マジなコンサルタントによる中小企業診断士試験対策ブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役の”マジなコンサルタント”が、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルスキルをベースに、独自の分析に基づく極めて有用な情報、世に出ていないテクニック論的な情報を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【動画】こだわり志向のハンドメイド家具店(補足)

先日の記事「【動画】こだわり志向のハンドメイド家具店」でご紹介した動画はご覧いただいただろうか?


今回の記事では、この動画に関して、少しだけ補足したい。



この動画における志願者に対してはなんと3名の社長が名乗りを上げ、志願者自身がいずれの社長からの出資を受けるかを選択できる立場になった。



3名の社長のパーソナリティに目を向けると、以下の違いがある。


【堀之内社長】

志願者の1億円の借金を返すためには、チマチマ経営してしてもダメである。夢を追うのは借金返済後でもよい。とにかく利益を出さねばならない。志願者が作っているような家具はどこにでもあるのだから、利益を出すためには原価を削減せねばならない。以上より、「カネは出すけど口も出す」という方針を前提に、マネジメントは堀之内社長が行い、家具の製造は志願者が行うスキームとしたい。




【貞廣社長】

形を持ったものは、人間から作られる。志願者の作った家具にも志願者がにじみ出ており、それこそがあなたのビジネスの心臓部分である。その製品であれば多くの人に広められる希望を持っているので出資したい。カフェを経営している経験からアドバイスはするが、経営に口出しはしない。




【岩井社長】

志願者には志願者の生き方があるのだから、「カネを出すけど口も出す」という出資方法は志願者を不幸にするかもしれない。志願者を束縛したくないので、そのような不幸につながるような道を志願者が選ぶのなら、私がお金を貸す。家具にも経営にも口出しはしない。




岩井社長は単純にお金を貸すだけでアドバイスも一切しない立場ということで他の2名と若干スタンスが異なるため、一旦除外して考えてみる。

すると構図としては、「堀之内社長 vs 貞廣社長」になる。




この動画を通じて、志願者はどの社長から出資を受けるべきだったかに関する筆者の自論を述べるつもりなど毛頭ない。




ここであなたにお伝えしたいことは、あなたが経営コンサルタントの立場になってこの志願者と向き合うことを想定してみた場合、


「堀之内社長バージョンのコンサル」と「貞廣社長バージョンのコンサル」の2通りのスタンスが存在する


ということである。


もちろん経営コンサルタントはクライアントに対して助言をすることが仕事なので、経営に対して口を出すことにはなる。ここであなたに着目していただきたい点は、経営に口を出すか出さないかではなく、経営に対するアプローチそのものの方である。


世の中には様々なスタンスのコンサルタントがいるが、本動画で紹介した2人の社長は、そのスタンスの違いを説明するための一例として非常にわかりやすいものであると感じた。


このような意図から、本動画を紹介させていただいた。



これはどのスタンスが正解・どのスタンスが不正解といった単純な話ではないと筆者は考えている。



ぜひご自身で考えを巡らせ、ご自身なりの解を導き出してみてほしい。


マジコン診断士

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【動画】こだわり志向のハンドメイド家具店

今回は診断士試験やコンサル話から少し離れた記事を。


あなたはかつて、「マネーの虎」という番組があったことをご存じだろうか?


どんな番組かと言えば、起業家が事業計画を投資家である社長(5名ほど)に対してプレゼンし、出資を引き出すという内容である。


今回はマネーの虎の1つの事例を取り上げて、あなたに紹介したい。



本事例の志願者は、こだわり志向のハンドメイド家具店の開店資金が欲しい人間である。


まずは以下の動画をご覧いただきたい。






動画は観終わっただろうか?


筆者が着目してほしいポイントは、以下の3点である。


【ポイント(1):家具店の差別化要因】

まず中小企業診断士を志す(または中小企業診断士である)あなたは、この志願者が開店を志している家具店の差別化要因は何と感じただろうか?
※いかにも2次試験の事例Ⅱで出てきそうなお店なので…。



【ポイント(2):志願者のパーソナリティ】

この志願者には投資が殺到し、社長同士がドンパチやるほどの状況になったが、なぜこの志願者がここまで多くの社長の共感を呼び、投資を集めることができたのだろうか?



【ポイント(3):出資先選択後の志願者の運命予想】

最終的にこの志願者に対しては3名の社長が名乗りを上げ、志願者自身がいずれの社長からの出資を受けるかを選択できる立場になった。

しかし、この3名の社長はそれぞれ経営の考え方や価値観が全く異なる。


最終的にこの志願者は1名の社長を選択することになったが、

①なぜ志願者はその社長を選んだのか?
②もし他の2名の社長を選んでいたとしたら、この志願者はどのような運命をたどることになるだろうか?



