましょう】の特別編として、中小企業診断士試験委員の著書を10連発一挙にご紹介する。



中小企業診断士試験合格に向けて、試験委員の著書を読むことの是非というのは分かれる。


ちなみに筆者はどうだったかと言えば、今回ご紹介するリストの内、一部の書籍は受験生時代には読んでいた。


では、それを読んだことが診断士試験合格にに効果があったかどうかに関しては、あったとも言えそうだしなかったとも言えそう。


つまり、その効果の程は自分でもよくわからないというのが正直な感想である。


しかし、それを読んだことが試験に効果があるか否かに関わらず、別に試験委員の脳の中が可視化された著書を読むことそのものに、先入観を持つことを除けばマイナスの効果があるはずもなかろう。


ゆえに、

試験委員の著書は、読む時間があれば読めばいいし、読む時間がなければ読まなければよい

というのが筆者の立場である。
※元々、試験に役立つから読むとか、試験に役立たないから読まないという発想そのものが筆者はあまり好きではない。試験に合格することだけを目的としているのなら、試験委員の著書など読まずに、最初から受験校のテキストや参考書だけやっていればよいはずである(だって編集・出版している人はその道の専門家なんでしょ?)。ハッキリ言って、そのようなことが議論されること自体極めてナンセンスだと筆者は思う。


さて、来年2次試験専念でチャレンジされる受験生は、今の時点では比較的時間に余裕がある方もいることだろう。


もしご興味がある著書があり、読む時間がありそうならば、読んでみるのもよいだろう。



なお、今回の【読書をしましょう】は、これまでのそれと1点だけ異なる点がある。

それは、

筆者自身が読んだ書籍だけをご紹介しているわけではない

点である。


その意味で言えば、試験委員の著書をリサーチした上で、読書そのものが読者の大きな負担にならなそうなものをチョイスしてリスト化するという作業を、筆者が代行して情報発信しているものと捉えていただきたい。これまでの【読書をしましょう】では、筆者自身が読んでよいと思ったものだけを発信してきたが、今回はそうではないという点だけはご注意いただきたい。
※リスト化した書籍の中にはもちろん筆者自身が所有し読んだものもある。それらのものには書籍名の右側に★印を付しておくので、参考にしてほしい。


それではさっそく。


中小企業診断士試験委員の著書10連発!


①経営管理 (有斐閣アルマ)
※”経営管理”って言葉は意外と難しいのだが、それを試験委員が書いているということで、筆者は非常に興味あり!多分近々買って読みます。



②組織論 補訂版 (有斐閣アルマ) ★




③ビジネスモデル革命―グローバルな「ものがたり」への挑戦




④小が大を超えるマーケティングの法則 ★




⑤スモールビジネス・マーケティング―小規模を強みに変えるマーケティング・プログラム ★




⑥小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書 ★




⑦引き算する勇気 ―会社を強くする逆転発想 ★




⑧農業のマーケティング教科書 食と農のおいしいつなぎかた




⑨緑茶のマーケティング―“茶葉ビジネス”から“リラックス・ビジネス”へ




⑩取引制度から読みとく現代企業 (有斐閣アルマ)
※これも筆者は非常に興味あり!これも近々買って読みます。


いかがだっただろうか?興味のありそうな書籍はあっただろうか?


今回ご紹介した書籍に関しては、試験に出そうとか出なそうとか打算的なことは考えず、


「お!これおもしろそう!」


とご自身でご興味がわいたものをセレクトする方がよいと思う。


あなたの参考になれば幸いである。


マジコン診断士

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【Tea Break】「陸王」のモデル企業?

今日は【Tea Break】企画として、ちょっと余談を。


昨日最終回だった「陸王」をあなたは観ていただろうか?


