現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【全読者対象】キャリア戦略を立案しましょう

今回の記事は全読者対象記事である。


いきなりだが、あなたに質問である。


あなたはなぜ中小企業診断士資格の取得を目指したのであろうか?




その経緯・背景は様々であろう。きっと読者の数だけ経緯・背景はあるはずである。

一方で読者に共通することは、


何かしらの実現したい未来があり、その実現のための中間目標として中小企業診断士資格の取得が最適と考えた


ということである。


筆者はかねてからあなたにお伝えしているが、中小企業診断士資格を取得したからといっていきなり稼げるようになったり、一生安泰の生活が保障されるようになったりすることはない。

以下は、筆者のツイートである。


もしあなたがこのツイートを受け入れていない状況で中小企業診断士資格取得に向けた勉強をしているのであれば、まずはその誤った考え方を捨てるところから始めねばならないだろう。
※「え?診断士資格取ったら稼げるようになるんじゃないの?」ともしあなたが思っているのであれば、本ブログの以下の過去記事をお読みいただきたい。
・「中小企業診断士は食える資格か?(前編)
・「中小企業診断士は食える資格か?(後編)




さて、ここまでの話を通じて、あなたは中小企業診断士資格の取得はゴールではなく、自分で設定した中間目標に過ぎないことをご理解いただいたと思う。ということは、あなたは日々診断士の勉強をしながらも、今の時点から将来的なキャリアを描いておかないと、診断士資格取得後に迷子になってしまう懸念がある。

今日はその懸念を解消するために実施する「ある作業」に関して書こうと思う。


その「ある作業」とは、

自分のSWOT分析をすること

である。


あなたは企業経営理論の学習を通じて、SWOT分析を学んだはずである。企業経営理論では、それをクライアント企業の分析フレームワークとしてあなたに紹介しているが、そのSWOT分析のフレームワークを自分自身の分析に活用するのである。


SWOT分析に関してあなたはよくご存じだろうか、軽く復習しておこう。
SWOT分析

SWOT分析とは、簡単に言えば「企業の置かれた外部環境(機会と脅威)と内部環境(強みと弱み)を抽出し、それをマトリクス表で分析することにより4象限で戦略を立案する方法である。


本記事であなたにご提案するのは、このSWOT分析の対象を「企業」ではなく「あなた」に変えて分析することである。

そうすることで、あなたのキャリアを実現する上で、取り組むべき重要な課題が明確になり、アクションを起こしやすくなるだろうということである。



具体的なステップは、以下の通りである。


【ステップ1】あなたの実現したい夢、ミッションを定める

戦略課題を抽出する前に、あなたは実現したい夢、ミッションを定める必要がある。明確なものでなくてもよい。「将来こんな場所で、こんなことを、こんな服装で、こんな風にすることで、〇〇に貢献したい」みたいな感じで浮かべるくらいでも十分である。まずはここをしっかり定めてほしい。

本件に関しては、本ブログの過去記事「【1次・2次共通】ここで原点に立ち返る必要があるのではないだろうか?」をご確認いただきたい。



【ステップ2】SWOT分析を通じて、あなたのキャリア上の戦略課題を抽出する

分析順序としては、「①外部環境分析(機会・脅威)」→「②内部環境分析(強み・弱み)」→「③SWOTクロス分析」の順で実施すること。
※「①外部環境分析(機会・脅威)」に関しては、PEST分析を活用するとでよいだろう。



【ステップ3】戦略課題の優先度設定を行い、アクションを起こせるものは即座に起こす

課題を抽出しただけで満足してしまっては意味がない。あなたは抽出した戦略課題の内、アクションを起こせるものは即座に実行に移していかねばならない

とはいえ、あなたは現時点で中小企業診断士試験合格を目指す受験生である。すべての戦略課題において、診断士取得の優先順位が一番高いことは言うまでもない。なので、診断士試験合格まではそれを第1優先順位としながら、それ以外の戦略課題の内、優先度が高い、かつご自身の組織内で実行できるもの(つまり仕事を通じて達成できるもの)はドンドン実行していくという形がよいだろう。
※戦略課題の優先度設定に関しては、本ブログの過去記事「【1次試験】残された期間で最大の成果を上げるための方法」をご確認いただきたい。



