FC2ブログ

現役コンサルによる中小企業診断士試験対策&資格取得後のキャリア形成に関するブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役のコンサルタントが、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略、中小企業診断士資格取得後のキャリア形成に関する情報を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルティングスキルをベースに、独自の分析に基づく試験情報や経営コンサルタントとしてのキャリア形成上の要諦を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【2次試験】2次試験のお悩み相談室

今回は2018年度の2次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


今回の記事はいつもと違ったテイストで。




現在1次試験の直前期に突入しようとしているが、本年度の1次受験を回避して2次試験に専念する読者も多いことだろうと思う。



この時期はどうしても1次受験生に対する情報発信が中心になりがちなのだが、一方で2次突破を目指す受験生のことを忘れているわけでは決してない。



ここで1つ企画を実施しようと思う。



その名も


「2次試験のお悩み相談室」


である。




これまで、本ブログでは筆者なりの視点で2次試験に関する情報を一方的に発信してきた。



もちろんそれらの情報があなたのニーズにマッチしたものであることもあったであろうし、逆にそうでない場合もあったかもしれない。



以上の経緯を踏まえ、あなた自身から発信されたお悩みに対して筆者がそれに応えることで、課題解決を通じてあなたの2次試験突破の一助になろうという企画である。



いわば、ネット上におけるマジコンの2次試験に関するコンサルティングだと思っていただければよいだろう。


注意事項は以下の3点である。

・いただいたお悩みは本ブログで発信することになりますので、その点はご了解ください。
・可能な限りすべてのご相談内容をブログで取り上げようとは思いますが、内容によっては取り上げない場合もあり得ますので、その点はご了解ください。
・過去問等の個別の問題に対するご質問はご遠慮ください(例示等による引用はOKです)。


というわけで、以下の登録方法に沿ってあなたのお悩みや疑問点をどしどし送っていただきたい。


【登録方法】

以下のいずれかの方法であなたのお悩みを登録してください。

<方法①>
本ブログのコメント欄にお悩みを登録する。


ブログ本文の冒頭に「2次試験のお悩み相談室」と記入いただいた上で、お悩み内容を登録ください。ハンドルネームは、コメント欄の「名前」に記載したものを使用します。なお、本件に係るコメントは、非公開コメント欄にチェックを入れなくともすべて非公開とします(公開可否は筆者で操作できるようになっているため)ので、ご安心ください。


<方法②>
Twitterのメッセージ機能でお悩みを送る。


Twitterを利用している方は、メッセージ機能を使って「2次試験のお悩み相談室」と記入いただいた上で、筆者のアカウントへ直接送ってください。ハンドルネームはTwitterの登録名とさせていただきますが、別のハンドルネームを希望される方は、メッセージ内で希望するハンドルネームを記載してください。



正直初めての企画なので、お悩み相談が来るのか来ないのかも全くわからない状況である。ゆえに募集期間もまだ何も考えていない。



もし来なければひっそりと企画を終了するし、もし多く来たら1つずつ可能な範囲で対応させていただき、どこかで期限を切ろうと思う。



「こんなつまらない悩みを相談してよいのかしら?」などと難しく考えずに、気軽にご相談いただきたい。


マジコン診断士

「本記事が参考になった」という方、または「次回の記事に期待している」という方、または「本ブログを応援している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

follow us in feedly

【2次試験】"カイゼン"で解答時間の短縮化を図る

今回は2018年度の2次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


2次試験の各事例は80分の制限時間で実施される。


既に体感済みの方はよくおわかりだろうが、この80分という制限時間は数字だけみると長いように見えるが、実際に取り組んでみるとかなり短い。


この制限時間がもっと長ければ、多くの受験生は巷の解答例に近い精度の高い答案を構成できるはずである。


しかしこの制限時間があることにより、「読む」「考える」「書く」という3つのプロセスに関してかなりの速度で処理することを要求され、結果として作業の精度が低下して受験生間の差がつく。