以上の3点のポイントを考えるだけでも、きっと新しい気づきがあることだろう。


マジコン診断士

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【読書をしましょう】正に問題解決のバイブル

今回の記事は「読書をしましょう」である。


前回の「読書をしましょう」(コチラ)では、問題解決に関する読者の入り口の敷居を下げるために、敢えて”アマチュアの問題解決”を学べる書籍をご紹介した。


今回ご紹介する書籍も問題解決の考え方の基本を学べる書籍ではあるが、コンサルティングファーム入社前、または入社直後のコンサルタントの多くが読む書籍である。その意味で言えば、コンサルタントの問題解決に関する書籍としては、本書からがいよいよ本番ということになる。
※筆者も最近でこそこの本を開くことはさすがになくなったが、若かりし頃はこの本を何度も何度も読み返したものである。部下にも必ず読むことを薦めている書籍なので、新版が出た際には筆者も買い直した。


今回あなたにご紹介する書籍は以下である。



「問題解決の基本といったらこの書籍」というくらい相当有名な書籍なので、すでにお読みになったたことのある読者もかなり多いことだろうと思う。


筆者はかつて、若手コンサル向け問題解決研修の講師を勤めていたことがあるのだが、その教材作成の際には本書もかなり参考にさせていただいた。それほど問題解決に関して体系的に書かれた書籍である。



著者はマッキンゼーのコンサルタントだが、中身は非常に分かりやすく書かれており、戦略コンサルタントがどのようなアプローチで問題解決をしていくかの基本的な考え方を体系的に学ぶことができる。



本書は以下の4つの章から構成されている。

第1章:思考編
ゼロベース思考、仮説思考

第2章:技術編
MECE、ロジックツリー

第3章:プロセス編
課題設定、解決策の仮説、解決策の検証・評価
※第1章、第2章の内容を駆使した問題解決のプロセス

第4章:実戦編
大手家庭用品メーカーP社の事例に基づく問題解決の実戦




本ブログを継続的にお読みいただいている読者であれば、


「なんか折に触れてマジコンがブログに書いているようなワードが多いなぁ」


と思うかもしれない。



まあ、それだけ問題解決の基本がしっかり書かれている書籍ということである。



ハッキリ言って、本書に書かれている内容をしっかり理解すれば、問題解決の基本的な考え方に関してそれ以上座学として学ぶことはほとんどないと思う。


ただし、全体的に非常にわかりやすく説明されているため、なんとなくわかった気になってしまう点は要注意である。


いつも筆者が言っている通り、「わかったこと」と「実践できること」はまったく別物である。


ゆえに、これからご自身が所属している組織で問題解決をしようとしている読者、実務補修や診断士としての活動で問題解決をしようとしている読者は、この本に書かれていることを自身できちんと実践できるようになるまで、何度も何度も読み返してほしいと思っている。



この書籍に書かれている内容をただ知っているだけでは何の価値を生み出すこともできない。


問題解決に当たる際にはぜひ本書をバイブルのように活用し、実践できているかどうかを適宜しっかりと確認していってほしい。


マジコン診断士

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【読書をしましょう】問題解決の基本を理解をしましょう

今回の記事は久しぶりの「読書をしましょう」である。


今回は問題解決の基本を理解するための書籍をあなたにご紹介する。



今回あなたにご紹介する書籍は以下である。





著者はマッキンゼー時代に人材育成責任者を務め、現在はビジネス・ブレークスルー大学/大学院で問題解決を教えている。


しかしマッキンゼー出身の著者であるが、この本は敢えてプロのコンサルタントとしての問題解決ではなく、アマチュアの問題解決を本書を通じて伝えている。その理由は、自己の所属する組織や事業に関してはみなすでにプロだからだという。つまり、自己の所属する組織や事業についてよく知っているのだから、問題のあたりづけができれば問題解決は十分可能であり、その能力こそが企業の現場で求められているからだということである。



本書では、架空のパン屋”ベーカリーKENTA”を題材に、売上減少という問題を解決していくようなストーリーとなっている。なお、”ベーカリーKENTA”は従業員5名以下の小規模事業者であり、中小企業診断士の題材としてはピッタリである。


具体的には、以下のステップで問題解決をしていく。

①現状分析
②市場分析
③バリューチェーン分析
④インフラ分析
⑤解決の方向性


上記分析の過程では、ファクトベース思考、原因分析、図解(概念図)、フレームワーク等の手法が平易な言葉で散りばめられている。また、データ分析方法やクライアント企業へのインタビューのポイント等も書かれており、内容は非常にわかりやすい一方で実戦的な内容となっている。



対象となる読者は、以下の通りである。

①自分の所属している組織で問題解決をするために、問題解決の基本を一通り学びたい人
②中小企業診断士試験に合格し実務補修を控えているので、その前に問題解決の基本を一通り学びたい人