あなたがマジなコンサル診断士を本当に目指すのであれば、筆者が本記事でお話しした内容は必ず実行していただきたい。この作業は、あなたが診断士試験合格に向けた勉強のモチベーションを高く維持するためにも、また診断士試験合格後のキャリアを効率的かつ効果的に積んでい行く上でも非常に重要な作業である。めんどくさがらずに、騙されたと思ってやっていただきたい。

なお、今週の「読書をしましょう(12月3日投稿予定)」では、あなたが本作業を進める上で決定打となる書籍をご紹介する予定である。それまでにご自身のSWOT分析を必ず済ませておくようにしていただきたい。


インプットしたことを実行に移さなければ、そのインプットに意味はない

のである。


「本記事が参考になった」という方「次回の記事に期待している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村



マジコン診断士


【マジなコンサルタントの中小企業診断士情報】
Twitter
執筆(note)

【1次試験】企業経営理論の過去問チャレンジ ~範囲の経済性(前編)

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。

それではさっそく過去問チャレンジ!

【過去問チャレンジ】
単一の事業を営む企業が多角化によって事業構造を変革し、持続的な成長を実現する行動は、「範囲の経済」の視点から説明できる。「範囲の経済」が存在すれば、企業が複数の事業を展開することによって、それぞれの事業を独立に営むときよりも、より経済的な事業運営が可能になる。(平成23年度企業経営理論 第7問)

(設問1)
文中の下線部に関する以下の文章の空欄A~Cにあてはまるものの最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。

H23_企業経営理論_第7問




















(解説)
「範囲の経済性」とは、「企業が生産量を増加させたり事業を多角化した場合に、一製品や一事業あたりのコストを削減できるという概念」のことである(Wikipedia)。「企業が複数の事業活動を運営することにより、共通費用を節約できること」くらいに理解しておけばよいだろう。

以上の前提知識を元に、本設問を読み解いていく。

まず、[ A ]と[ B ]を埋めるためには、C(x1,x2)、C(x1,0)、C(0,x2)が何を指しているのかを確認する必要がある。

設問文「2 つの製品の生産量をそれぞれx1,x2 で表し,その費用関数をC(x1,x2)で表したとき」より、以下のことがわかる。

 ・C(x1,x2) ⇒ 第1製品の生産量がx1、第2製品の生産量がx2の場合の費用
 ・C(x1,0) ⇒ 第1製品の生産量がx1、第2製品の生産量が0の場合の費用
 ・C(0,x2) ⇒ 第1製品の生産量が0、第2製品の生産量がx2の場合の費用

以上をベースに範囲の経済の関係とするためには、1つの企業で2つの製品を生産する場合の総費用C(x1,x2)が、個々の企業単独で第1製品、第2製品をそれぞれ生産した場合の総費用(第1製品の総費用はC(x1,0)、第2製品の総費用はC(0,x2))の合計よりも小さくならなければならない。以上のポイントを踏まえて式に展開すると、

C(x1,x2) < C(x1,0) + C(0,x2)

となる。

以上より、オが正解となる。

(解答)
(オ)


本設問は、一見すると難しそうな式が並んでいるので、「これは難しいかも」と諦めてしまいがちである。しかし問題文を読んでしっかり取り組めば、何ら難しい問題ではないことに気づく。問題をぱっと見した時の自身の直観に頼らず、まずは問題文をしっかり読んでから難易度判定する習慣をつけてほしい。


「本記事が参考になった」という方「次回の記事に期待している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村



マジコン診断士


【マジなコンサルタントの中小企業診断士情報】
Twitter
執筆(note)