これが2次筆記試験の特性の1つである。



2次試験において高速かつ高い精度で仕事をこなすための訓練としては、継続的な”カイゼン”を通じて少しずつ解答時間の短縮化をしていくことがポイントである


そのために必要なステップは以下の3つである。

【ステップ①】
各作業の標準時間を定めた上で、基本タイムテーブルを決める


【ステップ②】
過去問演習、答練、模試等を通じて、実績時間の計測を行う


【ステップ③】
基本タイムテーブルと実績時間の差異を把握する



【ステップ④】
差異を解消するための改善策を検討する




以下、解説する。


【ステップ①】
各作業の標準時間を定めた上で、基本タイムテーブルを決める


「読む」「考える」「書く」という3つのそれぞれのプロセスの作業速度はかなり個人差がある。従って、「合格者がこうだから自分もそれをそのまま取り入れるのがベスト」といった形でタイムテーブルを定義することはオススメできない。
但し、何もないところからタイムテーブルを定めることはなかなか難しい。そして合格者のタイムテーブルを見ると、「それぞれのプロセスに対してだいたいこれくらいの時間で処理しておきたいよね」という目安となる時間があることに気づくはずである。従って、まずは合格者のタイムテーブルを大まかな目安としながら、過去問等を時間計測して解いてみる。その上で、他者のタイムテーブルと自己のそれとを比較して差異を認識し、その差異に基づいて自身の仮のタイムテーブルを定めるといった方法がよいだろう。

参考までに筆者の受験生時代のタイムテーブルを以下に記載する。

<事例Ⅰ~事例Ⅲ>
0分~10分:設問解釈
10分~20分:与件文読解
20分~40分:設問と与件文の対応付け&答案骨子構築
40分~80分:答案作成

<事例Ⅳ>
0分~10分:設問解釈&問題の難易度判定
10分~25分:経営分析を解く
25分~70分:経営分析以外の問題を解く
70分~80分:検算



【ステップ②】
過去問演習、答練、模試等を通じて、実績時間の計測を行う


まず、過去問演習、答練、模試に挑む際は、自身のタイムテーブルを紙に印刷して手元に置いておき、そのタイムテーブル通りに進めることを強く意識した上で解答を開始する。
解答開始後は、タイムテーブルの作業項目ごとに何分の時間を消費したかをきちんと記録しておく。1分単位での作業ステップレベルを見ていくべきなので、ストップウォッチを使用して計測してほしい。



【ステップ③】
基本タイムテーブルと実績時間の差異を把握する


80分の試験完了後に、予め用意したタイムテーブルと記録した時間の差異を把握する。最初は、全くタイムテーブル通りにいかなかい、もしくはタイムテーブル通りに実施したが精度が大幅に低下したといった現象が生じるはずである。しかし落ち込む必要はない。この現象そのものが新たに明らかになったあなたの問題点であり、そこから課題設定することで、あなたは今よりも一歩も二歩も前進できるのである。



【ステップ④】
差異の発生原因とその差異を解消するための改善策を検討する


ステップ③で発生した予定時間と実績の差異から、なぜその差異が発生したのかの要因分析を行う。これは詳細レベルで要因を検討し、真因を特定することが重要である。

例としては、以下のような感じである。

(例)
読む時間がタイムテーブルを大幅に超過した。その要因を解答プロセスを思い起こしながら振り返ってみると、最初に設問解釈をしたにも関わらず、与件文を読みに行った時には設問要求が頭からすっぽり抜けてしまっていた。そのため、リンクワードに基づく設問との対応付けを見逃したり、設問にもう一度戻って読み直したりしている等の無駄なプロセスが発生していることが要因とわかった。

以上のレベルまで要因を深堀できれば、改善策を検討できるだろう。例としては、以下のような感じである。

(例)
設問解釈の際に、解釈に加えリンクワードと題意を今まで以上にしっかりと記憶した上で、与件文の読解に入る。設問を今まで以上にしっかり読むために、設問解釈の時間を〇分追加する。