昨日、筆者がテレビをつけながら読書をしていたところ、たまたまTBSで「陸王」のダイジェスト版をやっていた。

筆者は普段、テレビというものをほとんど観ない人間なのだが、たまたまチラチラ観ていた「陸王」のダイジェスト版に引き込まれてしまい、そのまま最終回まで観る羽目に。つまり、これまで1回も観ていなかったのに、昨日だけでダイジェスト版を含めた最終回までを観てしまったというわけだ。
※おかげで読書がまったく進まず…。


しかしこはぜ屋の宮沢社長ってすごいよなぁ。陸王観ながら、以下のツイートまでしてしまった。

まあテレビドラマなんで、どちらというと「論理 < 感情」な感じは多分にあるわけだが…(笑)。


「陸王」を観て感じたのは、池井戸潤さんの小説は、中小企業診断士を目指す人にとってはモチベーションが上がる内容だということである。

このようなテレビドラマや小説が契機となって、もっと中小企業診断士を目指す人が増えるとよいなぁと感じた。


最終回を観終わった後、「陸王」の主人公モデル企業がどこか気になってリサーチをしてみると、きねや足袋株式会社(コチラ)ではないか?との情報が。とはいえ、諸説あるようなので真実はわからず。果たして真実は?
※原作の池井戸潤さんはモデル企業は存在しないと公式に否定しているが、上記企業を参考にはしているかと。
※ちなみに、陸王に登場する大手スポーツメーカーはアシックスなのではないか?とのこと。ほんまかいな。


というわけで、陸王最終回を観た後で情報検索をしていたら、なにか中小企業診断士2次試験のモデル企業を探しているような気分になり、ついついブログに書きたくなってしまったということでした。
※大した情報じゃなくスイマセン…


マジコン診断士

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【1次試験】企業経営理論の過去問チャレンジ ~リストラクチャリング


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【アンケートサイト】
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マジコンアンケート





<以下、本編>


今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。

それではさっそく過去問チャレンジ!

【過去問チャレンジ】
リストラクチャリング(事業構造の再構築)に関する記述として、最も適切なものはどれか。(平成27年度企業経営理論 第10問)

(ア) リストラクチャリングの一環として事業売却を行う場合は、対象となる事業の従業員に時間をかけて納得してもらい、ボトムアップで売却ステップを検討していくことが課題となる。
(イ) リストラクチャリングの一環として事業を子会社として独立させる場合は、各子会社に大幅に権限を委譲し、意思決定の迅速化を図ることが課題となる。
(ウ) リストラクチャリングを円滑に進めるうえでは、既存の取引先との取引量を増やすことを目的に、リベートや割引販売などの販売促進策を積極的に行うことが課題となる。
(エ) リストラクチャリングを円滑に進めるうえでは、業務プロセスを抜本的に見直すことによって業務を再設計し、業務の効率化を図ることが課題となる。
(オ) リストラクチャリングを円滑に進めるうえでは、従業員のモチベーションを上げていくために、ストックオプションを導入していくことが課題となる。




















(解説)
「リストラクチャリング」は事業構造を再構築することである。日本では、「リストラ」と称して人員削減や事業縮小等のネガティブな趣旨で用いられることも多いが、本来的には不採算部門の事業縮小や撤退、統廃合といった不採算事業などの整理だけでなく、成長事業や高収益事業への経営資源集中化等もリストラクチャリングに当たる。

なお、本設問文には「リストラクチャリング(事業構造の再構築)に関する記述として…」と書かれているので、その点を十分注意してほしい。

以上の前提知識を元に、選択肢を検証する。

ア:「ボトムアップで売却ステップを検討していくこと」で違和感を感じたあなたは、その感覚でOK。ボトムアップとはボトム(底)がアップ(上がる)の意味通り、「従業員から経営陣へ意見や提案をすること」である。ボトムアップで売却ステップを検討しては、多様な利害が錯綜し、円滑にリストラクチャリングが進まなくなってしまう。トップダウンで進めるべきである。ゆえに×。

イ:特に違和感はない。事業を子会社化(分社化)するということは、その背景により独立性を高めなければならない事情があるということである。独立性を高めるのであれば、それを適切に反映したアクションを起こさねばならないはずである。その意味で、権限移譲による意思決定の迅速を図ることは独立性を高める上で有効なアクションであり、当然課題になるだろう。なお、「大幅に権限を委譲し」の”大幅に”が気になる受験生もいるかもしれないが、分社化は親会社が影響力を与え得る組織戦略においては最も独立性が高い方法(事業部制やカンパニー制より独立性が高い)であるため、特段大げさな修飾ではないだろう。本選択肢の内容は問題なさそうだが、他の選択肢を検証した上で判断する。