【実戦編】できるところからコンサルスキル ~経営者に嫌われるコンサル

今回の記事もマジなコンサル診断士を目指すあなたに実践編の記事をお届けする。



先日、筆者は以下のようなツイートをした。


いずれの社長も自分の父親が経営者であることは予めわかっていることなので、会社を継いで自身が経営者の立場になる日が来ることを覚悟はしている。しかし、実際に社長になってみると、そのプレッシャーたるや相当なものであるということである。


ある社長は

「実際のプレッシャーは、予め想定していたプレッシャーの30倍はある」

と仰っていた。


上記は後継者社長の話であったが、後継者であるか否かに関わらず、会社を経営することのプレッシャーというものは計り知れないものがあるということである。


さて、ここで改めて確認である。


中小企業診断士の役割とは一体何だろうか?



中小企業診断協会のホームページを確認すると、以下のように書かれている。


中小企業診断士は、まず企業の成長戦略の策定について専門的知識をもってアドバイスします。また、策定した成長戦略を実行するに当たって具体的な経営計画を立て、その実績やその後の経営環境の変化を踏まえた支援も行います。このため、中小企業診断士は、専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められています。(中小企業診断協会ホームページより)


以上の役割を鑑みれば、中小企業診断士のカウンターパートナーは企業の経営者になるはずである。

つまり、あなたはこのような大きな責任とプレッシャー、そして多くの従業員の生活を背負った経営者のパートナーとならねばならないということになる。


以上の中小企業診断士の役割をあなたがしっかり理解していれば、以下の筆者のツイートでお伝えしたことは十分ご理解いただけることだろうと思う。


自身の人生を賭けて藁にも縋る思いでコンサルに相談している経営者に対して、このような態度で向き合うコンサルは、間違いなく経営者に嫌われる。なぜならば、そこには「真剣さ」と「覚悟」がないからである。筆者は、このようなコンサルは「コンサル」を名乗るべきではないと思っている。


チープな言葉で言えば

企業経営を舐めているのか?

ということになる。



とは言え、読者の中には会社を経営したことがない人がほとんどだろう。かく言う筆者も会社を経営したことがない。


では、会社を経営したことのない人間が、どのようにして経営者に寄り添ったコンサルティングをすればよいのか?


それは

「相手の視点に立って考える努力をすること」

である。



あなたは大切な人に何かしらのプレゼントを贈ろうと考えたことはないだろうか?その時、あなたは「どんなプレゼントを渡せば喜ぶだろうか」と相手の事を思って真剣に考えたはずである。その感覚に近いものだと思っていただければわかりやすいだろう。


「相手の視点に立って考える努力をすること」


このことを意識して経営者と接するだけで、巷のインチキコンサルとの決定的な違いを生み出せるはずである。


マジなコンサル診断士を目指すあなたにとって、このことは非常に重要である。ぜひ忘れないでおいてほしい。


「本記事が参考になった」という方「次回の記事に期待している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村


マジコン診断士


【マジなコンサルタントの中小企業診断士情報】
Twitter
執筆(note)

【1次試験】企業経営理論の過去問チャレンジ ~規模の経済性

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。

それではさっそく過去問チャレンジ!

【過去問チャレンジ】
規模の経済は、モノづくりをする企業にとって重要である。規模の経済を説明する記述として、最も適切なものはどれか。(平成29年度企業経営理論 第8問)

(ア)売り上げの増大をもたらすように複数の製品を組み合わせて生産するようにする。
(イ)買い手にとって購入価値が高まれば販売数が増大するので、製品の普及度に注目してクリティカルマスを超えるようにマーケティング組織の規模を維持する。
(ウ)現有製品の特性を分析し直し、製品の構成要素の機能や性能を向上させて、新たな経済価値を付与した製品の生産を行う。
(エ)産出量の増大に伴って単位当たりの製品を産出する平均費用を低下させるべく、一度に数多くのアウトプットを産出するようにする。
(オ)累積生産量を増やして単位当たりのコストを下げるようにする。




