以上の改善策が決まれば、現状のタイムテーブルをそれを織り込んだ新タイムテーブルに修正し、次回の過去問演習、答練、模試は新タイムテーブルに基づいて解く。つまり、本プロセスから【ステップ②】過去問演習、答練、模試等を通じて、実績時間の計測を行うに飛び、引き続きステップ②~④のPDCAサイクルに持ち込む。



以上のプロセスは、2次本試験までず~っと続くはずである。


ちなみに筆者は、模試の受験結果を踏まえ、2次本試験1ヵ月に劇的にタイムテーブルを変えた。この変更は筆者が2次試験を突破する上でも大きなターニングポイントの1つであったと思っている。



2次筆記試験に近道などない。筆者も現試験制度が始まった平成13年度から最新の年度まですべての2次試験問題を解いているが、表面上の変化はあるものの、本質的に問われている能力やスキルに大きな変化はないし、当然のことながらそれに対する対策が劇的に変わるはずもないと考えている(表面上変化した点は筆者も注意深く見ており、本ブログでも取り上げてたり有料コンテンツを更新をしたりしている)。それが大きく変化しているとやたら誇張して伝える人間がいるのは、そうすることこそがその人間の注目を集めたり商売のタネになり、結果としてその人間のためになるからであり、それは決してあなたのためではない。このことは、世で炎上商法により注目を集めているインフルエンサーを見れば、十分お分かりいただけるだろう。

もちろん変化しているものも世の中には多くあるが、一方で変化しないものも多くある。無論、変化するものに対してはきちんと適応していく必要があるが、変化しないものの中にこそ本質的かつ重要なことが多いのもまた世の常である。あなたはその点をきちんと認識した上で、適切な判断をできるような嗅覚を身につけるべきであろう。特定の人間のエゴにあなたは惑わされてはいけないし、あなたの大事な時間・人生を託すべきではない。


中小企業診断士試験は、PDCAサイクルと地道な継続的改善があなたを合格へと導く。


あなたの2次試験の学習のお役に少しでも立てたら幸いである。


マジコン診断士

「本記事が参考になった」という方、または「次回の記事に期待している」という方、または「本ブログを応援している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

follow us in feedly

【2次試験】「”課題”と”対応策”問題」で意識したいこと(後編)

今回は2018年度の2次試験突破を目指す受験生に向けた連載記事である。


連載の前回記事「【2次試験】「”課題”と”対応策”問題」で意識したいこと(前編)」では、「”課題”と”対応策”問題」の課題設定に関して説明した。



今回は「”課題”と”対応策”問題」の対応策に関して説明する。



対応策に関しては、課題の設定とは異なった頭の動かし方が必要となる。



そもそも課題は何かといえば、「「問題点を解決するための達成目標」」であった。


以上からわかることは、問題点の解決を図ることができれば、その時点で課題の解決がなされた状態になるということになる。



ということはなんてことはない。


問題点の解決策そのものが対応策とほぼ同義


ということになる。



当然のことながら、課題を設定する前に、あなたは与件文から問題点となる要素をすでに見つけているはずである。



ゆえにあなたが対応策を考える上では、


それらの問題点に対する対応策を検討すればよい


ということになる。



問題はここからなのだが、問題点の解決策を検討する上で、大別して以下の2通りのパターンの出題があると考えている。


【パターン①】
与件文に書かれている要素のみから容易に解決策を想起できる問題点


【パターン②】
与件文に書かれている要素だけでは解決策を想起することが難しい問題点



パターン①に関しては、前回の記事でも例に挙げた「標準化やマニュアル化は進められていない」が該当する。これは「〇〇できていない」となっているのだから、解決策は「〇〇できるような状態とする」といった形で意味を裏返せばよい。本例で言えば、「標準化、マニュアル化を行う」が解決策となる。


パターン②に関しては、差がつくところである。本パターンに関しては、与件文の要素だけで解決策を提示することができない以上、あなたは外から何かしらの道具を持ってきて解決策を提示する以外に術はない。