①の読者に関しては、本書で学んだことを活かして、ご自身の所属組織での問題解決に活かしていただきたい。

本ブログの読者の多くがコンサルティング会社以外の業種に組織に現在所属していると思うが、もしあなたが現状の立場のままでコンサルタントとしての問題解決力を養うためには、今の組織でそれを実践する以外方法がない。そのために今のあなたにできることは、コンサルタントとしての考えた方や問題解決手法を意識して活用し、ご自身の所属組織で問題を解決して成果を上げることである。

この経験は、あなたが将来コンサルタントを生業とする上で決定的に重要である。現在中小企業診断士試験の合格に向けて勉強している方も多いと思うが、試験の勉強と仕事での問題解決は並立するものである。もしここにトライしてみようと思う方は、本書を出発点に始めてみるのもよいだろう。
※過去記事「【実戦編】できるところからコンサルスキル ~読書は浪費?」も参照いただきたい。



②の読者に関しては、過去記事「【読書をしましょう】企業診断の基本理解を再確認しましょう(本年度の2次筆記試験受験者必読)」でご紹介した「コンサルタントのフレームワーク」の続編とご理解いただければよいだろう。

ご紹介した「コンサルタントのフレームワーク」は、中小企業診断士試験で学んだ内容を実務補修に橋渡しするための復習のための書籍である。その意味で言えば、診断士試験の勉強で学んだ知識のブラッシュアップが主目的であった。

今回ご紹介する書籍は問題解決の基本を事例企業に基づいて俯瞰していくという意味で、「コンサルタントのフレームワーク」よりももう一段だけ実戦寄りになっている書籍と思っていただければよい。

本書籍を一読することで、基本的ではあるが一通りの問題解決ステップを俯瞰することができる。実務補修をしっかりこなしたいという読者は、本書で書かれているレベルのことをきちんと理解し実践できてれば、一定のレベルのアウトプットが出せるような内容となっている。逆に言えば、「実務補修と言えども、この書籍に書かれている考え方、アプローチは最低限クリアしている診断報告書を出してほしい」と筆者がバロメーターとしてご提示している書籍だと思っていただけるとよいかもしれない。


本書は、問題解決の基本中の基本を学ぶ入門書として、コンサルタント未経験の若手社員が筆者の部門に入った際に必ず読ませている本である。もしあなたのお役に立てそうであれば、ぜひ読んでみてほしい。


マジコン診断士

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【キャリア】マジコンが年末年始に毎年必ず読むもの

筆者は毎年、年末年始に必ず読むものが1つだけある。


それは


ビジネス週刊誌の年末年始新年予測特集号を読むこと


である。


この時期になると書店でよく見かける以下のような雑誌である。





筆者は今年も上記3冊をすべて購入し、昨日半日かけて読破した。もちろん、自分で必要だと思うページには付箋をつけたり、必要に応じてノートにまとめたりしている。


これらの雑誌に共通して書かれている内容は、大別して

①経済
②政治
③産業

の3つである。これらの内容に関して、2018年の予測が書かれているということになる。



筆者が毎年上記のような雑誌をこの時期に読むのには、理由が2つある。


【理由①】
投資家の立場として参考情報をインプットするため

【理由②】
経営コンサルタントの立場として参考情報をインプットするため


理由①は本ブログの本論ではないので、理由②に関して補足すると、


ビジネス週刊誌の年末年始新年予測特集号を参考情報としてインプットしておくことで、クライアント企業の外部環境分析(特にPEST分析)を効率的に行うことができる


点は、経営コンサルを生業とするものとしてはこれらを読む大きな理由として知っておくとよいだろう。


まあ、エコノミストと称する方々の予想は本当に参考程度にしておいた方がよいと思う(筆者はこの手の方々の言うことをあまり信用しない人間である)が、少なくともこれらの雑誌を通じてインプットを高めておくことで、思考する上でのとっかかりとすることができる。筆者のクライアント企業には為替の損益に与える影響が大きい企業もいるので、(為替の動向を予測することはさすがに筆者にもできないが)クライアントが何かしらの判断ができるような材料を即座に提供できるよう最低限の情報だけはインプットするようにしている。


特に専門家によって予測が異なる場合もあるので、自分自身で思考して自分なりの仮説を持っておくとよいだろう。


2018年は経済面では比較的ポジティブな材料もある反面、多極化する地政学リスクと言ったネガティブ要素が多い年である。それに加え、社会・経済の分散化(シェアリングエコノミーや仮想通貨等)が急速に進展しているため、将来予測が本当に難しい時代になってきている反面、それらのチャンスを活かすことができた個人は大きな成功を手にすることができる時代であるとも言える。


今後経営コンサルタントを生業としていくことを目指している読者は、年末年始の情報をインプットする方法の1つの参考にしてほしい。


マジコン診断士

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プロフィール

マジなコンサル診断士

Author:マジなコンサル診断士
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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