(解説)
各選択肢の正誤判定に入る前に、本設問の論点である「規模の経済性」を説明しておこう。規模の経済性を一言で言えば、スケールメリットのことである。事業規模の拡大や生産量の増大によって、製品1個当たりの製造コスト(平均費用)が低下することである。この前提知識をしっかり持っていれば、本設問には解答できるはずである。
ア:「売上を論点にしている点(→製品1個当たりの製造コスト(平均費用)に関する論点となっていない)」「複数の製品を組み合わせて生産することを論点としている点(→事業規模の拡大や生産量の増大に関する論点となっていない)」は双方とも、規模の経済性とは無関係なことである。ゆえに×。

イ:一見もっともらしいことが書かれている。「買い手にとって購入価値が高まれば販売数が増大するので、製品の普及度に注目してクリティカルマスを超えるように」という部分に着目すると、これは「事業規模の拡大や生産量の増大に関する論点」に近しいことが書かれているように解釈できなくもない。しかし問題なのは、肝心の「製品1個当たりの製造コスト(平均費用)が低下すること」の論点がどこにも書かれていないことである。この時点でこの選択肢は即正しいとは判断できない。
ちなみに「クリティカルマス」というワードは、これまでの企業経営理論の過去問でたまに出てくるワードなので覚えておいた方が良い。意味は、「商品やサービスの普及率が一気に跳ね上がる分岐点」のことである。なお、選択肢の「クリティカルマスを超えるようにマーケティング組織の規模を維持する。」が正しいの文なのか間違っている文なのかは筆者には判断できない。販売数の増加に伴ってマーケティング組織を縮小するという前提があるのであれば組織は維持すべきだし、そうでないのであれば組織は拡大するべきだろう。
但し、繰り返しにはなるが、そもそも本選択肢は規模の経済性の話をピンポイントで説明しているようには到底思えない。いったん保留。

ウ:選択肢に書かれている内容は正しいことを言っているのだが、そもそもこの選択肢は規模の経済性のことを説明した文ではない。製品価値の話をしているので、規模の経済性で重要なポイントである「事業規模の拡大や生産量の増大に関する論点」と「製品1個当たりの製造コスト(平均費用)が低下すること」とは無関係である。ゆえに×。

エ:これは正に規模の経済性の説明そのものである。「単位当たりの製品を産出する平均費用を低下させるべく」が「製品1個当たりの製造コスト(平均費用)が低下すること」の論点を説明しており、「産出量の増大に伴って」「一度に数多くのアウトプットを産出するようにする」が「事業規模の拡大や生産量の増大に関する論点」を説明している。文句なしの〇である。
※試験委員が「これが規模の経済性の説明なのだよ」と示しているのがこのエの選択肢なのだから、この選択肢をよく読んで、しっかり理解してしまったらどうだろうか?

オ:「単位当たりのコストを下げる」という言葉に引っかかってはいけない。これは罠である。本選択肢はその前の文「累積生産量を増やして」の部分が決定的にマズイ。この文言により、本選択肢は経験曲線効果の説明となってしまっているのである。
ここで、規模の経済性と経験曲線効果の違いに関して触れておく。規模の経済性は事業拡大や生産規模の拡大を行いさえすれば、時間を要さずに得ることができる効果である。シンプルに言えば、時間に関係なくガツンと設備投資しさえすれば平均費用が下がるということ。つまり、それは静的な効果なのである。一方、経験曲線効果はその効果を得るのに時間を要するが、必ずしも事業拡大や生産規模の拡大が必要なものではない。シンプルに言えば、時間をかけて経験を積むことで製品単位当たりの生産コストが下がるということつまり、動的な効果なのである。
その前提で考えた場合、「累積生産量」というワードと相性が良いのは、後者の経験曲線効果である。なぜならば、累積生産量が多いということは、それだけ生産の経験を積んでいるということであるからである。
この違いはしっかり理解しておかないと、緊張する本試験では意外と混乱する。しっかりと復習しておいてほしい。


以上より、エが正解となる。

(解答)
(エ)



「本記事が参考になった」という方「次回の記事に期待している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村



マジコン診断士


【マジなコンサルタントの中小企業診断士情報】
Twitter
執筆(note)

【ご連絡】マジコンブログのURLが変わりました

この度、マジコンブログのURLを変更しました。


お気に入りやブックマークに登録されている方は、お手数ですが下記の新アドレス(URL)への設定変更をお願いいたします。

http://maziconshindanshi.com/

※旧URLからアクセスいただいても新URLへ自動転送されます。


今回の変更により、追いかけてくる広告等の煩わしいリンクがなくなるため、読者のみなさまには従来より快適なブログ閲覧環境をご提供できるものと考えております。

今後ともマジコンブログをどうぞよろしくお願いいたします。


「本記事が参考になった」という方「次回の記事に期待している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村


マジコン診断士


【マジなコンサルタントの中小企業診断士情報】
Twitter
執筆(note)

【実戦編】できるところからコンサルスキル ~経験不足でも説得できる

今回の記事もマジなコンサル診断士を目指すあなたに実践編の記事をお届けする。



マジなコンサル診断士を目指している読者の中には、診断士試験の勉強は一生懸命しているが、コンサルとしての経験がなく不安だという方も多いと思う。

その不安の源泉は何かと言えば、いくら経営の知識が豊富であっても、リアルの経営コンサルティングにおいてそれを実際に活かせるかどうかは不透明、すなわち「わからないことによる不安」であろう。


経験はこれから積むものなので、ないものはない。それはコントロール不可能なものなのだから、あなたはそこから思考を転換する必要がある。つまり、一見コントロール不可能だと思われるものの中から、自身でコントロール可能なものを見つけ出し、そこに活路を見出すのである。


では、あなたに経験不足でも相手を説得できる技をお伝えしよう。

それは

数字と言うファクト(事実)に基づいて相手を説得すること

である。



数字は、この世で動かしようのない数少ない事実であると筆者は考えている。あなたよりはるかに業界・業務経験のある人であっても、すべて数字というファクトに物事を基づいて把握している人はかなり少ないというのが筆者の感覚である。つまり、あなたにたとえ経験が不足していたとしても、数字と言うファクトに基づいて論理的な説明をすれば、経験豊かな人ですら説得することが可能となるということである。


人は自身の経験や体験に縛られ、物事を感覚的に把握する傾向がある。

「私の経験上はこうだ」という主張を振り回すベテラン社員が多いのは、それが相手を説得してねじ伏せる上で極めて有効だからである。近年の若い人は多くの情報にアクセスできる時代に生まれているからかとても優秀なので、ベテラン社員は自己防衛反応としてよりこの傾向が強くなることだろう。


こういう時に、あなたは諦めてはいけない。

相手が経験や先入観で感覚的に理解していることに対して、あなたは数字と言うファクトを根拠に相手を説得する

のである。


具体的には以下のステップで行えばよい。

①あなたの主張に関する仮説を設定する
②仮説を検証するために様々な数字(ファクト)と集める
③集めた数字を分析して、仮説を検証する
④仮説検証の結果、あなたの主張が正しければ、それを組み立ててまとめる

今のあなたにとって大事なことは、「②仮説を検証するために様々な数字(ファクト)と集める」ことであろう。これがしっかりできれば、あなたは自身の主張を経験値で上回る相手に対して通すことができる可能性が飛躍的に高まる。なぜならば、相手はあくまで「自分の経験や感覚」に基づいて主張をしているだけなので、「数字と言うファクト」に基づいて物事を捉えているあなたをねじ伏せることはできないからである。


意見はつぶされる可能性が高いが、ファクトはつぶされにくい

という特性を大いに活かして、経験不足をカバーしてほしい。

※ファクトベース思考に関しては、過去記事「2次試験合格に向けた”超”最低限のルール:ファクトベース思考」も参考にしていただきたい。


「本記事が参考になった」という方「次回の記事に期待している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村