その道具こそが「1次知識」である。

与件文に書かれている要素を丁寧に読み込んだ上で、その問題点に対して最適な解決策を1次知識を活用して提示する必要がある。なお、問題点が複数存在する場合は、1つ1つの問題に対して丁寧に対応策を提示すること。なぜならば、過去の出題傾向と再現答案&得点開示結果を見る限り、「なんとなくこれが解決策だろ。エイヤ!」みたいなざっくりした解決策を書いた答案に対しては、試験委員はあまり高得点を与えていないように思えるからである。

なお、パターン②の問題に関しては、要素の解釈の仕方によって提示する解決策がバラけてしまう。その意味で言えば、受験生の答案はおろか、受験校等の専門機関の解答例も大きくばらけるため、試験委員が正解と考えている解決策をビンゴで当てることが難しい局面も多いだろう。実際には、自身が勉強してきた知識を総動員して、最適な解決策を提示するといった対応をする以外方法はないだろう。そのような最適な解決策を提示するためには正確な1次知識が求められるので、1次試験の勉強はしっかりと進めてほしい。




「”課題”と”対応策”問題」で意識したいこと」の総まとめである。


①「課題」を答案用紙に書くためには、あなた自身が「課題の設定」を行う必要がある

  ↓そのためには

②「現状と理想との差」=問題点となる要素を与件文から見つけ出す必要がある
※問題点は1つの場合もあるし、複数の場合もある。

  ↓その上で

③問題点を解決するための達成目標を定め、課題として設定する

  ↓
④②で抽出した問題点それぞれに対して1つ1つ丁寧に解決策を検討し、それを対応策とする。
※解決策は、①与件文に書かれている要素のみから容易に解決策を想起できる問題点と、②与件文に書かれている要素だけでは解決策を想起することが難しい問題点とがある。前者は難しく考えずにシンプルに解決策を提示、後者は与件文の要素を丁寧に読み込んだ上で、1次知識を活用してしっかりとした解決策を提示する。



最後に。


試験委員(採点官)の立場に立ってみると、今回の連載で題材とした「”課題”と”対応策”問題」は、受験生の知識、思考力、文章力を総合的に見るには非常に勝手のよい出題パターンである。


なぜならば、以下の3つの視点で答案を見れば、その受験生の能力を多面的な視点から判定できるからである。

①課題に設定したワードを見る
②課題と解決策の整合性を見る
③解決策の中身を見る


受験生は一般的に③の中身ばかりを気にして「これが正しいだろう」「いや、こっちが正しいだろう」という議論に終始する傾向にあるのだが、私が試験委員(採点官)なら①と②も当然見る。たとえ③に正しいことが書かれていたとしても、①と②ができていなければ、高得点を与えることはないだろう。


ここに2次試験の重要なカラクリがある。


③だけできていて①や②ができていない受験生は、知識はあるものの、思考力や文章力、論理力が不足しているということが一発で採点者側からわかるのである。



今回はこの辺にしておこう。


本連載を通じて、筆者は2次試験に関してとても重要な要素を伝えたつもりである。


あなたの2次試験の学習のお役に少しでも立てたら幸いである。


マジコン診断士

「本記事が参考になった」という方、または「次回の記事に期待している」という方、または「本ブログを応援している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

follow us in feedly

【2次試験】「”課題”と”対応策”問題」で意識したいこと(前編)

今回は2018年度の2次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。



以下は平成29年度2次試験事例Ⅲの第1問、第2問の設問文である。



第1問(配点30点)
CNC木工加工機の生産販売を進めるために検討すべき生産管理上の課題とその対応策を140 字以内で述べよ。


第2問(配点20点)
C社社長は、現在の生産業務を整備して生産能力を向上させ、それによって生じる余力をCNC木工加工機の生産に充てたいと考えている。それを実現するための課題とその対応策について120 字以内で述べよ。