ウ:「既存の取引先との取引量を増やすことを目的に、リベートや割引販売などの販売促進策を積極的に行うことが課題となる」に違和感を感じたあなたは、その感覚でOK。リストラクチャリングの過程で販促策を積極に行うことが必ずしもないとは言えないが、リストラクチャリングはそもそもそういう次元の話ではない。つまり、リストラクチャリングに関する記述ではないのである。既存の取引先との関係で言えば、例えば「事業の選択と集中を進めるために、既存の取引先数そのものを絞り込む」という次元の話であるべきである。その意味で、リストラクチャリングに関する記述とは言えない。ゆえに×。

エ:非常に悩ましい選択肢であるが、これも選択肢ウと同様の判断軸である。リストラクチャリングの過程で業務プロセスの抜本的見直し(ビジネスプロセス・リエンジニアリング:BPR)を行う場合も多いのでそれ自体は誤りとは言えないかもしれないが、リストラクチャリングに関する記述ではない。あくまで業務改革の論点となるので、その意味でリストラクチャリングに関する記述とは言えない。ゆえに×。

オ:これも選択肢ウ、エと同様の判断軸である。ストックオプションとは、「予め決められた価格で自社株を買う権利」のことで、上場を目指す企業が従業員のモチベーションを高める施策としてよく利用されるものである。その意味でリストラクチャリングに関する記述ではない。仮に百歩譲ってリストラクチャリングの論点として解釈したとしても、リストラクチャリングを進める上でストックオプションが従業員のモチベーション向上につながるとは考えにくく、ましてそれを課題とは言えないだろう。ゆえに×。


以上より(イ)が正解である。

(解答)
(イ)


「リストラクチャリングに関する適切な記述を選ぶ」ということを強く意識して選択肢を読めば、論点のレベル感としてマッチするのが(イ)だけであることが分かると思う。しかし、「リストラクチャリングの過程で〇〇な施策はやるよな」というレベルで選択肢を読みに行ってしまうと、選択肢ウ・エ・オ(特にエ)あたりはかなり紛らわしくなる。ここは注意したい。

個人的には、問題の質としてどうかと言われれば若干?である問題だが、こういう出題方法もあるものとして認識いただけたら幸いである。


マジコン診断士

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筆者(マジコン)の弱点 ~あなたの弱みが実は強み

過去記事「【キャリア】中小企業診断士資格を取ってコンサル会社へ転職は可能?」でも書いた通り、本ブログ読者の多くが「コンサルティング会社への転職を考えている」とのこと。

逆に言えば「コンサルティング会社以外の業種の組織に所属して仕事をしている」読者が多いということであろう。


一方で、筆者は新卒からコンサルティング会社に所属して仕事をしている。


以上を踏まえると、恐らく本ブログの読者は、


「マジコンの強みは”コンサルティング経験があること”だなぁ。一方で自分には”コンサルティング経験”はないのでそれが弱みだ」


と思うかもしれない。



まあ、ある側面から見ればそうも言えなくはない。


しかし本当にそれだけだろうか?


別の側面から見て何か気づくことはないだろうか?


そこに筆者の弱みは本当にないのか?


そしてそこにあなたの強みは本当にないのか?




ここで少しヒントを。


企業が経営コンサルタントを活用する場合、コンサルティングする側である「コンサルティング会社(コンサルタント)」とコンサルティングを受ける側である「事業会社(クライアント企業)」の2つの立場が存在する。


この2つの立場がある点を踏まえて考えた場合、何か見えてくるものはないだろうか?


もしかしたら気づかれた読者もいるかもしれない。



あなたがコンサルタントとしての経験がないのと同様に、マジコンにも事業会社での経験がない


のである。


これこそが筆者の最大の弱点だと思っている。


もちろん、筆者は自身のキャリア上でクリティカルかつ弱点と認識していることをほったらかしにしておく性分ではない。ゆえに、筆者なりに工夫して埋め合わせはしているが、やはり限界を感じるときがある。これは筆者にとって永遠の課題となる。