マジコン診断士


【マジなコンサルタントの中小企業診断士情報】
Twitter
執筆(note)

【読書をしましょう】仮説思考を身につけましょう

今回の記事は「読書をしましょう」である。

前回の「読書をしましょう(コチラ)」で紹介した「人を動かす」は、コンサルタントに必要なスキルの中でも最も重要だと考えている。今回は「人を動かす力」と同じくらい重要だと考えているスキルであるを学ぶのに最適な書籍を紹介する。


書籍を紹介する前に、以下の筆者のツイートをご覧いただきたい。







以上のツイートを見ていただくと、いずれのツイートにも「仮説思考」という言葉が出てきていることがおわかりいただけるだろう。


経営コンサルタントに問題解決力が求められることはあなたもよくご存じだろうが、そこには1つ大きな制約条件がある。

それは、

問題解決までの時間は決して無制限ではない

ということである。


これだけ環境変化の速度が速い時代になると、クライアントからコンサルティングを依頼された時点からも、外部環境は刻一刻と変化していく。そのような環境下において、チンタラ問題解決をしていたら、その間にクライアント企業は競争劣位になってしまう。つまり、経営コンサルタントには限られた時間の中でスピーディーに問題を発見し、スピーディーにベストな解を探す能力が求められるのである。

そのために必要なのが仮説思考というわけである。


これで筆者がなぜ「仮説思考」という言葉を頻繁にツイートするのかをこれでご理解いただけたであろう。

それは

経営コンサルタントには無意識レベルで仮説思考を行うことが求められるため

である。


若手コンサルに対して、「仮説設定はしたのか?」「この問題点はどのような仮説に基づいて設定したのか?」「その仮説は論理的に正しいのか?」という言葉を筆者は毎日のように浴びせている。経営コンサルタントにとって、仮説思考というのはそれほど自然な思考方法なのである。例えれば、呼吸をするくらい自然に行えるようになることが理想である(少し大げさかもw)。


仮説思考を学ぶのにあなたに最適な書籍は以下である。




筆者自身がコンサル1年目の時に、先輩コンサルから最初に読むように言われた書籍である。最近でこそ読む頻度は少なくなったが、若手コンサルの時には必要に応じて何回も読んだ書籍である。仮説思考に関しては、この書籍で決まりだと筆者は思っている。


あなたが診断士試験に合格すると、その後に実務補修が待っている。限られた時間の中で限られた情報に基づき、ベストな診断報告書を診断先企業に対して提出するためには、間違いなく仮説思考が必須になる。ぜひ本書を早めに読んでおいてほしい。


本ブログをご愛読いただいているあなたにはいつもお伝えしていることであるが、念のため。

読書を通じて学んだことは即実践に移すということを強く意識して読んでほしい。

そうでないと、その読書は意味のないものになってしまうので。


「本記事が参考になった」という方「次回の記事に期待している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村



マジコン診断士


【マジなコンサルタントの中小企業診断士情報】
Twitter
執筆(note)

【1次試験】企業経営理論の過去問チャレンジ ~競争戦略

今回は2018年度の1次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。

それではさっそく過去問チャレンジ!

【過去問チャレンジ】
どの業種にもいわゆる勝ち組と負け組が見られる。激しい競争にもかかわらず他社よりも優れた業績をあげている企業の特徴に関する記述として、最も不適切なものはどれか。(平成22年度企業経営理論 第2問)