2次試験の学習を進めている受験生にとっては、課題と対応策を問うてくる「”課題”と”対応策”問題」に1度は出くわしたことがあるだろう。



この出題の仕方はシンプルなようで意外と厄介なので、筆者なりに考えるポイントを2回の連載でお伝えしておこうと思う。




そもそも「課題」とは何かと言えば、「問題点を解決するための達成目標」のことで、ポジティブに表現される(例えば〇〇体制の強化)ものである。



さて、実はこの「課題」の設定は、2次試験においてあなたの力を試す重要なポイントとなる。



というのも、


設問で問われる課題は、与件文に「〇〇が課題である」と直接記載のあることを問うことは(基本的には)ないため


である。




もちろん、与件文に「〇〇が課題である」と直接記載されていることは過去問を見てもあるにはある。


しかし、与件文に記載されている課題そのものを設問で問うて、それをわざわざ答案用紙に書き写させるような出題は基本的にないと考えるべきである。
※「基本的に」とわざわざ筆者が書いているのは、「試験に絶対はない」からである。


なぜならば、それでは単なる国語の試験になってしまうからである。



実際、本記事の冒頭で示した事例Ⅲの2つの設問における課題も、与件文に記載されている課題をコピペするような類の問題ではなかった。




では、この「課題」に書く内容が与件文にストレートに書かれていないという前提に立った場合、あなたはどのような頭の動かし方をすればよいのだろうか?



当然のことながら、あなたが答案用紙に課題を書くためには、「課題の設定」を行う必要がある。



では「課題の設定」をどのように行えばよいかと言えば、それ以前にあなたは問題点を把握する必要がある。



なぜならば、先ほども説明した通り、課題は「問題点を解決するための達成目標」なので、解決すべき問題点が把握できていなければ、課題を設定することはできないためである。



では問題点は何かといえば、「現状(=実際の状態)と理想(=求める状態)との差(=GAP)」である。


以上の要素を踏まえると、あなたは与件文から「現状」と「理想」を把握しない限り、問題点の設定はできないということになる。
※事例Ⅲの過去問の出題傾向では、「〇〇は現状できていない」等と与件文の中でストレートに問題点が記載されている場合が多いので、そこは素直に問題点として受け取ってしまってよい場合が非常に多い。但し、この場合もなぜそれが問題点と認識できるかと言えば、その裏に「理想」があるからであることを忘れてはいけない。例えば、与件文に「標準化やマニュアル化は進められていない」と記載されていたら、「標準化やマニュアル化が図られている」という理想の状態を想起できているからこそ、そこを起点に現状とのGAPを認識した上で問題点を把握できているのである。



ダラダラと書いてきたが、以上の内容をまとめると以下のようになる。



「課題」を答案用紙に書くためには、あなた自身が「課題の設定」を行う必要がある

  ↓そのためには

「現状と理想との差」=問題点となる要素を与件文から見つけ出す必要がある
※問題点は1つの場合もあるし、複数の場合もある。

  ↓その上で

問題点を解決するための達成目標を定め、課題として設定する



以上のような頭の動かし方を経て、課題を設定することになる。


なお、課題の設定の際に、問題点となる要素が1つの場合は比較的シンプルに課題設定が可能な場合もある(例えば、問題点が「利益率の低下」だとしたら、課題はそれを裏返した「利益率の向上」となる)のだが、問題点となる要素が複数存在する場合は、答案用紙に書く課題を慎重に検討する必要がある。


例えば、問題点①、問題点②、問題点③という3つの問題点が与件文から把握できたとしよう。


その場合、


問題点①~③のすべてを解決するための達成目標となるワードをチョイスし、それを課題として答案用紙に書く必要がある


のである。


より分かりやすく言えば、


問題点①だけを解決する課題や問題点①と③だけを解決するような課題の設定(=ワードのチョイス)をしてしまうと、それは間違いなく減点対象となるということである(前者は問題点②、③を、後者は問題点②をないがしろにした課題設定をしているため)。