強みと弱み



以上を踏まえると、あなたの強みが見えてくるはずである。


事業会社での勤務経験は、将来コンサルタントを目指すあなたの強みになり得る


ということになる。
※これは公務員の読者も同様である。なぜならば、国や地方公共団体がコンサルティングを依頼することはよくあることだからである。


ここまでの記事の内容をお読みになった方は、以下の筆者のツイートの意味をご理解いただけるだろう。


但し、いくら事業会社での勤務経験があろうとも、ただ勤務しているだけではコンサルタントとして生かせる強みとはならない。その経験の過程で、何かしら目に見える成果を出すことはやはり必要である。


「個人の強みを活かしながら、事業会社でどのようなことを考えてどのように工夫し、どのように成果を出したのか」


あなたがコンサルタントとして成功する上では、この点が非常に重要となるだろう。



あなたは、事業会社で働く機会を今与えられている。


その機会を活かして上げた成果が、あなたが将来コンサルタントを生業としていく上で重要なポイントとなる。



中小企業診断士で得た知識やスキルを意識的に活用して、あなたには現在の所属組織で目に見える成果を上げていただきたいと筆者は考えている。

故に、本ブログで発信する【実践編】は大事にしてほしい。



マジコン診断士

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【実戦編】できるところからコンサルスキル ~プレゼン・ドキュメントの説得力を高める

今回はマジなコンサル診断士を目指すあなたにお届けする【実践編】である。

今回は「説得力を高める話し方・書き方」について書こうと思う。




ビジネスシーンにおいて、プレゼンテーションやビジネスドキュメントのクオリティが仕事の成果に影響することは多い。


それもそのはず。

プレゼンテーションもビジネス文書も、相手と円滑なコミュニケーションを図る上ではその手段としての役割を果たすからである。


当然のことだが、あなたと他者とでは生い立ちも経歴も考えていることも異なる。


すると、あなたが何ら工夫をせずにあなたの伝えたいことを好き勝手に他者に伝えれば、そもそもお互いのコンテクストが異なるわけなので、相手を説得するどころか、基本的なコミュニケーションすら成立しないだろう。

コミュニケーション



そのような回避不能な制約条件がある中で、あなたの考えていることを他者に適切に伝え、そして他者に行動を起こしてもらうためには、やはり何かしらの技が必要となるであろう。


過去記事「【実戦編】できるところからコンサルスキル ~ロジカルに話すためのたった1つのコツ」でもその方法についてはお伝えしているが、今回はそれを少し発展させた技をお伝えする。


その技とは「PREP(プレップ)法」である。


PREP法の”PREP”は、「Point」「Reason」「Example」「Point」の頭文字を取ったワードである。プレゼンテーションやビジネスドキュメントを上記の4つで構成する技がPREP法である。


4つの構成要素は、以下の通りである。

Point:結論

Reason:理由

Example:具体例

Point:結論


上記に記載した4つの要素には番号と矢印を付してあるが、コレにも意味がある。


あなたがプレゼンテーションやビジネス文書の作成をするときは4つの要素を①→②→③→④の順で展開するとよい。


つまり

「結論→理由→具体例→結論」の順番で展開する

ということである。



具体例を挙げて説明しよう。

①Point:結論
マジコンブログは毎朝5時にブログを投稿するべきです。

②Reason:理由 
読者からのアクセス数が高まるからです。

③Example:具体例
・近年はビジネスマンにおいても朝活が流行となっており、朝早くから勉強や情報収集を行う人も増えている。
・診断士受験生の多くが組織勤めの人であるため、通勤電車の中の時間を効果的に使いたいという人が多い。
・毎朝同じ時間にブログ投稿することで、読者の学習ルーティーンに組み込まれる可能性が高い。
※具体的数値を入れ込むことでより説得力が増す。

④Point:結論
マジコンブログは毎朝5時にブログを投稿するべきです。



以上のように、PREP法で主張を構成するだけで、あなたのプレゼンテーションやビジネスドキュメントの説得力がグッと高まる。


本記事を読んで

「確かにそうだな。わかったぞ!」

と思っているそこのあなた。


本当にあなたは今日からPREP法を使いこなせるのだろうか?


以下のツイートを踏まえて、今回の記事の内容をどう活かすかを真剣に考えてほしい。


マジコン診断士

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プロフィール

マジコン

Author:マジコン
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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