(ア)ある通信機器メーカーでは、生産を国内工場に集約して生産現場で厳格な品質管理体制をとり、堅牢な機器と先進的なデータ処理を売りに、顧客の信頼を得ながら業界水準よりも高い価格で売り上げを伸ばしている。
(イ)ある町工場では単品物の受注に特化しているが、熟練を活かした加工技術を武器に、あらゆる注文に応えられる受注生産体制を敷いて、特定業種にこだわらない受注先を確保している。
(ウ)健康食品を製造販売しているある企業では、顧客からのダイレクトな注文や問い合わせに応えるべく、コールセンターの充実を図るとともに、それを基にした顧客データベースを活かして、逆に顧客への情報発信を行い、顧客との強い信頼関係の構築を目指している。
(エ)創業間もない中小化粧品メーカーでは、肌に潤いを与える希少な天然素材を活用した高価な基礎化粧品に絞り込んで、全国的な広告宣伝と大手百貨店や量販店への出店を目指している。
(オ)激しい価格競争と急激な利益率低下のため大手の電子機器メーカーが撤退した市場で、ある中堅メーカーでは海外企業からの低価格な中間財の調達と自社が得意とする実装技術を活かして、実用本位の機能に絞り込んだ低価格製品で安定した売り上げを確保している。




















(解説)
ア:特に違和感はない。「厳格な品質管理体制と「堅牢な機器、先進的なデータ処理」といった強みを活かすことで、顧客の信頼を得ながら業界水準よりも高価格で販売できているという意味で、差別化戦略を採用していると推測される。工場の海外移転を加速させた日本企業においても、高付加価値な製品製造の国内回帰という流れは見られる傾向である。製品の付加価値を高め、それが市場から受け入れられれば、業界より高価格でも売上は伸長する。
イ:特に違和感はない。「熟練を活かした加工技術とそれによるあらゆる注文に応えられる受注生産体制」といった強みを活かすことで、単品物の受注に特化しながらも特定業種にこだわらない受注先を確保できているという意味で、差別化戦略もしくは差別化集中戦略を採用していると推測される。単品物でありながらも、強みの加工技術とあらゆる注文に応えられる受注生産体制を活かすことで、多様化する顧客ニーズに対応できる点を競争優位性としているということであろう。
ウ:特に違和感はない。顧客データベースを活すことで、顧客との強い信頼関係の構築により差別化を図っているという意味で、差別化戦略もしくは差別化集中戦略を採用していると推測される。コールセンターをもつ企業では、コールセンター自体が顧客との接点となる重要な場となり、そこから得られた情報を元に新製品開発や既存製品の改良に活かすことが戦略上重要になる点は覚えておいてほしい。2次試験の勉強をしたことがある受験生は、平成25年度事例ⅠのA社を思い出してみるとよいだろう。
エ:「創業間もない中小化粧品メーカー」「肌に潤いを与える希少な天然素材を活用した高価な基礎化粧品に絞り込んで」まではスッと読めるが、「全国的な広告宣伝と大手百貨店や量販店への出店」と来た段階で「え?マジかよ!」と違和感を持っていただきたい。ポイントは、①「創業間もない中小化粧品メーカー」であることから、経営資源制約がシビアである点、②「高価な基礎化粧品に絞り込む」ことで、①の経営資源制約を踏まえた差別化集中戦略を採用するのだろうとあなたが想定できたのであれば、「全国的な広告宣伝と大手百貨店や量販店への出店」という広告戦略・販路戦略はマズイと気づくことができるだろう。まず、全国的な高広告宣伝は、投資負担としてはかなり厳しいことになるはずであり、市場からの消費者認知度がない創業間もない中小企業がそのような広告宣伝を打ったとこで、果たして高い効果を得られるかは甚だ疑問である。また、高価な基礎化粧品に絞り込む戦略にも関わらず、量販店のチャネルを通じた販売を行うという販路戦略は、高価格維持が困難となり、ブランド価値低下の懸念もある。つまり、本選択肢の企業はマーケティングミックスの不整合が発生しているという点で非常に怪しい。他の選択肢を確認するために、いったん保留。
オ:特に違和感はない。「海外企業からの低価格な中間財の調達と自社が得意とする実装技術」という強みを活かすことで、実用本位の機能に絞り込んだ低価格製品で安定した売り上げを確保しているという意味で、コスト集中戦略を採用していると推測される。

以上より、エが正解となる。

(解答)
(エ)


「本記事が参考になった」という方「次回の記事に期待している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村



マジコン診断士


【マジなコンサルタントの中小企業診断士情報】
Twitter
執筆(note)

お詫び

今朝はお詫びの記事から。

昨日はブログ記事の更新もツイートもまったくせずに申し訳ございませんでした。

実はいきなり原因不明の38℃以上の高熱に見舞われ、ダウンしておりました。頑張って記事を更新しようと思ったものの、さすがに38℃以上の高熱では脳がまったく働かず断念。おかげで、積読を消化しようと予定していた勤労感謝の日を棒に振る羽目になってしまいました。

なお、医者に診てもらったところ、風邪でもインフルエンザでもなく、感染症とのこと。抗生物質をもらい、なんとか完治いたしました。最近急激に寒くなってきてますので、みなさまもくれぐれもお体にはお気を付けください。


つ~わけで、今日は昨日の記事のリカバリとして、昨日投稿できなかった過去問チャレンジの記事をこのあと投稿しますので、お許しくださいませ。


筆者が記事を投稿しなかったにも関わらず、昨日ブログバナーをポチっとしていただいて応援いただいた温かい読者に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

これからもマジコンブログをどうぞよろしくお願いいたします。


「本記事が参考になった」という方「次回の記事に期待している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村



マジコン診断士


【マジなコンサルタントの中小企業診断士情報】
Twitter
執筆(note)

【全読者対象】マジコンブログで実現したい理念

最近読者数も増えてきているようなので、ここらで改めて、なぜ筆者が本ブログを世に発信しているのかに関する記事を書きたいと思う。あなたが今後、本ブログを継続して読むべきか否かの判断材料にしていただけたら幸いである。


筆者がマジコンブログで実現したい理念は、先日Twitterでツイートした通りである。




以上の理念を踏まえ、筆者は以下の読者層をターゲットにしている。
本ブログのターゲット読者層
※本ブログのターゲット読者層に関する記事はコチラから。


本ブログ活用上の留意点に関しては、過去記事「【超重要!】本ブログの活用上の留意点」をお読みいただきたい。


なお、筆者は受験校や他の受験生ブログと競争するつもりは毛頭ない。筆者は筆者の考え方やスタンスを読者に向けて発信するだけであり、他者が何を発信するかどうかは筆者には一切関係がない。ゆえに、競争したい方がいるなら「どうぞ、ご勝手に」というスタンスである。このようなスタンスをもつことで、筆者は見栄を張ることもないし他者と自分比較する必要もなくなるので、より目の前の事象をフラットに見ることができると思っている。そしてこのことが、読者であるあなたにとって大きなメリットになるだろうと考えている。本件に絡む内容に関しては、過去記事「【全読者対象】週末なので本ブログの基本スタンスを改めて発信してみる」をご確認いただきたい。


筆者の願いは、

本ブログの読者が世にマジコン診断士として飛び出して大暴れし、中小企業診断士の地位向上を実現してほしい

ということだけである。これからもこの願いを実現するために、全力で記事を投稿していきたいと思う。


筆者の記事更新の大きなモチベーションの源泉は以下の「日本ブログ村バナー」のポチで成り立っている。ぜひ記事をお読みいただき、筆者を応援いただいている読者はポチっと押して頂くことでこれからも継続的に応援をお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村



マジコン診断士


【マジなコンサルタントの中小企業診断士情報】
Twitter
執筆(note)

プロフィール

マジコン

Author:マジコン
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
■Twitter→コチラ
■執筆(note)→コチラ

本ブログの意義
本ブログの意義
本ブログのターゲットとなる読者層
ターゲット
カテゴリ
関連記事
月別アーカイブ
最新コメント
最新記事
スポンサーリンク
リンク
ブログランキング(今何位?)
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
検索フォーム
マジなコンサル診断士のTwitter
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
スポンサーリンク