ここは密かにかなり差がつくポイントだと筆者は考えているので、ぜひしっかり意識してみてほしい。


試験委員は答案用紙の「課題」に記載されているあなたのワードのチョイスによって、与える点数を変えているはずである。


つづく


マジコン診断士

「本記事が参考になった」という方、または「次回の記事に期待している」という方、または「本ブログを応援している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

follow us in feedly

【2次試験】マジコン流答案作成プロセスの復習(Final)

今回は2018年度の2次試験突破を目指す受験生に向けた記事である。


筆者は答案作成を以下の4ステップで実施することをオススメしている。

【1】設問を解釈する
【2】与件文を読む
【3】答案骨子を作成する
【4】答案を作成する


今回の記事で本連載もラストである。


本記事では「【4】答案を作成する」について説明する。


ポイントは以下の3点である。


①題意を絶対に外さないこと。

設問の要求解釈時に、あなたは題意を捉えて答案の型を作っているはずである。例えば、「~の要因は何か?」と問われたのならば、答案の型は「要因は~である。」となる。この型を崩しさえしなければ、あなたが題意を外すリスクは減らせるはずである。まずはここをしっかり押さえていれば、あとは答案の骨子を「~」部分に当てはめるだけである。
もしあなたがここでエラーを起こすとすれば、「要因は~である」と書き始めたにもかかわらず、「~」の部分が要因の要素になっていないということである。つまり、題意で答案用紙を書き始めたにもかかわらず、その中身に対して題意の解答と全く異なる要素を書いてしまうといことである。
このようなことが起こる原因として考えられるのは、与件文を読んだり答案骨子を検討している過程で色々思考していたら、いつの間にか題意と異なる答案骨子を構築してそのまま答案用紙にそれを書いてしまったということであろう。
タイムマネジメントがシビアな本試験では、普段ではやらないようなことをやってしまうこともある。ぜひ気を付けてほしい。


②答案骨子の論点が「1つ」か「複数」かによって、書き方が変わることを認識する。

例えば、「~の要因は何か?」と問われた場合、答案骨子の論点が1つであれば、「要因は~である。」と言った形で~に単発の論点を書けばよいだけである。この場合、「~」の部分は長い文章になるはずなので、主語と述語が離れすぎたり、読点「、」で文章をつなげすぎてしてわかりにくい文章になる、因果関係がおかしくなる等のリスクが高まる。作成した答案をよく読み直して、「第三者が読みやすい文章になっているか」を十分確認してほしい。
逆に、答案骨子の論点が複数存在すれば、「要因は、①~、②~、③~である。」のようにシンプルに列挙してあげればよい。


③答案骨子をベースにすると大幅に文字数が足りない場合は、答案骨子を再検証する。

答案骨子で答案を構成しようとしたときに指定文字数より大幅に少なくなりそうな場合、あなたの答案には大事な「何か」が欠けている可能性が高い。欠けている要素として考えられるのは以下の2点である。
 (1)論点の数が不足している
 (2)論理の3点セットの要素が不足している
(1)については、設問や与件文の該当箇所のリンクワードを元に、もう一度与件文をサーフィンしてみよう。
(2)については、自身の文章が論理的な内容となっていない可能性が高い。論理の3点セットである「事実」「根拠」「結論」を再度点検してみるとよいだろう。


以上で「【4】答案を作成する」に関する説明は終わりである。


4回に渡って本連載をしてきたが、いかがだっただろうか?


2次試験突破を目指すあなたのお役に少しでも立てていれば幸いである。


マジコン診断士

「本記事が参考になった」という方、または「次回の記事に期待している」という方、または「本ブログを応援している」という方は、お手数だが以下をポチっとお願いしたい。
         ↓
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

follow us in feedly

プロフィール

マジコン

Author:マジコン
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
■Twitter→コチラ
■執筆(note)→コチラ

本ブログの意義
本ブログの意義
本ブログのターゲットとなる読者層
ターゲット
カテゴリ
関連記事
月別アーカイブ
最新コメント
最新記事
リンク
ブログランキング(今何位?)
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
検索フォーム
マジなコンサル診断士のTwitter
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR